みなさま、こんにちは!今回の『ファレホペイントコンテスト7』のお客様作品紹介、第39回は用品用材コーナーが担当いたします!
さてさて、用品が担当するお客様作品紹介はラストとなります。これまでお付き合いいただきありがとうございました。
しかし、お客様作品紹介は、まだ続きます。
是非、最後までお付き合いください。
ではでは、早速行ってみましょうッ!
お客様作品紹介第39回スターーートっ!
【星の箱庭】
作品名 :星間雲河を超えて
ファレホ使用率:80%
コメント:船体、箱の表面にファレホを使用しています。雲の中に潜る艦が浮上する場面をイメージしました。日の丸位置のシール、木製甲板の色分け等実際の艦をイメージした配色に拘りました。
フジミのちび丸艦隊シリーズ 「伊400型潜水艦」をなんともファンタジー感溢れるジオラマとオリジナルカラーリングで仕上げた作品でのエントリー。
タイトル通り、星の海をイメージしたブルーやパープルをメインに置いたベースの配色と、雲海の表現が実に幻想的。
艦と並走する様に飛行している晴嵐もいい味を出しています。
艦首側から見ていきましょう。
完全体をライトブルーで鮮やかに塗り上げ、艦艇の本来、小豆色の部分をこれまた、落ち着きのあるブルーバイオレット系で塗装し、本来の力強い配色から、楽し気かつ軽やかなイメージになっています。
船体全体に配置された、ジュエルやパールのディテールアップが実にメルヘン。
こちらもカラーリングはバッチリ!金属の船体と甲板の色分けがしっかりしていてシルエットが掴みやすいのも好印象。
甲板の発着時の目印である、ラインを蛍光イエローで描いているのも良いアクセント。
艦首側にもあった、ジュエルディテールアップを艦尾までしっかりしてるもの◎。
さて最後は、ベースとなっているケース側を見ていきましょう。
ちび丸艦船がある側は、星の雲海をイメージしていましたが、その上にあるフタをキャンパスにした、星々を見ていきましょう。
コメントにある様に、箱の表面にファレホを使用しているとの事で、箱全体を星海のカラーに塗り上げるという根気強さもさることながら、フタの中央にちりばめられた、ビーズやジュエルのしたを、バイオレット系で淡く塗装する事で、天の川を表現している所に、モエモエ様の発想力と表現力の高さが感じられました。
ファレホをを作品全体に使い、既存の印象の枠を超える楽しく素晴らしい作品でした。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
めちゃかわ!思わずそう叫びたくなる作品がやってきました!ちび丸シリーズならではのデフォルメされた伊400型潜水艦をベースにしながら、独自の世界観で見事にアレンジされた素敵な作品です。
まず注目したいのは配色センスです。全体を青を基調としたカラーリングでまとめながら、甲板上は淡いブルー、喫水線から下は柔らかなパープルで塗り分けられています。実艦の配色バランスを意識しながらも、ゆめかわいい天使界隈を思わせる幻想的な色彩へ昇華しているのがお見事ですね。
船体のブルーは単調な水色ではなく、わずかな濃淡が加えられているため小さな艦にも立体感があります。また木製甲板部分もしっかり塗り分けられており、可愛らしさの中に艦船模型としての説得力も残されています。特に日の丸位置や甲板色へのこだわりからも、元の伊400型へのリスペクトが感じられますね。
さらに見逃せないのが搭載機の晴嵐です!もともと伊400型に格納される晴嵐は非常に小さなパーツですが、本作品ではしっかりと塗り分けられています。紫を基調としたカラーリングも本体との統一感があり、抜群のブラシコントロールが光っています。小さな機体にも妥協がないところが本当に素敵です。
そして何より最大の魅力は、この作品世界そのもの。ケースをそのままジオラマ空間として活用し、綿による雲海表現を大胆に取り入れることで、潜水艦が雲を突き抜けて現れる幻想的な情景を生み出しています。また箱の内側や蓋にはブルーやパープルのグラデーションが施され、星やビジューが散りばめられています。まるで夜空と宇宙、そして雲海が一体となったような空間演出ですね。さらに箱そのものを舞台装置として利用している点も秀逸です。外装から内装までしっかり作り込まれており、蓋を開いた瞬間に一つの物語世界が広がります。
可愛さ、艦船愛、そして独創的な発想が見事に融合した、とても魅力的な作品でした!
【深淵に佇む、赤き衣の悪魔】
海外のハイエンドミニチュアメーカー・キメラモデル社のビッグサイズフィギュア「貪食の悪魔」を使用し、驚きの「オール筆塗り」で仕上げられた素晴らしい作品のご紹介です!
製作者様のコメントにある「悪魔らしい雰囲気が出てればいいなと」という控えめな言葉とは裏腹に、そこにあるのはファレホの特性を極限まで引き出した、息をのむほどダークで幻想的な世界感!
一際強い存在感を放っていた本作の魅力を紹介します。
作品名 :貪食の悪魔
ファレホ使用率:90%
コメント:オール筆塗り、サフ以外ファレホです。とても良いキットでした。悪魔らしい雰囲気が出せてればいいなと。
まずは、こちらをご覧ください。
一目見た瞬間に悪魔の分厚い筋肉のリアリティと、その体を包む不気味で妖艶なカラーリングに強く引き込まれました!
メインとなる肉体には、内側から熱を帯びて発光しているかのような鮮烈な赤が使われ、そこから影に向かってじわりと不気味なパープルへと変化していくグラデーションが非常に滑らかに表現されています!
これをすべてエアブラシを使わず「筆の重ね塗り」だけで行っているという事実に驚かされます。
ファレホ特有のマットな質感が悪魔の硬質な皮膚や鈍く輝く金属装甲の重厚感を完璧に表現されています!
次にこちらをご覧ください。
横から見ることで、右手に構えた巨大なハルバードや左手に握られた肉厚なブレードそしてそこから這うように伸びる鋭いフック付きのチェーンが描く、美しい立体的なシルエットが際立ちます!
側面から差し込む光の当たり方も完璧に計算されており肩の装甲から腕の筋肉そして腰回りのレザースカートにいたるまで、それぞれの素材の違いがファレホの繊細な塗り分けによって表現されています。
「とても良いキットでした」というコメントの通りキメラモデルの持つシャープな造形美を製作者様の手仕事がさらに引き立てていて大変素晴らしいです!
次にこちらをご覧ください。
美少女プラモやロボットとは異なりクリーチャーの背面は複雑な背骨のラインや硬質な皮膚の凹凸など塗装の難所が非常に多いエリアです。
しかし本作は、背中の小さなヒレ状の突起や肩甲骨まわりの複雑な陰影にいたるまでファレホの薄いレイヤリングによって一箇所も妥協なく塗り込まれています。
正面の鮮烈な赤に比べて、背面は一歩引いたダークなトーンでまとめられており、作品全体に「光源」を意識させる立体としての説得力が、後ろ姿からもビシビシと伝わってきます!
最後にこちらをご覧ください。
悪魔が足をかける巨大な岩場は、乾いた石のざらついた質感や毒沼がドライブラシなどによってリアルに表現されています。
そして最も素晴らしいのは、ベースの床面に広がる液体のような表現と、そこから悪魔の足元に向かってほんのりと照り返す「紫色の光源処理」です。
この台座の色彩表現があることで、この悪魔がただのフィギュアではなく「紫色の妖しいエネルギーが満ちる魔界の底に立っている」という世界観が読み取れます!
優れた造形を持つキメラモデルのキットに対し、サフ以外のすべてを水性塗料「ファレホ」の筆塗りでコントロールし、悪魔の禍々しさとフィギュアとしての気品を見事に融合させた本作!
製作者様の丁寧な筆さばきとカラーリングへのこだわりが1つになった、まさにミニチュアペイントの魅力を120%堪能できる素晴らしい傑作でした!
各部門で数々の受賞歴を持つじゃど様ですが、今回も「じゃど様らしさ」が全開の作品となっています。見る人の視線を一瞬で奪うコントラスト表現と、圧倒的な塗装技術が融合したまさに圧巻の一作です!
まず何より素晴らしいのが視線誘導。作品を見た瞬間、自然と視線が悪魔本体へ引き寄せられます。これは単純に明るく塗っているのではなく、ベース側の光量や明度を意図的に抑えることで、上部に立つ悪魔の存在感を最大限に高めているからこそ。特に暗く沈んだ紫の岩場と、淡く発光するような肉体とのコントラストは抜群で、一目見ただけで主役が誰なのかを理解できる構成力には流石の一言です。
悪魔の肌は鮮やかなピンクやマゼンタを基調としながらも、単なる派手な色になっていません。筋肉の起伏に合わせて極端なまでのハイライトとシャドウを配置することで、まるで舞台照明を浴びているかのようなドラマチックな演出が施されています。胸筋や腹筋、腕や脚に入る光は非常に強いのですが、不思議と違和感がありません。それは影側に配置された紫や青の色味がしっかりと説得力を持っているから。ただ明暗差を付けるだけではなく、影そのものに色彩を与えることで世界観まで表現しているのがお見事です。
溶岩や炎の照り返し表現とは異なり、今回は暗闇そのものを利用したような演出。紫を帯びた闇と悪魔の肌色をリンクさせることで、作品全体に統一感を与えています。これだけ大胆なコントラストを用いながら、作品が破綻して見えないのは高度な色彩設計あってこそですね。
じゃど様の代名詞とも言えるNMM(ノンメタリックメタル)!今回もその技術が存分に発揮されています。剣や鉤爪型の武器、鎧、ベルトバックルなどは金属塗料を使っていないにも関わらず、しっかりと金属に見える説得力があります。冷たく鋭い金属の質感を感じさせながらも、周囲の紫色を反射しているような色彩表現まで描き込まれています。単なる銀色ではなく、その場の環境光まで再現されているのが凄いところですね。肌の滑らかなグラデーションに対して、鎧は硬く鋭いハイライトで構成されており、素材の違いが一目で伝わってきます。
この「柔らかな肌」と「硬質な金属」の対比が作品の魅力をさらに高めています。
圧倒的なコントラスト、見事な視線誘導、極上のNMM、そしてオール筆塗りとは思えない滑らかな塗装面。
じゃど様の技術力と世界観構築力が存分に発揮された素晴らしい作品でした!
【最初に立ち向かった壁】
作品名:雪原の皇帝 アイシー・ペンギーゴ
ファレホ使用率:90%
コメント:オール筆塗りです。ほとんどの人が一番最初に倒したかと、懐しさ満点でした。
ご紹介するのは、Team STRIKEさんの「アイシー・ペンギーゴ」の登場です。
ロックマンXで、多くのプレイヤーが最初に立ち向かった、あの懐かしい思い出が
筆塗りの温かみと、圧倒的な重厚感によって作成された素晴らしい作品です。
こちらはファレホ90%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
まずはお顔をみていきましょう。
アイシー・ペンギーゴらしい、少し不敵でどこか愛嬌のある、あの目元やくちばしのラインが、筆塗りならではの絶妙なエッジのコントロールによって、立体的且つシープに際立っています。特に、ファレホならではの、濁りのない美しい発色と、じっくりと重ねられたレイヤリングのグラデーションが素晴らしいです。顔という小さな面積の中に、じゃど様のこだわりと、ペンギーゴに対する深いキャラクター愛がギュッと凝縮されています。
次に胴体をみていきましょう。
ファレホならではの、有機的でマットかつ上品な質感が、ペンギーゴのぼってりとした愛らしいシルエットに見事にマッチしています。
一見すると滑らかでありながら、近くで見ると繊細な筆のタッチが緻密に重ねられており、
重みや硬質感が伝わってきます。また、ムラを抑えつつも、陰影を意識した丁寧なブラッシングやブレンディングが施されているため、単色になりがちな胴体部分に凄まじい情報量と立体感が生まれています。本当に筆だけでここまで美しく塗れるのか!と唸ってしまう圧倒的な技術力と、凄まじい作業量、そして仕上がりに、ただただ脱帽です。
最後に脚部をみていきましょう。
ボスキャラクターとしての威厳を放つ太い脚部には、ファレホならではの美しい陰影が隅々まで塗られており、キャラクターの重量感が伝わってきます。
特に凄いのが、メタリック調の塗り分けと、超精密なグラデーション表現です。
脚の甲にあたるブルーから、アンクルガードのシルバー、そしてゴールドへと繋がる金属質感の表現が、驚く程滑らかでありながら、エッジ部分には力強いメリハリが効いています。
また、光が当たっているハイライト部分と、影になる部分のコントラストの付け方が、非常に計算されており、圧倒的な奥行き感と立体感を生み出しています。凄い!
顔、胴体、脚と、どこを切り取っても妥協のない、じゃど様の圧倒的な情熱・卓越した技術が凝縮された作品でした。
2作品目ははまさかのロックマンシリーズのボスキャラクター!それも「ロックマン8」を遊んだ方なら一度は戦ったことがあるであろう、あのフロストマンではありませんか!思わず「懐かしい!」と声が出てしまうテーマですが、じゃど様の手にかかると単なる懐かしアイテムでは終わりません。あのドット絵の中で描かれていたキャラクターが、圧倒的な情報量を伴って現実に飛び出してきたかのような作品に仕上がっています。
ゲーム中では16ビットのドットで表現されていたキャラクターですが、本作品では立体ならではの陰影表現が大胆に盛り込まれています。肩アーマーや胴体、脚部の装甲には細かなグラデーションが施されており、ゲーム画面では想像するしかなかった金属の厚みや重量感がしっかり表現されています。特にブルーのアーマー部分は圧巻!明部から暗部への移行が非常に滑らかで、光沢感を持ちながらも玩具的ではない重厚なメカニカル感を演出しています。青から紫へと変化する色味も美しく、冷気を操るフロストマンらしい印象を強く感じさせますね。
じゃど様作品らしく、光源を強く意識した塗装が施されています。白やシルバー部分はただ明るく塗るのではなく、グレーを巧みに使いながら階調を構築。そのため立体感が非常に明確で、どの角度から見ても装甲の形状が分かりやすくなっています。さらに素晴らしいのが色同士の関係性です。ブルー、ゴールド、レッド、グリーンといった彩度の高い色が多数使われているにも関わらず、それぞれが主張し過ぎず自然にまとまっています。
オール筆塗りとは思えないほど塗装面が滑らかで、広い装甲部分にも荒れやムラを感じさせません。大きな面積を持つキャラクターほど筆塗りの粗が目立ちやすいのですが、その難しさをまったく感じさせない完成度です。また顔周りも見事ですね。鋭い目付きやマスク部分の陰影によって、ゲーム画面以上の存在感が与えられています。少し意地悪そうな表情もしっかり再現されており、フロストマンらしさ全開です!
さらに個人的に大好きなのがベース演出。背景にはステージセレクト画面を思わせるグラフィックが配置されており、一気にロックマンの世界へ引き込まれます。そして足元には......氷のペンギンさんがいる!!これがまた可愛らしい!のか憎らしいのか!懐かしさだけでなく、立体作品としての完成度、色彩設計、陰影表現、そして圧倒的な筆塗り技術が詰まった作品ですね!
【装甲妖姫】
作品名 :FAガール マガツキver
ファレホ使用率:95%
コメント:オール筆塗りです。サイズ的に疲れましたが、とても作りごたえがありました。ヴァンパイアシリーズのビシャモンをモチーフにしています。
すっかりコンテストご常連、じゃど様がコトブキヤのフレームアームズ・ガールのマガツキを、カプコンの格闘ゲーム、ヴァンパイアハンターのビシャモンカラーに仕上げてのエントリー。
さらに、オール筆塗りでの作成とのことですが、甲冑や刀の見事なノンメタリックメタル塗装が目を引く作品となっています。
まずは、ご尊顔を見ていきましょう。
ビシャモンの1Pカラーの青みかかった肌を見事に表現。
頬のハイライトや髪で出来た影のシャドウ表現など文句なしの仕上がり。
光源を意識して施された陰影の表現が立体感を補強しています。
髪の毛の塗装も見事としか言えません!顔と同じくハイライトとシャドウを意識して陰影をつけ色に深みがある仕上がりとなっています。
続いて刀を見ていきましょう。
見事なまでのノンメタリックメタル塗装による仕上がりが美しい刀身。
切っ先から、鍔元にかけてのハイライトの入れ方と、それを強調する為の明度を落した刀身の金属塗装表現が上手く組み合わさり、真剣の様に見える完成度となっています。
さて最後は、台座を見ていきましょう。
古く湿った感のある石畳の表現と足元に散らばった頭蓋骨がえも言わぬ不気味さを醸し出しています。
左上の石塔の苔むした表現も実にリアル、台座も含め、徹底したノンメタリックメタル塗装のつや消しで仕上げる事で、立体的な1枚イラストの様な作品へと仕上げています。
素晴らしい作品でのご参加ありがとうございました。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
今回もコメントを読む前と読んだ後で印象が大きく変わる作品です。そして元ネタを知った瞬間に「なるほど!ビシャモンだったのか!」と膝を打ってしまいました。組み立てるだけでも相当なボリュームですが、それをオール筆塗りで仕上げるという時点でまず驚き。そして完成した姿を見れば、その苦労が見事に実を結んでいることが伝わってきます。
まず目を引くのは、やはりカラーリングです!格闘ゲーム史に名を残す名作「ヴァンパイア」シリーズ。その中でも独特の存在感を放つ鎧武者妖怪、ビシャモンのカラーイメージがこれ以上ないほど自然に落とし込まれています。深い赤を主体とした甲冑。青みを帯びた肌。鈍く輝く金装飾。どれもがビシャモンを知っている人ならニヤリとしてしまう要素ばかりです。
そして塗装技術が本当に素晴らしい!甲冑部分はエッジを非常にシャープに拾い、硬質な金属装甲として成立させています。一方で肌や髪の毛は柔らかなグラデーションを主体とし、生物的な柔らかさを感じさせる仕上がり。同じ作品の中でこれだけ明確に素材感を描き分けられるのは流石ですね。特に赤い装甲部分は圧巻です。単色ではなく、暗部から明部まで何段階ものグラデーションが施されており、まるで磨き込まれた漆塗りの甲冑のような高級感があります。しかもエッジ部分のハイライトが的確!大型キットだからこそ粗が目立ちやすいのですが、全体を見ても破綻がなく、どの角度から見ても立体感がしっかり伝わります。
刀身は美しい金属表現でまとめられ、冷たく鋭い印象を与えています。シンプルな銀色ではなく、微妙な色の変化によって実際の鋼のような説得力を持たせているのがお見事ですね。またベースも非常に効果的です。朽ちた石畳や転がる頭蓋骨によって、ダークファンタジーらしい世界観を構築。マガツキ本体の存在感を邪魔することなく、作品の物語性を大きく高めています。
そして個人的に一番好きなのは、このポージング!剣を構えた独特の待機姿勢はまさにビシャモンそのもの。
元ネタへの理解と愛情がなければここまで自然には決まりません。完成した作品からは技術だけではなく、「ビシャモンが好きだ!」という気持ちがひしひしと伝わってきます。大型キットをオール筆塗りで仕上げる技術力、見事な質感表現、そしてヴァンパイアシリーズへの愛情が詰まった素晴らしい作品でした!
【大地を踏み締める、青き超兵器】
海洋堂の傑作ソフビキット「ソフビレガシー メカゴジラ1993」を使用し海洋堂らしい見事な造形をベースにファレホによる緻密なカラーリングが施されています!
一目見ただけでモデラーの心に深く刺さる、本作の魅力をご堪能ください!
作品名 :メカゴジラ(1993)
ファレホ使用率:90%
コメント:オール筆塗りです。元々のプロポーションがとても良いので、塗っていて、とても楽しめました。刺さってもらえたら、嬉しいです。
まずは、こちらをご覧ください。
一目見た瞬間に、これが中空のソフビフィギュアであるとは信じられないほどの凄まじい「重量感」と「金属の冷たさ」に強く引き込まれます!
メインとなる装甲には、深みのある濃紺のグラデーションが使われパーツの凹凸に合わせてエッジ部分にはシルバーに近い明るいハイライトが繊細に置かれています。
これをすべてエアブラシを使わず、すべて筆の重ね塗りだけで表現されているという事に驚かされます。
ファレホ特有の落ち着いた質感が超兵器であるメカゴジラに「本物の鋼鉄の質感」を与えており最高の仕上がりとなっています。
次にこちらをご覧ください。
このアングルから見ると光が上から当たっている様子を意識した「カラーレジュメ」の正確さがより鮮明に分かります。
顎の下や胸の合わせ目など影になる部分には深く沈み込むようなダークトーンが残されており、このなだらかな階調の美しさがメカゴジラの巨大感を何倍にも補強しています。
次にこちらをご覧ください。
上から見下ろすことで頭頂部から肩そして蛇腹状の腹部や太ももへと繋がる計算し尽くされたパーツの重なりが非常に美しく浮かび上がります。
ここで特に注目したいのが曲面と平面が組み合わさった装甲表面への光のハイライトの入れ方です。
どのパーツの面を見ても光が自然に反射しているかのようにファレホが薄くコントロールされて重ねられており筆塗りならではの温かみとメカニカルな硬質感が絶妙に同居しています。
どこを切り取っても1枚の絵画として成立する製作者様の高い空間把握能力と筆さばきの正確さが伝わってきます。
最後にこちらをご覧ください。
鉄塔などのミリタリーディテールが配置されています。
このベースがあることで、ただのキャラクターフィギュアではなく「戦場に立つ兵器」としてのドラマが完成しています!
背後に広がる緑豊かな苔の表現と手前の土のコントラストも美しくマットな空気感がファレホによって完璧に同調しています。
製作者様の細部へのこだわりと遊び心が、この小さな空間の中に最高の臨場感を閉じ込めております。
サフ以外のほぼすべてを水性塗料「ファレホ」の筆塗りでコントロールしソフビという素材を「本物の鋼鉄」へと昇華させた本作。
デカールのないシンプルな素材だからこそ純粋な「塗装の力」でここまで説得力を持たせられるという、まさにペイントの魅力を120%堪能できる素晴らしい傑作でした!
まず何より!モンスター部門 金賞受賞おめでとうございます!!
そして作品を拝見した瞬間に納得です。今回のメカゴジラは派手なエフェクトや複雑な構成に頼らず、メカゴジラそのものの魅力と塗装技術で勝負した作品。だからこそ、ごまかしの効かない本当の実力が問われる一作でもあります。元々ソフビレガシーシリーズはプロポーションが非常に優秀ですが、その魅力を最大限引き出しているのがじゃど様の塗装表現です。
まずぜひ見ていただきたいのが、少し低い位置から見上げるアングル!この作品は本当に右下から見上げた時の迫力が凄いんです。両腕を大きく広げたポージングに加え、各部へ施されたOLS的な光の演出によって、まるで巨大なメカゴジラが眼前に立っているかのようなスケール感が生まれています。そして塗装技術が圧巻!今回最大の見どころはやはり、全身NMM(ノンメタリックメタル)表現。これに尽きます。通常の金属塗料を使わず、陰影だけで金属に見せるNMMは非常に高度な技法ですが、本作品はそれを巨大なメカゴジラ全身へ展開しています。
胸部の大型装甲、肩の曲面、脚部の多面構成、首や頭部の複雑な形状。どこを見てもハイライトとシャドウが正確に配置されており、本当に金属塗料が使われているかのような錯覚を覚えます。特に素晴らしいのは曲面部分。平面のNMMでも難しい技法ですが、本作品では曲面に沿って反射光まで計算されており、装甲一枚一枚が実際に金属製であるかのような説得力を持っています。
メカゴジラといえばシルバーの印象が強いキャラクターですが、今回の作品では単に白と黒だけで構成するのではなく、シャドウへ大胆にブルーを取り入れています。これが素晴らしい!寒色系のシャドウによって金属の冷たさや硬さが強調され、機械生命体らしい鋭い印象が大幅に高まっています。
さらにベースも素敵です。一見シンプルな展示台に見えますが、後方には緑に覆われた丘と送電鉄塔が配置されています。この送電鉄塔が実に効果的!人間サイズの構造物を配置することで、メカゴジラがどれほど巨大な存在なのかを無言で伝えてくれます。主役を邪魔せずスケール感だけを補強する、非常に計算された演出ですね。シンプルだからこそ難しい。大きいからこそ誤魔化せない。そんな条件の中で、NMM、OLS、色彩設計、スケール演出の全てを高いレベルで成立させた素晴らしい作品でした。
まさに、
「じゃど様にしか作れないメカゴジラ」
と言いたくなる完成度です!じゃど様、モンスター部門金賞受賞おめでとうございます!そして素晴らしい作品のご投稿ありがとうございました!
以上、5作品をご紹介しました!
今後も、みなさんの『魂』のこもった作品をお待ちいたしておりますッ!
次回のSRニュースもおたのしみに~!!
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト7まとめは以下の通りだっ!
■「ファレホペイントコンテスト7」参加受付開始!HS秋葉原
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その01(No02~06) Bell様特集回!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その02(No01、No07~10 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その03(No11~14、No23)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その04(No15~17,24,25)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その05(No18~22)大森つくも様特集!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その06(No26~No30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その07(No32~37) type613様特集回!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その08(No31,No38~41 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その09(No42~No46)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その10(No47~51)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その11(No 52~56)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その12(No57~No61)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その13(No62~63,65~67)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その14(No64,68~No71)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その15(No72~No74、No76~No77)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その16(No75,78~81)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その17(No82~86 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その18(No87~No91)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その19(No92~96)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その20(No97~100,No107 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その21(No101~No106)『マガツヒ』様特集‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その22(No108~110,112~113)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その23(No 111,No114~117)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その24(No118~No122)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その25(No123~127)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その26(No128~132 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その27(No133~No137)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その28(No138~No142)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その29(No143~147 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その30(No148~No152)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その31(No153~No157)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その32(No158~161、167 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その33(No162~No166)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その34(No168~No172)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その35(No173~177 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その36(No178~No182)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その37(No183~No187)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その38(No188~192)