みなさま、こんにちは!今回の『ファレホペイントコンテスト7』のお客様作品紹介、第36回は用品用材コーナーが担当いたします!
今回も多彩な塗装表現の作品を5作品ご紹介っ!!
ではでは、早速行ってみましょうッ!
お客様作品紹介第36回スターーートっ!
【小さな魔術師の、大きな魔法】
ゼロテ社のファンタジーミニチュア「嵐の魔術師モロウシュ」を使用し仕上げられた圧倒的クオリティの完成品をご紹介します!
製作者様のコメントによると「下地の黒以外は、ほぼファレホです」とのことで水性塗料のブレンディング性能を極限まで活かした塗装が施されています。
さらに自作の追加造形と高度な光源処理(OSL)によって、まるでミニチュア自体が本当に発光しているかのような錯覚を覚える本作の凄まじい魅力をご堪能ください!
作品名:嵐の魔術師モロシュ
ファレホ使用率:90%
コメント:下地の黒以外は、ほぼファレホです。杖から放たれる魔法のいかずちを追加の造形とOLSで表現してみました。
まずは、こちらをご覧ください。
一目見た瞬間に杖の先からバリバリと放たれるピンク紫の雷光と、それが魔術師の衣服や肌を照らし出すドラマチックな光景に心を奪われます!
製作者様が「杖から放たれる魔法のイカズチを追加の造形とOSLで表現」されたという通りエフェクトパーツがミニチュア本来の造形と完璧に馴染んでいます。
そして何よりそのから放たれる「光」の表現が秀逸です。
ファレホのマットで伸びの良い特性を活かし光が当たるローブのシワの山部分には鮮やかなピンクやハイライトを置き、影になる谷部分には深いパープルを残すことで平面的な塗装とは思えないほどの立体的な明暗差が生み出されています。
次にこちらをご覧ください。
見開かれた目や剥き出しの歯といった非常に小さなフェイスパーツのディテールが正確無比に塗り分けられていることが分かります。
特に素晴らしいのが逆立った特徴的な髪や髭への光の当たり方です。
上方のイカズチから放たれた強力な光が毛先を鮮やかに照らし出し下に向かってじわりと影へと溶け込んでいくグラデーションが非常に滑らかに表現されています。
ファレホを薄く重ねることで生まれるこの繊細な階調が魔術師の持つ妖艶で恐ろしい「嵐の力」を見事に演出しています。
次にこちらをご覧ください。
側面から見ることで魔術師の腰回りに携えられた薬品のボトルや腰の巻物といったファンタジー感あふれる小物の造形が際立ちます。
こうした極小のパーツもガラスボトルに透ける液体の緑色や革の質感などがファレホで一点一点丁寧に塗り分けられています。
さらに横から見ても「杖の先が一番明るく、そこから放射状に光が減衰していく」というOSLのルールが完璧に守られており、どの角度からカメラを向けても絵になる製作者様の卓越した空間把握能力が伝わってきます。
最後にこちらをご覧ください。
このアングルから見ると自作されたというイカズチのエフェクトが立体的に空間へ広がっている様子がよく分かり、そのダイナミックな造形センスに改めて感動します。
さらに驚くべきは魔術師の足元にまで上からの紫の光がほんのりと反射して映り込んでいる点です。
上から見下ろすことで頭頂部から肩、そして地面へと繋がる「光の旅路」が視覚的に繋がり、この小さなミニチュアの中に、まるで本物の夜の戦場のような臨場感が100%閉じ込められていることが感じられます。
ゼロテ社の高密度なミニチュアに対し自作エフェクトという「足し算」とファレホによる完璧なOSL(光源処理)という「引き算・掛け算」を組み合わせることで1つの美術品のような完成度へと昇華させた本作。
下地以外のほぼ全てをファレホの筆塗りでコントロールし水性塗料が持つ無限の可能性とポテンシャルを見事に証明してくれた文句なしの最高傑作でした!
メーカーセレクト賞常連、その実力はやはり別格です!いつも作品を拝見するたびに驚かされますが、今回もまた「一体どうやって塗っているんだろう...?」と思わず見入ってしまう作品がやってきました。一見すると落ち着いた色調の作品に見えるのですが、その中に凝縮された技術量がとんでもないのです。まず最大の見どころは、やはりOLS(Object Light Source)表現でしょう!
OLSというと強烈なコントラストや、暖色と寒色をぶつけたドラマチックな演出が多い印象ですが、本作品はまったく異なるアプローチ。なんと同系色を主体に構成しながら、魔法の発光を成立させています。紫電の光が杖先から発せられ、それが頭部、肩、ローブのシワ、腕、足元へと自然に反射していく様子があまりにも美しい。しかも光っている部分だけを明るくするのではなく、
「元の色+紫電の色+光による明暗変化」
という非常に難しい色彩設計を破綻なくまとめ上げています。これは本当に凄い!特にローブの陰影表現は必見です。紫をベースにしながら、光が当たる部分には鮮やかな発色を、影になる部分には深い紫からグレー寄りのトーンを忍ばせることで、まるで本当に発光体がその場に存在しているかのような説得力があります。32mmスケールという極小サイズでありながら、ローブの折り目一つひとつに丁寧なグラデーションが施されています。
さらに今回は追加造形された稲妻エフェクトも素晴らしい!細く伸びた紫電が杖から空間へ広がり、その光が周囲へ影響を与えることで魔法のエネルギーが暴れているような迫力を演出しています。単にエフェクトを付け足しただけではなく、「この光がどこへ当たるのか」「どこが照らされるのか」を緻密に計算した塗装がセットになっているからこそ、魔法そのものに説得力が生まれているのですね。また背景を黒で統一した展示方法も秀逸。余計な情報を消すことで光の演出だけを際立たせ、作品世界に自然と引き込まれます。そして何より驚くのは、この技術が32mmというサイズで行われていること。大型胸像でも難しいレベルのOLSを、このスケールで成立させている時点で圧巻の一言です。
繊細な光のコントロール、計算し尽くされた色彩設計、そして追加エフェクトによる圧倒的な説得力。まさにメーカーセレクト賞常連の名にふさわしい、世界レベルのミニチュア作品でした!
【戦地を照らした伝説の笑顔】
作品名:USO Tour 1954
ファレホ使用率:30%
コメント:基本塗装はラッカーですが、繊細なグラデーションや細部はファレホを何度も塗り重ねています。モンローの笑顔とフライトジャケットがポイント。
ご紹介するのは、X-PLUSさんの「マリリン・モンロー」の登場です。
1954年2月に行われた米国慰問協会(USO)によるキャンプショー・ツアーでのワンシーンを
再現した、1/8スケールキットを胸像風に仕立てられた作品となります。
こちらはファレホ30%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
まずはお顔を見ていきましょう。
驚かられるのは、マリリン・モンローという伝説のスターが持つ、生命感と圧倒的な気品が、完璧に表現されている点です。
とくに瞳は、吸い込まれそうな美しいブルーの彩度、瞳孔やハイライトの精密な描き込みは、まさに神業というほかありません。睫毛の一本一本にいたるまで繊細に描かれています。これによって、彼女の視線に宿る、優しさと意思の強さがはっきりと伝わってきます。
また、肌の質感表現も実に素晴らしく、滑らかなだけでなく、小鼻の周りや頬、顎のラインにかけて、レイヤリングが絶妙な陰影を生み出しており、人の肌が持つ自然な柔らかさと立体感が表現されています。モンローの象徴である左頬のホクロも、位置・大きさともに絶妙で、彼女のチャーミングな魅力をこれ以上ない形で再現しています。
まず目を奪われるのは、フライトジャケットの圧倒的な質感表現です。
B-15C特有のナイロン生地が見せる深いネイビーブルーの光沢感が素晴らしく、繊細なレイヤリングが施されることで、単なる単色塗りでは絶対に不可能な、光の乱反射が見事に再現されています。袖口やポケットまわりの立体的なシワに対して、絶妙なシャドウとハイライトが描きこまれており、まるで本物のヘビーナイロンの自然なひだやたるみを見ているかのようです。
オリーブドラブのシャツにも注目!肩甲骨のラインに合わせて絶妙なシャドウが塗られており、衣服の下にある彼女のしなやかなプロポーションまで感じさせます。襟が少しクシャッと立ったリアルな造形に対して、マットな質感がマッチしており、ナイロンジャケットの鮮やかな光沢感との質感のコントラストが、この後ろ姿において完璧なバランスで成立しています。
1954年に戦地の兵士たちを魅了した彼女のまばゆいオーラが宿った、まさに芸術と呼ぶにふさわしいそんな作品でした。
みんな大好きマリリン・モンローが胸像作品として登場です!胸像は全身像以上に一つひとつのパーツが大きくなるため、塗装による情報量や質感表現がダイレクトに完成度へ繋がるジャンル。その難しい題材を見事にまとめ上げた、圧巻の作品がやってきました!
まずはやはりお顔から見ていきましょう。基本塗装はラッカーとのことですが、その上から繊細な色の重なりが施されており、肌には非常に自然な透明感が生まれています。頬や口元には絶妙な血色が加えられ、まるで本当にメイクを施しているかのようなリアルさを感じさせます。目元には時代を象徴する少し濃いめのアイラインが繊細に描かれ、鮮やかなリップカラーと相まって、一目で「マリリン・モンローだ!」と感じられる説得力があります。単なる肖像ではなく、その時代を象徴するアイコンとしての存在感まで見事に表現されていますね。
そして本作品最大の見どころのひとつが、フライトジャケットです!これが本当に素晴らしい!ナイロン素材特有の光沢感が見事に再現されており、光を受ける部分と沈み込む部分のコントラストが非常に自然です。見る角度によって質感が変わって見えるほどで、「布」ではなく確かに「ナイロンジャケット」に見えるのがお見事ですね。しかもポケット部分のレザー表現、首元のファー表現はあえてつや消し寄りに仕上げることで、ジャケット本体との質感差をしっかり演出。同じ服の中で素材ごとの違いが明確に描き分けられているため、作品全体の説得力が大きく高まっています。
またグリーンのシャツも非常に美しい仕上がりです。布らしい柔らかな陰影が施されており、ジャケットとの素材差がしっかり表現されています。ボタン周辺やポケット部分の細かな陰影も効果的で、情報量を増やしながら自然な仕上がりを維持しています。そして本作品を見て特に感じたのは、どのパーツにも「単色で終わらせない」という強いこだわりです。肌、髪、ジャケット、シャツ、ファー。すべてのパーツに複数色が重ねられており、それぞれの素材に合わせて色調そのものが調整されています。だからこそ単なる塗装ではなく、本物の素材のような存在感が生まれているのでしょう。まさに質感表現のお手本のような作品でした!
【元祖、鉄の城】
作品名 :革進ショートネック
ファレホ使用率:10%
コメント:塗装はファレホのみ。使用箇所は顔面と自作した首です。ファレホならオリジナルパーツに近い色あるだろうと思ったけど無くて調色しました。参加できかなあ。
皆様、ご存知、スーパーロボット「マジンガーZ」でのエントリー。
ピンポイントにファレホを使用し、最小で最大の効果を狙った挑戦的な作品です。
さて、マジンガーの顔を見ていきましょう。
頬と鼻にかけての箇所のメタリックブルー、瞳や突き出した水平の角の明るめの黄色など、TV版マジンガーのカラーリングを見事に再現。
コメントにある様に調色して手足のカラーと遜色ない色合いを出しているのは流石の一言です。
続いては角度を変えて斜め上から見ていきましょう。
正面から見るよりも造形物の立体感が把握しやすく、塗装による凸凹も把握しやすいのですがそういったムラは見当たりません。
むしろ、目元や頬、鼻のラインに黒で縁取りをすることで、先述した通り顔全体に立体感を持たせています。
作品の実物、しかも顔はだいぶ小さめなのに、塗装に漏れやムラを出すことなく縁取りを施す技量に脱帽するしかありません。
さて最後は、背中を見ていきましょう。
なんと、コメントには自作した首とありますが、製品版と見分けがつかない造形のクオリティと塗装技術です。
先の2枚目、3枚目の写真の首の塗装を見ても一切ムラがありませんので、良ければ上にスクロールして画像を改めてご覧ください。
少ない箇所に集中した、技術と塗装表現が施された素晴らしい作品でした。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
完成品から漂う重量感や高級感は、まるで往年の超合金をそのまま現代に蘇らせたかのよう。キットの魅力を最大限に引き出した素晴らしい作品がやってきた!まず目を奪われるのは、その艶やかな金属表現。シルバーやブルーのメタリック部分は非常に美しく、粒子感を活かしながらも上品にまとめられています。さらに何層にも重ねられたクリアコートによって、単なる光沢ではなく「硬さ」まで感じさせる仕上がりになっています。表面の平滑さがしっかり伝わってきて、まるで実際の金属製玩具を見ているような錯覚を覚えますね。
ご本人は顔面と自作された首部分をファレホで塗装されたとのことですが、その調色の精度が見事。既存パーツとの色合わせは簡単そうに見えて実は非常に難しい作業ですが、違和感なく馴染ませているのがお見事です。また頭部の仕上がりも秀逸!ホバーパイルダーのキャノピー表現はもちろん、その内部にはしっかりと兜甲児が搭乗しています。ここまで小さなサイズにも関わらず塗り分けが非常に丁寧で、作品へのこだわりと愛情が伝わってきますね。
さらに個人的に素晴らしいと思ったのが素材表現の使い分けです。シルバー部分やブルー部分は金属らしい粒子感をしっかり残し、重厚なスーパーロボットらしさを演出。一方でブラック部分はあえて粒子感を抑え、美しい鏡面に近い艶を持たせることで、アニメ設定のイメージへ自然に寄せています。この塗り分けセンスが本当に秀逸!すべてを同じ質感にするのではなく、場所ごとに最適な仕上げを選択することで作品全体の説得力が格段に向上しています。
関節や指先に至るまで塗装精度も高く、大スケール完成品に見劣りしない情報量を獲得しているのも素晴らしいポイントです。艶やかな超合金感、繊細な顔周りの塗装、そして素材ごとの質感を巧みに描き分けるセンス。SMPという枠を超えて、「理想のマジンガーZ」を形にしたような素晴らしい作品でした!これがいい!
【泥濘を進むゼノレックス】
タカラトミーの「ゼノレックス」を使用し息を飲むようなハイクオリティのジオラマ完成品をご紹介します!
黒い台座には「ZOIC WARFARE VANISHING BOUNDARY」の文字が刻まれ、その上には泥濘を進むメカニカルなゼノレックスと生身のティラノサウルス、そして歩兵がドラマチックに配置されています。
製作者様の卓越した「5つのポイント」が散りばめられた本作の魅力をご堪能ください!
作品名:ZOIC WARFARE
ファレホ使用率:99%
コメント:全ファレホ。①ゾイドは全体ドライブラシ。②恐竜の粘膜は艶有でゾイドと対比。③歩兵がこちらを向いて指示。④泥地に履帯痕は戦車の先行を示唆。⑤台座にニス塗布。がポイントです。
まずはこちらをご覧ください。
一目見た瞬間に「戦場の一幕」を感じさせられます。
ここで注目したいのが、こだわりポイントの5つ目である「⑤台座にニス塗布」という点です。
泥や砂で荒々しく仕上げられた戦場の情微に対し台座の縁に施された美しいニス仕上げとスタイリッシュなネームプレートが作品全体に「美術品としての格」を与えています。
ファレホで緻密に塗り分けられた戦場の色彩がシックな台座によってさらに引き立てられています!
次にこちらをご覧ください。
機体全体に施されたという「①ゾイドは全体ドライブラシ」の効果が絶大でガトリング砲のシャープなエッジや全身の複雑なメカディテールが驚くほどリアルに浮き彫りになっています。
プラスチック特有の軽さが完全に消し去られ使い込まれた兵器の重厚感が伝わってきます。
シンプルな技法ながら圧倒的なセンスと腕前によりここまで説得力が増すという、まさにファレホを知り尽くした職人技です。
次にこちらをご覧ください。
メカニカルなゾイドの真横に生物としての滑らかな皮膚感を持つ恐竜が配置されていることで作品のテーマである「境界線」が視覚的に表現されていて非常に引き込まれます。
そして、この足元の泥地にこそ、こだわりポイントの4つ目である「④泥地に履帯跡は戦車の先行を示唆」という演出が施されています。
あえてジオラマ内に戦車本体を置かず地面に刻まれた「無限軌道の跡」だけを描写することで見ている人に「この先に強力な戦車部隊が先行しているのだ」という戦況を想像させる極めて高度なストーリーテリングがお見事です!
ファレホのマットな土色の質感も湿った泥の重みがリアルに伝わってくる完璧な色使いです。
最後にこちらをご覧ください。
この小さな兵士の存在こそが、こだわりポイントの3つ目である「③歩兵がこちらを向いて指示」というドラマを完成させています。
ゼノレックスの巨体に対して生身の人間がこちら力強く手を出して進路を指示している姿。
この一瞬の動きによって、静止した模型の中に「時間の流れ」と「戦場の緊張感」が完全に宿っています。
この極小サイズでありながら迷彩服のパターンの細部までファレホで丁寧に塗り分けられており最高のドラマが凝縮されています。
5つの計算が三位一体となった、ミリタリージオラマの傑作!
「全ファレホ」という高いこだわりをベースにドライブラシのメカニカルな質感、粘膜のツヤ、歩兵の視線、見えない戦車の轍、そして全体の額縁となるニス塗りの台座にいたるまで全ての要素に明確な意図を持って制作された本作!
製作者様の卓越した構成力と丁寧な手仕事がゼノレックスを本物の歴史の一幕へと変貌させた素晴らしい傑作でした!
まずは毎回素晴らしいゾイド作品をご投稿いただきありがとうございます!今回も「さすが!」と思わず唸ってしまう作品を拝見させていただきました。いつもはついゾイド本体に目が行ってしまうのですが、今回は思わず二度見。「恐竜いるじゃないですか!」しかも単なる添え物ではなく、本当にそこに生きているような存在感があるのです。リアルな恐竜と機械生命体のゾイドが同じ空間に立つことで、生態系や世界観まで想像させてくれる非常に面白い作品となっています。
ご本人のコメントにもあるように全体をファレホで仕上げられていますが、機械と生物という全く異なるモチーフを見事に描き分けています。ゾイド本体はドライブラシを活かした無骨な質感表現によって金属感や重量感を演出。一方でティラノサウルスは滑らかな陰影と自然な色彩変化で有機的な生命感を獲得しています。両者とも近いアースカラーを基調としながら、艶のコントロールだけで素材の違いを明確に表現しています。恐竜の口腔内や粘膜部分には程よい光沢を与え、生物ならではの湿り気を表現。対してゾイド本体はマット寄りにまとめることで、金属兵器としての説得力を高めています。この質感の対比が本当に見事ですね!
そして見逃せないのが脇役たち。特に歩兵フィギュアの完成度には驚かされました。非常に小スケールにも関わらず、迷彩服にはしっかりと濃淡が入り、泥跳ねまで表現されています。指を差して指示を出す兵士の存在によって、「何かが起きている現場」であることが一瞬で伝わってきますね。単なる添景ではなく、物語を語る登場人物としてしっかり機能しているのが素晴らしいポイントです。湿った泥地にはゾイドの履帯痕が刻まれており、その上を恐竜が横切ることで独特の世界観が生まれています。履帯痕によって「先行部隊の存在」が感じられ、恐竜の爪跡によって生物の重量感まで表現されているのがお見事です。
地面へのニス処理も効果的で、湿地帯のような質感がしっかり再現されています。光の反射によって泥地の重さや湿度まで感じられるのは流石ですね。作品全体の配置も素晴らしく、ゾイド・恐竜・兵士たちがバラバラではなく一つの物語としてまとまっています。メカニカルな魅力、有機生命体の魅力、そして情景作品としての完成度。そのすべてが高いレベルで融合した素晴らしい作品でした。
【誓いのブライド・アームズ】
作品名:June bride
ファレホ使用率:80%
コメント:武装した花嫁って良いよね!の気持ちで装飾・フルリペイント致しました。一部アクリル絵の具を混色し基本はファレホ筆塗りです。彼女はサムシング・フォーを身につけています。
ご紹介するのは、みよ様の「June bride」のご紹介です。
武装した花嫁というロマン溢れるコンセプトと、ヨーロッパの結婚式の伝統である
サムシング・フォーを見事に作品として落とし込んだ可愛らしい作品です。
こちらはファレホ80%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
まずはお顔を見ていきましょう。
キャラクターの愛らしさと、ファレホならではの、しっとりとした質感が
完璧にマッチしています。
髪の毛の鮮やかなミントブルーは、グラデーションが非常に滑らかで、花嫁らしい清潔感と
神秘的なオーラを放っています。ヘッドドレスの細かな造形にも丁寧に筆が入っており、純白の衣装とのコントラストがとても美しいです。
額縁のゴールドの輝き、リボンの柔らかな質感、そしてキャラクターの表情が一体となり、まるで祝福の瞬間を切り取った絵画のような気品を感じさせます。
武装した花嫁の象徴である大剣は、作品のある意味で主役とも言える圧倒的な存在感を
放っています。
透き通るような美しいクリアブルーの刀身は、まるで光を吸い込んで煌めく宝石のようです。
この鮮やかなブルーも、サムシング・フォーを強くイメージさせ、神聖な雰囲気を際立たせています。また、剣の柄のゴールドは、ファレホの金属色ならではの、派手過ぎず重厚感のある落ち着いた輝きを放っており、純白のドレスやヴェールとの相性がピッタリです。
ちょっとだけ後ろ姿も見ていきましょう。
額縁の窓から覗く、後ろ髪のグラデーションが本当に見事です。明るいミントブルーから深みのあるブルー、そして白へのラインへと繋がる色彩のコントロールは、本当に素晴らしいです。細部まで一切の妥協がなく、みよ様のこれが好き!という熱い情熱と、それを形にする確かな技術力が結晶となった、本当に素晴らしい作品でした。
武装した花嫁はロマンです!異論は認めます!ですが、この作品を見ればきっと多くの方が納得してしまうのではないでしょうか。小さなガチャポンフィギュアから生まれたとは思えないほど、世界観と可愛らしさに満ちた素敵な作品です。
まず目を引くのは、純白を基調としたカラーリングです。ウェディングドレスを思わせる白を中心にしながら、髪色や宝石、武器には優しいブルーを配置。ゆめかわいい雰囲気と神秘的な天使のような世界観が絶妙に融合しており、見ているだけで物語を感じさせます。そして塗装技術も本当に素晴らしい!元がガシャポンサイズという非常に小さなフィギュアでありながら、瞳や髪の描き込みが驚くほど丁寧です。特にミントブルーを基調とした髪には繊細なグラデーションが施されており、毛束ごとの立体感もしっかり表現されています。またピンクを帯びた瞳や頬の血色表現も非常に自然で、小さなサイズにも関わらずキャラクターへ命が吹き込まれているように感じられますね。
さらに白の塗装が見事!白はムラや透けが目立ちやすく難しい色ですが、本作品では非常に美しく発色しています。ドレス風のアーマーや手足のパーツも綺麗に塗り分けられており、清楚さと高級感を両立しています。
そして何より素晴らしいのが装飾とベースへのこだわり。豪華なゴールドフレームに、パールやクリアビーズ、リボン、宝石パーツを組み合わせることで、まるで結婚式のウェルカムボードやジュエリーボックスのような雰囲気を演出しています。
特にブルーのハート型装飾は「サムシング・ブルー」を思わせ、本作品のテーマを象徴する重要なアクセントになっていますね。ベースの白、髪のブルー、武器のブルー、装飾のブルーがそれぞれリンクしているため、多くの装飾を使用しているにも関わらず全体が非常にまとまって見えます。この色彩設計のセンスは本当にお見事です!小さなガシャポンフィギュアからここまで豊かな世界観を作り上げる発想力、丁寧な塗装技術、そして愛情あふれる装飾表現によって完成した、まさに唯一無二の作品でした。
幸せになってくれ~!
以上、5作品をご紹介しました!
今後も、みなさんの『魂』のこもった作品をお待ちいたしておりますッ!
次回のSRニュースもおたのしみに~!!
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト7まとめは以下の通りだっ!
■「ファレホペイントコンテスト7」参加受付開始!HS秋葉原
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その01(No02~06) Bell様特集回!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その02(No01、No07~10 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その03(No11~14、No23)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その04(No15~17,24,25)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その05(No18~22)大森つくも様特集!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その06(No26~No30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その07(No32~37) type613様特集回!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その08(No31,No38~41 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その09(No42~No46)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その10(No47~51)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その11(No 52~56)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その12(No57~No61)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その13(No62~63,65~67)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その14(No64,68~No71)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その15(No72~No74、No76~No77)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その16(No75,78~81)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その17(No82~86 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その18(No87~No91)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その19(No92~96)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その20(No97~100,No107 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その21(No101~No106)『マガツヒ』様特集‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その22(No108~110,112~113)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その23(No 111,No114~117)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その24(No118~No122)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その25(No123~127)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その26(No128~132 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その27(No133~No137)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その28(No138~No142)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その29(No143~147 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その30(No148~No152)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その31(No153~No157)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その32(No158~161、167 )
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その33(No162~No166)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その34(No168~No172)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト7参加作品紹介 !その35(No173~177 )