みなさま、こんにちは!今回の『ファレホペイントコンテスト7』のお客様作品紹介、第21回は用品用材コーナーが担当いたします!
20の大台を越えて最初の、ブログ投稿は当店のコンテストご常連の『マガツヒ』様の作品をご紹介!
今回も、個人エントリーの最大数である6部門すべてにエントリー下さいましたっ!
どの作品も非常にクオリティーの高い作品ばかりっ!我々スタッフもテンション高めで作品紹介をさせていただきますっ!
ではでは、今回もやってまいりましょー
お客様作品紹介第21回、『マガツヒ』様特集スターーートっ!
【狂血の咆哮】
作品名:「M」タウロス Mk-Ⅱ
ファレホ使用率:80%
コメント:下地のメッキ塗装と台座の黒色以外はファレホ筆塗り。ファレホの塗膜を部分的におとして下地のメッキをだすことで、サイボーグぽくしています。
ご紹介するのは、ゼロテ社さんの、「バーサクミノタウロス」の登場です。
躍動感とケレン味十分なデザイン、筆塗りで楽しみたくなるキレのある造形ディテール。
そして約65mmの小ザイズとは思えない密度を備えた造形の素晴らしい人気キットです。
こちらはファレホ80%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
まずはお顔から見ていきましょう。
この圧倒的な迫力と生命力宿した「顔」の表情です。狂気に満ちた咆哮が今にも聞こえてきそうなほどリアルに塗装されています。ファレホの筆塗りならではの緻密なグラデーションが、顔の複雑な筋肉の起伏や、大きく開かれた口内の凄味を見事に引き出しています。
両手に装備された巨大な斧や、肩、腕を覆う重装甲のメタリックな表現は、筆塗りならではの力強い質感を放っています。
革、骨、金属という異なる素材ごとの、ツヤ消し感の絶妙なコントロールがとにかく凄い!
とくに肩当ての使い込まれたような深みのあるブラウン・ゴールドは、この作品の重厚感を演出すると共に、長年の戦闘の激しさ、ドラマチックなストーリー性が伝わってきます。
何処から見ても一切の妥協がない凄まじい密度感です。
頭部から背中に流れるように生い茂る青みがかった獣毛の表現は、ファレホならではの伸びの良さと、繊細なハイライト塗装が施されており、毛並みの立体感が際立っています。
そして特に注目して欲しいのは、なんといっても背筋や大腿部筋肉の隙間から覗くサイボーグ演出です。
チッピング(剥がし加工)によって、下地の鈍いメッキ塗装が絶妙な塩梅でチラリと輝いており、このミノタウロスが全身わたって改造を施された戦闘兵器であることを強烈に印象付けています。この「塗膜を落す」という逆算の引き算技法により、ただの魔獣ではなく、「冷徹なサイボーグ」として見る者に感じさせます。「下地メッキの露出」という独自のクリエイティブなアプローチによって、唯一無二の芸術作品へと昇華させたまさに傑作と呼べる作品でした。
さぁ今大会も折り返し!ここから始まるのは、毎回圧倒的な塗装センスで会場を沸かせてくださる「マガツヒ様祭り」!ミニチュア部門1作目は、ゼロテ社の人気ミノタウロスがサイバーパンクな世界観をまとって登場です!
まず目を引くのは、その独創的な塗装表現。下地のメッキ塗装を活かしながら、ファレホの塗膜を部分的に落とすことで内部金属が露出したような演出が施されており、有機的な肉体と機械が融合したサイボーグらしい雰囲気を見事に表現しています。発想も技術もお見事です!
塗装自体の完成度も非常に高く、各部の塗り分けは正確そのもの。ブラシコントロールの確かさはもちろん、艶のコントロールが絶妙です。金属パーツは強い光沢で硬質な存在感を演出し、一方で毛並みや肌の部分はマットに仕上げることで素材ごとの違いを鮮明に表現。同じ作品の中に複数の質感が自然に共存しており、見れば見るほど情報量の多さに驚かされます。
特に金属部分の表現は秀逸で、単なるメタリック塗装ではなく、実際に内部構造が露出しているような説得力があります。さらに細かなコード類や装飾部分にも丁寧な塗装が施されており、サイバーパンクテイストの世界観をしっかり支えています。
またぜひ注目していただきたいのがベース部分!四面に刻まれた【牛・戦・機・弐】の文字は、金色で力強く塗装されており存在感抜群。作品名をあしらったようなデザインセンスと高級感のある仕上げによって、ミニチュア本体の魅力をさらに引き立てています。塗装技術、質感表現、色と艶の使い分け、そして発想力。マガツヒワールド全開です!
【ファレホ式・赫灼たる鋼の魔神】
こんにちは!本日は、グッドスマイルカンパニーの傑作キット「MODEROID 合体魔神レイアース」を使用した、圧倒的なクオリティを誇る塗装完成品をご紹介します!
この作品の驚くべき点は、なんと「ファレホ使用率70%」という高いファレホ比率で仕上げられていることです。
作品名:Ray earth
ファレホ使用率:70%
コメント:下地のメッキ塗装以外はファレホを使用。以前考察したファレホ式キャンディ塗装の上に、TMMカラーで部分塗装をしてみました。翼はメッキ塗装の上にシフターズを塗っています。
まずは、こちらをご覧ください。 製作者様のコメントによると「下地のメッキ塗装以外はファレホを使用」とのこと。
メインの赤色には、独自に考案されたという「ファレホ式キャンディ塗装」が施されており、ファレホとは思えないほどの圧倒的な深みとクリアな艶やかさが表現されています!
重厚なキャンディレッドのボディに対して、エッジや細部に部分塗装されたTMMが最高のアクセントになっています! 粒子が非常に微細なTMMカラーだからこそ、プラモデル特有のオモチャ感を完全に消し去り、本物の重厚な金属工芸品のような質感を醸し出しています。
魔法騎士の最高峰にふさわしい、完璧な佇まいです!
続きましては、こちらをご覧ください。
合体魔神レイアースは複数の魔神が融合した複雑なデザインをしていますが、アップで見ても一切の妥協や隙がありません!
特に、額の装飾やフェイスパーツの細かなゴールドラインにおける、TMMカラーによる塗り分け精度は驚異的です。
キャンディ塗装の美しいクリア層が、顔面のシャープな造形をさらに際立たせており、まるで本当に意思が宿っているかのような力強い眼光が感じられます!
胸部のジュエルや複雑なパーツが組み合わさる狭いエリアでも、塗料のコントロールが完璧に行き届いており、製作者様の高い技術力とファレホへの深い理解がダイレクトに伝わってきます。
続きましては、こちらをご覧ください。
正面からでは分かりにくかった、装甲の立体的な重なりや有機的なシルエットの美しさが際立ちます。
ここで注目したいのが、ファレホ式キャンディ塗装がもたらす「光と影のコントラスト」です。
光が当たるハイライト部分では鮮烈な朱色に近い輝きを放ち、影になる部分では吸い込まれそうなディープルビーへと変化しています!
このなめらかなグラデーションが、側面の複雑な曲面によって強調され、機体に圧倒的な躍動感を与えています。肩から腕、そして脚部へと繋がるメタリックパーツの配置バランスも絶妙で、どこから見ても破綻のない美しい彫刻作品のようです。
最後にこちらをご覧ください。
広大な面積を持つ美しい翼は、「メッキ塗装の上にファレホの偏光カラー『シフターズ』を塗装」という非常に贅沢かつ高度なアプローチが取られています。
金属的なメッキの輝きをベースに、シフターズ特有の「見る角度によって色彩が美しく変化するプリズム効果」が加わることで、ウインダムやセレスの力を宿した聖なる翼が見事に表現されています。
羽の1枚1枚が光を浴びて妖艶に輝く様は、まさに劇中の魔法のような美しさですね!
キャンディレッドの背面装甲としなやかな尻尾の造形、そして怪しくも美しい輝きを放つ翼が三位一体となり、これ以上ない究極の「合体魔神」がここに完成しています。
下地のメッキという輝きの土台を活かしつつ、その大部分を安全性と発色に優れた水性塗料「ファレホ」でコントロールし、ここまでのメタリック表現に到達した本作!
マガツヒ様の「ファレホ式キャンディ塗装」という飽くなき探究心と確かな工作技術が、グッスマのキットを1つ上のステージへと押し上げた、まさに傑作と呼ぶにふさわしい素晴らしい作品でした!
まず目を奪われるのは、やはり美しいキャンディ塗装。下地のメッキを活かしながら透明色を重ねることで生まれる深みのある輝きは抜群で、赤い装甲はまるで発光しているかのような艶やかさを見せています。単なるメタリック塗装では表現できない透明感と奥行きがあり、見る角度によって表情が変化するのも魅力です。
さらに素晴らしいのが塗装プランの巧みさ。同じ色味で統一すると単調になりがちな機体ですが、各部にTMM塗装を取り入れることで異なる金属感を演出。キャンディ塗装のきらびやかな光沢と、落ち着いた金属表現が絶妙なコントラストを生み出し、造形が持つ情報量を何倍にも引き上げています。パーツごとの見せ場をしっかり作りながら全体の統一感も損なわない、その塗装センスには思わず唸らされます。
そして何と言っても翼の仕上がりが圧巻!メッキ下地の上に施されたシフターズによる偏光表現は、角度によって様々な色彩が現れ、まさに神秘的。単純な色変化に留まらず、翼そのものに厚みや重厚感を与えており、どの方向から眺めても新しい発見があります。
塗装技術も非常に高く、光沢面の均一さやエッジの美しさ、色の境界のシャープさは見事の一言。鏡面のような艶を持ちながらもギラつき過ぎず、品のある仕上がりになっているのは卓越した技術があってこそです。塗料の特性を深く理解し、それぞれの魅力を最大限に引き出している姿勢が作品全体から伝わってきます。
ファレホによるキャンディ塗装、TMMによる金属表現、偏光表現。そのすべてが高いレベルで融合した、まさにマガツヒ様ならではの作品でした!
【新たな伝統工芸】
作品名 :イクサグルマ「虎壱」
ファレホ使用率:60%
コメント:黒色とメッキ塗装以外にファレホを使用。紅葉の柄はTMMカラーを使ってみました。塗装よりもパンチングで抜いたマスキングテープを台紙からはがすのがたいへんでした。
マガツヒ様参作品目はタミヤ「1/48 タイガーⅠ初期生産型」をベースに作成された伝統工芸品のような1作。
無骨という言葉が似合う戦車をメッキ仕上げにすることで輪島塗りのような光沢感を表現。
随所に施された紅葉のマスキングが少し早い秋の訪れを感じさせます。
さて、前面から見て参りましょう。
ブラックとゴールドのグラデーションが美しい、メッキのギラつきを抑えつつ金属感を保っているのは流石の塗装技術。
緋色のワイヤーロープが色味に良いアクセントを加えているのもポイント高し。
次いで反対側、履帯の転輪に花弁を描き込んでいる所が、なんとなくほっとした印象を感じます。
1枚目と違いこちらはブラックメッキがメインとなって高級感があり、ワンポイントの紅葉の葉が季節の変わり目を表現している様に感じられます。
最後は車体の後部を見ていきましょう。
ブラックとゴールドの塗り分けの徹底は見えない所も妥協はありません。
陰影の表現が細部まで素晴らしい!左の履帯カバーにポイントされた紅葉が良いアクセント。
メッキ塗装車体の至る所に施された紅葉はTMMで塗られているとの事。
紅葉自体もグラデーションを施された物があったので、相当細かく色分けがされていた様に見受けられます。
美しくも雅な作品でのエントリーありがとうございました。
一目見た瞬間に「これはマガツヒ様作品だ!」とわかる存在感!ミリタリーに和の美意識を融合させる、マガツヒ様ならではの"和モダンスタイル"が今回も炸裂しています!
まず注目したいのは、この美しい金塗装。粒子感を活かした上品なゴールドの上に、紅葉柄を異なる質感の金属色で重ねることで、まるで蒔絵のような奥行きと高級感を生み出しています。光の当たり方によって見え方が変化し、戦車でありながら工芸品のような美しさを感じさせる仕上がりです。
そして圧巻なのが紅葉模様の表現!パンチングで作成したマスキングを一枚一枚丁寧に貼り込み、塗装後に剥がしていくという気の遠くなるような工程によって、このシャープで美しい柄が実現されています。塗膜の乱れやにじみを感じさせない仕上がりは、根気と集中力、そして高い技術力の賜物。まさに超絶技巧です!
塗装技術も素晴らしく、艶やかなブラック、重厚感のあるゴールド、繊細な紅葉模様が見事に調和。特に塗装面の均一さは圧巻で、鏡面のような美しい光沢を維持しながら柄を成立させているのは流石の一言です。細部のエッジまでシャープに仕上げられており、作品全体から高い完成度が伝わってきます。さらにカラーコーディネートのセンスも抜群!足回りに配置されたメッキパーツが力強いアクセントとなり、車体側面のピンクの牽引ワイヤーが絶妙な差し色として機能しています。派手になりすぎず、それでいてしっかり視線を惹きつける色使いは見事です。
戦車模型でありながら和の伝統美を感じさせる独創的な作品。これぞまさにマガツヒ作品!
【純白の剣閃】
作品名:聖剣抜刀
ファレホ使用率:40%
コメント:髪と肌はOLSホワイトを下地にエクスプレスカラーで塗装。甲冑や剣はメッキ塗装とTMMカラーの合わせ技です。大きなデカールは苦手なので、鞘の模様は気合いでマスキングです。
ご紹介するのは、グッドスマイルカンパニー社さんの、「セイバー・リリィ~全てを遠き理想郷(アヴァロン)~」の登場です。
こちらは2009年発売の1/7スケールフィギュアをベースに再設計・今年の6月に発売されたばかりのプラモデルキットとなります。ドレスのひるがえりやアヴァロン、エクスカリバーの躍動感あるポーズや造形が非常に素晴らしい人気キットです。
こちらはファレホ40%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
まずはお顔から見ていきましょう。
OLSホワイトを下地にエクスプレスカラーで仕上げた肌は、驚くほど瑞々しく、透き通るような肌の表現がされています。また、光の当たり方によって透明感が変化するような、極めて繊細なグラデーションには、思わず息をのみます。また、セイバー・リリィの特徴である美しい金髪も、エクスプレスカラーのなだらかな陰影によって、一本一本の流れが強調され、少女らしい柔らかさと気品さが120%引き出されています。凄い!
次に背面を見ていきましょう。
まず驚かされるのは、露出した背中から肩甲骨にかけての肌の質感表現!
OLSホワイトホワイトを下地に施した上から、エクスプレスカラーを乗せる事で、まるで本物の肌の下に体温と血のめぐりを感じさせるような、リアルで生々しいグラデーションが生まれています。背筋に沿って走る繊細なシャドウが、セイバー・リリィのしなやかでありながら引き締まった肉体美を見事に表現しております。
最後に圧倒的な存在感を放つ宝具の鞘(アヴァロン)を見ていきましょう。
あの複雑怪奇で入り組んだ金と青の幾何学模様が、デカールではなく、全て気合のマスキングと塗装で表現されているという事実に、ただただ驚嘆と尊敬の念を禁じ得ません。曲線かつテーパーがかかった非常に塗り分けの難しいこのパーツに対して、一切の線のヨレやはみだしが無く、定規で引いたかのようにシャープなエッジで塗り分けられている様は、まさに職人技の極みです。マガツヒ様の深い模型愛と職人魂は、まさに「全てを遠き理想郷」の名にふさわしい、見る者の心を揺さぶる最高峰のクオリティーの作品でした。
「これ、プラモデルなんですよ!」そう言われても思わず二度見してしまうほどの完成度!今回のマガツヒ様作品も、塗装技術と工作技術の両方が極限まで磨き上げられた圧巻の仕上がりとなっています。
まず注目したいのは、こだわり抜かれた肌の表現です。OLSホワイトを下地に用い、その上からエクスプレスカラーを重ねることで、肌に柔らかな透明感と自然な血色感を与えています。単に肌色を塗るのではなく、下地の効果を計算しながら色を乗せることで、まるで高級完成品フィギュアのような繊細な質感を実現。濃度調整も絶妙で、光を受けた際のやわらかな陰影表現は見応え抜群です。
そして見逃せないのが甲冑や剣の金属表現。メッキ塗装とTMMカラーを組み合わせた塗装面はまさに圧巻で、撮影用ライトを鋭く反射するほどの美しい輝きを放っています。それでいて全体が軽く見えることはなく、必要な箇所には金属粒子感を残すことで重厚感もしっかり演出。美しさと力強さを両立させた塗装センスは流石の一言です。
また今回特に驚かされたのが鞘の装飾表現。大判デカールではなく、気の遠くなるようなマスキング作業によって完成させた模様は驚異的な精度です。細いラインが寸分の狂いなく再現されており、塗装だからこそ実現できるシャープでソリッドな美しさが際立っています。デカール特有の段差やシルバリングもなく、まるで最初から造形されていたかのような自然な仕上がりです。
塗装という観点でも本当に素晴らしく、肌、布、甲冑、剣といった異なる素材すべてを的確に描き分けています。光沢・半光沢・金属感のコントロールも抜群で、それぞれのパーツが持つ魅力を最大限に引き出しています。どこを見ても丁寧な塗装が施されており、作品全体から高い技術力と徹底したこだわりが伝わってきます。
素敵すぎる!
【緋銅の仔竜】
こんにちは!本日は、バンダイの傑作キット「ポケプラクイック!! ヒトカゲ」をベースに、驚異の「ファレホ使用率70%」で仕上げられた、唯一無二の塗装完成品をご紹介します!
可愛いポケモンの代表格であるヒトカゲが、マガツヒ様の卓越したアイデアと技術によって、まるで日本の伝統工芸品のような重厚感溢れる姿へと生まれ変わりました。
作品名:緋蜥蜴
ファレホ使用率:70%
コメント:メッキ下地にエクスプレスカラーで銅メッキ風にした上で、ゲームカラーのメタリックで洗濯ネットの模様を転写して鎚起細工ぽくしてみました。最後にメタリックを少し落として完成。
まずはこちらをご覧ください。
重厚な「鎚起細工風」の圧倒的存在感に目を惹かれます!
パッと見た瞬間、これがタッチゲート式で簡単に組める「ポケプラクイック」だとは誰も信じられないほどの、凄まじいオーラを放っています。
マガツヒ様のコメントにある「メッキ下地にエクスプレスカラーで銅メッキ風にした」という表現の通り、金属の鈍い輝きが見事に再現されています!
驚くべきは、ボディ全体に施された独自のテクスチャー!
なんと「ゲームカラーのメタリックで洗濯ネットの模様を転写」し、日本の伝統技法である「鎚起細工」のような叩き出しの金属感を表現されている点です。
身近な道具を最高のアイデアで活かし、ファレホで見事にコントロールしたそのセンスには脱帽するしかありません。
可愛いヒトカゲが、まるで歴史ある美術館に飾られたブロンズ像のような、格調高い芸術品へと昇華されています。
次にこちらをご覧ください。
アップで見ると、その複雑な塗装工程の繊細さがより鮮明に伝わってきます。
表面の鎚起細工風の凹凸に光が美しく反射し、顔の曲面に素晴らしい陰影を生み出しています。
特筆すべきは、「最後にメタリックを少し落として完成」という絶妙な引き算のコントロールです。
メタリックの輝きがギラつきすぎず、使い込まれたアンティークの調度品のような「落ち着いた渋み」を醸し出しています。
この絶妙なツヤ消し感と、ヒトカゲのつぶらな瞳や愛らしい造形が見事に調和しており、重厚でありながらもしっかりとキャラクターとしての可愛さが活きている、見事なバランス感覚に感動を覚えます。
次にこちらをご覧ください。
横から見ることで、メッキ下地とファレホのエクスプレスカラーが起こした化学反応の凄まじさがよく分かります。
エクスプレスカラーの持つ優れた透過性と流動性が、メッキの輝きを殺すことなく「深みのある銅の質感」へと変貌させています。
首からお腹、そして足元へと繋がるなだらかなラインにおいて、光が当たる部分は鈍く金色がかった銅に見え、影になる部分は深く燻された黒銅色に見える。
この無段階の色彩の変化は、まさにファレホの特性を知り尽くした製作者様だからこそ到達できた極致です。
洗濯ネットを用いた転写模様も、側面の大きな曲面に綺麗に追従しており、一切の妥協がない丁寧な仕事ぶりに平伏すばかりです。
最後にこちらをご覧ください。
背中から尻尾にかけてのラインは、正面とはまた違った金属の「塊感」が強調され、彫刻としての完成度の高さを証明しています。
そして、ヒトカゲのアイデンティティである「尻尾の炎」の表現が素晴らしいアクセントになっています。
全身が渋い銅メッキ風のトーンで統一されているからこそ、尻尾の先で燃える炎のカラーが、まるで本当に熱を帯びて光を放っているかのように鮮烈に目に飛び込んできます。
背面の渋い金属テクスチャと、鮮やかな炎のコントラストが三位一体となり、画面全体をドラマチックに引き締めています。
身近な「ポケプラ」を素体に選び、下地のメッキを活かしながら大部分を水性塗料「ファレホ」でコントロール!
さらには洗濯ネットという身近なアイテムで伝統工芸の質感を再現するという、まさに「模型の楽しさと奥深さ」が詰まった至高の作例です。
マガツヒ様の引き出しの多さと、ファレホへの深い愛と工作技術が奇跡の融合を果たした、文句なしの傑作でした!
みんな大好きポケモンプラモ!......なのですが、完成した作品を見た瞬間に思うのは「これ本当にプラモデルなの!?」という驚き。マガツヒ様の手にかかると、親しみのあるキャラクターがまるで伝統工芸品のような唯一無二の存在へと生まれ変わります!
まず圧倒されるのが、その独創的な金属表現です。メッキ下地の上からエクスプレスカラーを重ねることで、銅製の工芸品を思わせる深みのある輝きを実現。単に金属色を塗るだけでは決して生まれない、奥から光が湧き上がるような独特の光沢感が見事です。まさに「塗る」だけでなく、「素材を演出する」塗装技術と言えるでしょう。
そして注目したいのが表面を覆う六角形のテクスチャ。洗濯ネットを利用して転写されたとのことですが、その均一な仕上がりには驚かされます。丸みの強いヒトカゲのボディ全体に乱れなく配置されたヘキサゴンパターンは、まるで金属板を叩いて模様を生み出す伝統技法「鎚起細工(ついきざいく)」そのもの。アイデアの面白さはもちろん、それを成立させる技術力が本当に素晴らしいです。
さらに見事なのが、最後にあえてメタリック塗装を落とす工程。模様部分が自然に浮かび上がり、明暗や色味に奥行きが生まれています。光が下地のメッキ層まで届いて反射することで、金属の表面に複雑な表情が生まれ、工芸品のような重厚感を感じさせます。
そしてマガツヒ様らしい遊び心も健在!尻尾の炎はあえて金属風にはせず、和紙や千代紙を思わせる柔らかな質感で表現。手描きによる炎模様がアクセントとなり、作品全体に温かみと物語性を与えています。この演出によって、単なる金属風塗装作品ではなく、「魅せる作品」としての完成度が一段と高まっています。
塗装面の美しさも圧巻で、クリアカラーの濃淡コントロール、光沢の均一さ、模様の再現性の高さなど、どこを見ても妥協がありません。特に透明感を残しながら金属感を成立させる塗装技術は見事で、マガツヒ様ならではの研究と挑戦の成果が存分に感じられます。
【究極の味!?、『はね』つき餃子っ!】
作品名 :「はね」つき餃子
ファレホ使用率:100%
コメント:全て(お皿含まず)ファレホで塗装。思い付いてしまったから仕方ないですよね。ですよね?ファレホだけでもいろいろできるもんだなぁ。
マガツヒ様エントリー作品、最後の1作のご紹介をしていきましょうっ!
秋東精工からリリースされている、餃子プラモを「はね」付き餃子というオリジナルテイストたっぷりで立体化した作品です。
色んな、配色、形の羽で皿の上を飛ぶ餃子たちが、往年の料理マンガの演出を彷彿とさせます。
ちなみに、画面右端の、葉の生えている餃子が乗っている皿はボークスのロゴ入りなのでお立ち寄りの際は是非見て下さいね!
まず最初は目立つ、赤いはねつき餃子を見ていきましょう。
不死鳥の翼を意識した配色でしょうか?赤→オレンジ→金とグラデーションが施されている神々しい餃子。寿命が延びそうな味がしそうな餃子ですね。
蝶のはねと旧日本軍機のはねの餃子を見ていきましょう。
先述の鳥のはねと違い、蝶のはねは、より不規則な動きをしそうですね。味は想像できないですね。紫のはねか~。
塗装に関してはバッチリの一言、日本原産のオオムラサキの美しい羽根をファレホの塗装で見事に再現。
旧日本軍機の方は、墜落?しているのか機首が曲がっています。一度飛び立った後に皿に落ちたのでしょうか?いったいどんなストーリーが...あと多分味は、ニラメインと見た。
そして塗装はこちらも完璧。日本軍機の緑がしっかり映えています。日の丸のデカールを忘れず入れられているのも◎。
さて最後は、餃子のそこに「はね」と書かれた餃子にスポットを当てて参りましょう。
この餃子のみ、見慣れ、食べなれた「はね」つき餃子となっています。なにか安心感も感じてしましますね。
ここまで、「はね」にばかり焦点を当ててきましたが、はね以上に目を引く「焼き目」も見ていきましょう。
いずれの餃子もこんがりキツネ色に焼き目が付いています。しかも、しかも、それぞれ微妙に異なる色合いをファレホで表現している所に、マガツヒ様の高い塗装技術を感じられます。
ユーモアかつユニークな素晴らしい作品でした。
今回も個人エントリー可能枠の最大6部門、6作品すべてのエントリーありがとうございました。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
これはもうフリー部門ならではの発想力が大爆発した作品ですね!
会場で見た瞬間に思わず「羽根つき餃子決定戦開催!」とナレーションを入れたくなるようなインパクト抜群の作品です。餃子の"羽"という言葉からここまで世界を広げてしまう発想力、さすがマガツヒ様です!
まずは餃子本体から見ていきましょう。これが本当に美味しそう!こんがり焼けた焦げ目の表現が絶妙で、ファレホ特有の美しいマットな塗膜が餃子の皮の柔らかな質感と驚くほど相性抜群です。さらに焼き上がり部分には程よい艶感が加えられており、まるで今まさにお皿に並べられた焼きたて餃子のよう。香ばしい匂いまで伝わってきそうな仕上がりです。
そして作品最大の見どころは、もちろん個性豊かな「羽」たち!
【餃子の羽】【鳥の翼】【蝶の羽】【戦闘機の翼(はね)】【葉と根】という、それぞれ異なる"ハネ"の解釈が実にユニーク。中でも鳥の翼は金属的な質感と繊細なグラデーションが見事で、一枚一枚の羽毛の立体感まで丁寧に表現されています。蝶の羽も鮮やかな色彩と模様が美しく、実際の翅を思わせる透明感と存在感を両立しています。
また塗装技術も素晴らしく、それぞれ異なるモチーフごとに質感表現をしっかり描き分けている点は圧巻です。食べ物としての餃子の質感、生き物の羽の柔らかさ、金属翼の硬質感、植物の瑞々しさなど、まったく異なる素材感をすべて塗装だけで成立させています。ファレホのみでここまで多彩な表現ができることに驚かされますね。
さらに個人的に注目したいのが【葉と根】の作品。醤油とラー油の表現が本当に見事です!透明感をしっかり残しながら色味をコントロールしており、まるで本物の液体が皿の中に注がれているようなリアリティ。根の繊細さや植物の柔らかなグリーンとの対比も素晴らしく、思わず見入ってしまいます。
そして細かな小道具や器の演出も抜かりなし。作品全体がひとつの展示空間として成立しており、「自分の作品を楽しんでほしい!」というマガツヒ様のサービス精神と遊び心が伝わってきます。
今までの作品すべてが自由な発想力、造形センス、そして何より塗装技術。そのすべてが詰まった、見ていて笑顔になれる素敵な作品達でした!ジュニア部門を除き全制覇!ありがとうございました。
以上、6作品をご紹介しました!
今後も、みなさんの『魂』のこもった作品をお待ちいたしておりますッ!
次回のSRニュースもおたのしみに~!!
■作品人気投票:2026年7月18日(土)~ 8月2日(日)←投票受付中!
■結果発表&表彰式:2026年8月9日(日)
■作品返却期間:2026年8月9日(日)~ 8月30日(日)まで
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト7まとめは以下の通りだっ!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その01(No02~06) Bell様特集回!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その02(No01、No07~10 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その03(No11~14、No23)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その04(No15~17,24,25)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その05(No18~22)大森つくも様特集!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その06(No26~No30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その07(No32~37) type613様特集回!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その08(No31,No38~41 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その09(No42~No46)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その10(No47~51)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その11(No 52~56)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その12(No57~No61)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その13(No62~63,65~67)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その14(No64,68~No71)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その15(No72~No74、No76~No77)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その16(No75,78~81)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その17(No82~86 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その18(No87~No91)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その19(No92~96)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その20(No97~100,No107 )