みなさま、こんにちは!今回の『ファレホペイントコンテスト7』のお客様作品紹介、第12回は用品用材コーナーが担当いたします!

今回も力作を5作品ご紹介!
ボークスが誇る、インジェクションキット「IMS」シリーズから2作品と、名作ハリウッド映画の名機を使った1作品、最近ペットとしても有名になったあの動物の作品と、同じくボークスお勧めミニチュアシリーズ「ワールドミニズ」から美しい1作品と素晴らしい作品ばかりっ!

ではでは早速ご紹介とまいりましょうっ!

お客様作品紹介第12回スターーートっ!

 

【静寂の黄金、紙面より来たりて】

「IMS 1/144 ザ・ナイト・オブ・ゴールド =デルタ・ベルン 3007=」を、ファレホ使用率90%という驚異の筆塗り塗装で仕上げた傑作!
単なる精密な模型の完成品という枠を遥かに超え、原作者・永野護氏が描く『ファイブスター物語』の独特な世界観、その「空気感」までをも見事に表現しきった素晴らしい作品です。

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お客様名:Rinkun Papa 様
作品名 :黄金の騎士
ファレホ使用率:90%
コメント:銀、赤、外装裏の黒以外はファレホを使用。ツルツルピカピカの金というよりは永野さんの画(単行本1巻表紙のような)をイメージした雰囲気でタッチを意識して筆塗り塗装しました。

まずは、こちらをご覧ください。
圧倒的な存在感と原画の空気感を纏う黄金の騎士
一目見た瞬間、全身から放たれる凄まじいオーラに圧倒されます。
昨今のモーターヘッド模型で見られる「鏡面仕上げのツルツルピカピカな金」とは一線を画す、重厚で深みのある佇まいが実に素晴らしい。
製作者様がコメントされている通り、まさに「単行本1巻の表紙」を彷彿とさせる、イラストレーション特有のタッチや陰影が見事に立体へと落とし込まれています。
ファレホの特性を極限まで活かし、計算された筆のタッチを残すことで、まるで永野氏の描いた水彩画やカラーインクの美しいムラがそのまま3Dとして具現化したかのようですね!
全体のプロポーションが引き締まって見え、1/144スケールとは思えないほどの巨大なスケール感と神々しさを放っています。

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次にこちらをご覧ください。
小さな1/144の頭部でありながら、ファレホによる筆塗りの繊細なコントロールによって、パーツのシャープさが一切損なわれていません。
それどころか、手作業のタッチが重なることで、MH特有の「生きている騎士」としての不気味なまでの美しさと、冷徹な意志が表情に宿っています。
そしてここで光るのが、適材適所に配された塗料の使い分けです。
ファレホのマットで上質な質感の中に、ポイントで差し込まれた銀や赤、外装器の黒といった別塗料の輝き・漆黒がコントラストを生み出し、顔立ちの立体感を劇的に引き締めています。
この絶妙なメリハリにより、ディテールの一つ一つがまるで生きているかのように主張しています。

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次にこちらをご覧ください。
側面から見ると、製作者様がどれほど「光と影」を意識して筆を動かしたのかが手に取るように分かります。
パーツのうねりや曲面に対して、筆のタッチがグラデーションのように重なり、自然な陰影を創出。
このタッチがあるからこそ、光が当たったときのハイライトと、奥まった部分のシャドウが単一のゴールドではなく、無限の表情を持つ「絵画的な黄金」へと昇華されています。
面の広さに負けない絶妙なタッチの残し方は、熟練の技術とセンスの賜物です。

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最後にこちらをご覧ください。
スタビライザーや各部装甲の裏側など、情報量が極限まで凝縮された圧巻の背面です。
正面からは見え隠れしていた「外装器の黒」や「銀・赤」のアクセントが、この背面ではゴールドを支える最高の引き立て役として機能しています。
ファレホで緻密に塗り分けられた内部的なディテールと、カチッと硬質に決まった黒の対比が実に見事。
どこから見ても一切の妥協がなく、むしろ背面だからこそ、このモーターヘッドが持つ「兵器としての複雑な構造」と「美術品としての美しさ」が完璧に調和していることが証明されています。
まさに四方隙なし、全方位がクライマックスと言える仕上がりです。

最後にこの作品の最も素晴らしい点は、模型のセオリーに縛られず、「永野護の画を三次元にする」という明確なコンセプトを、ファレホの筆塗りという極めて芸術的なアプローチで完全達成している点にあります。
ツヤのコントロール、筆目の残し方、異素材感の演出。
そのすべてが計算され、ザ・ナイト・オブ・ゴールドという「伝説の騎士」に相応しい、気高く、どこか儚くも美しい佇まいが生み出されています。
どこを切り取っても、製作者様のMHに対する深い愛と、卓越した技術への拘りがビシビシと伝わってくる、文字通り魂の震える大傑作です。
制作お疲れ様でした!

【店長コメント!】

Rinkun Papa様、今回もロボメカ部門でのご参加ありがとうございます!
しかも今回はボークスの【K.O.G.(ナイト・オブ・ゴールド)】!ありがとうございます!会場でもひときわ目を引く、まさに黄金の騎体がやってまいりました!

まずは何と言っても、この堂々たる立ち姿。K.O.G.ならではの優雅でありながら威圧感も併せ持つシルエットが実に見事です。そこへRinkun Papa様お得意の筆塗りメタリック塗装が加わることで、その存在感はさらに倍増しています!\今回の最大の見どころはやはり金色の表現でしょう!
一般的な「ツルツルピカピカの金属」ではなく、永野護先生のイラストや単行本表紙を思わせる絵画的な表現を目指したとのことですが、その狙いがしっかり作品に表れています。あえて筆跡を残すことで、単なる金属色ではない独特の生命感や躍動感が生まれているんですよね。光の当たり方によって表情が変わり、まるでイラストがそのまま立体になったかのような雰囲気です。

さらに塗装技術も圧巻!広い装甲面に金属色を筆塗りするとムラになりやすいものですが、本作では筆目を活かしながらも破綻のない均一感を維持しています。ファレホの特性を見事に活かした塗り重ねによって、金色に深みと奥行きが生まれているのが素晴らしいですね。
また、各部のスミ入れやシャドウ表現も秀逸です。複雑な装甲の隙間やモールドがしっかり強調され、巨大な騎体としての情報量が一段と増しています。金一色で埋もれがちなディテールが明確になり、メリハリの効いた仕上がりになっています。

そして印象的な赤のラインも見逃せません!金色の上から美しく発色させるのは決して簡単ではありませんが、鮮やか過ぎず、落ち着き過ぎず、絶妙な赤に仕上げられています。黄金の装甲との相性も抜群で、まさにK.O.G.らしい気品を感じさせます。
またフレーム部分。装甲だけでなく内部フレームや関節部にもしっかり金属色の塗り分けが施されており、どの角度から見ても抜かりがありません。前から見ても、横から見ても、後ろから見ても見応え十分!まさに死角なしの完成度です。

永野作品へのリスペクト、筆塗りならではの味わい、そして高い塗装技術が見事に融合した一作。単なる金色のロボットではなく、「ファイブスター物語の世界から抜け出してきた騎体」と感じさせる素晴らしい作品でした。今回もご参加、ありがとうございました!

 

【トップガン

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お客様名:sof0920 様
作品名 :F-14A
ファレホ使用率:80%
コメント:ほぼファレホで塗装することで艦載機らしい重々しさを表現しました。スミ入れを最小限で作れた所がアピールポイントです。

タミヤのF-14トムキャットにてエントリー下さいました。
トム・クルーズ主演作品「トップガン」を始め、アニメ「超時空要塞マクロス」のVF-1バルキリーのモデルにもなっている、根強い人気のある機体。
その人気の機体をコメントにも書かれている通り、ファレホのマット感を活かして、実際に運用されている艦載機の雰囲気を演出している所が非常にGoodッ!

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キットのままだと、透明感の強いクリアパーツを、ファレホのバーニッシュ系、又は他のつや消し塗料を使われたのでしょうか?
少しのクモリ表現を入れる事で、空母の甲板に駐機され、その際に雨風にさらされたのか、リアリティのある質感が追加されています。
コックピットのパイロット達も塗り分け完璧です。
細かい所も一切手を抜いていないのも◎。

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さて、キャノピーに焦点を当てましたが、折角なので、機首側面も見ていきましょう。
各モジュールや注意事項などのデカールを貼って情報量をましています。
デカールも塗料の塗り重ねによる凸凹を感じさせない、フラットな貼り付き具合がsof0920様の丁寧な作業の賜物であることを表しています。

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最後に展示では見えにくい、バーニア側を見ていきましょう。
バーニアノズルの中までしっかり塗装がされているのが分かります。
着艦時に停止補助として使われるのアレスティング・フックやその周辺の機器まで、きちんと塗り分けている所に作品に対する妥協の無さと拘りを感じました。

素晴らしい作品でのコンテストご参加ありがとうございました。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。

【店長コメント!】

sof0920様、いつもご参加ありがとうございます!
ガンプラ作品でもお馴染みのsof0920様ですが、店長の中ではやはり「ロービジカラーの達人」というイメージ!今回も豊かなグレーの表現が光る、現用海軍機がやってまいりました!

まず目を引くのは、現用艦載機ならではの低視認性塗装(ロービジ)が見事に再現されているところ。ぱっと見はグレー主体の機体ですが、近づいてじっくり見ると単なる一色ではないことがよく分かります。明るさや色味の異なるグレーが巧みに使い分けられ、実機さながらの深みと立体感を生み出しています。シンプルな色構成だからこそ難しい表現ですが、見ていて全く飽きません!

そして何より塗装が素晴らしい!
ほぼファレホで仕上げられたとのことですが、均一で美しい塗装面の中に繊細な階調変化がしっかりと存在しており、艦載機特有の重厚感や存在感を見事に表現しています。特に主翼や胴体上面の微妙な色の変化は非常に自然で、「グレーだけでここまで魅せられるのか!」と唸らされますね。
各部の塗り分けも非常に丁寧。機首のブラック、尾翼の濃色部分、機体各所の警戒色やマーキング類が絶妙なアクセントとなり、ロービジ塗装の魅力をさらに引き立てています。派手さを抑えたカラーリングの中で、必要な情報をしっかり見せる技術が光っています。
さらにアピールポイントとして挙げられている最小限のスミ入れも見事!「最小限」と言いながら、その効果は絶大です。パネルラインはもちろん、細かなリベット表現までしっかりと活かされており、機体の情報量を自然に引き上げています。強調し過ぎない絶妙な濃さだからこそ、実機らしいスケール感が生まれているんですよね。

デカールとの相性も抜群です。各種コーションマークや部隊マーキングが埋もれることなく綺麗に映えており、塗装とスミ入れがしっかり連携して作品全体の完成度を押し上げています。
また、キャノピー周りの仕上げも非常に丁寧。透明感を保ちながら内部も見せており、コクピットの存在感もしっかり感じられます。エンジンノズル周辺の質感表現も素晴らしく、艦載機特有の迫力ある後ろ姿がしっかり再現されていますね。
派手なウェザリングに頼るのではなく、色味の変化、塗り分け、スミ入れによって実機の重厚感を表現した秀逸な作品でした。ロービジカラーの魅力とファレホの表現力を存分に堪能できる一作です!
今回も素晴らしい作品のご参加、ありがとうございました!

 

【満ちる月、透き通る夜

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お客様名:安野瑠優様
作品名:月明かりの宿泊人
ファレホ使用率:100%
コメント:すべてファレホの筆塗りです。初の胸像作品ということで「月明かりの美」をテーマに、儚げで静かな雰囲気を意識しました。

ご紹介するのは、「アルナウミニチュア」の「夜明けの光イスリル(胸像)」の登場。
わずか1パーツのシンプルな作りながら、ディテールの密度と造形の説得力が凄まじいキットです。
こちらはファレホ100%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。

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では、まずはお顔をみていきましょう。
「月明りの美」をテーマにしたイスリルは、本当に息をのむほどに美しく、繊細に仕上げられています。まず、何よりも目を奪われるのが、この吸い込まれそうなほど美しい顔の表情と、繊細極まりない筆塗りの技術です。テーマに掲げられた「月明かりの美」儚げで静かな雰囲気が、この限られた小さなスペースの中に、見事に表現されています。
また瞳の視線はどこか憂いを帯びており、今にも消えてしまいそうな儚さが伝わってきます。

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首筋から鎖骨、そして胸元の造形美と、それを引き立てる衣服の色彩設計の見事さに圧倒されます。深みのあるブルーの衣装は、月夜の深淵を思わせるような美しい発色で、筆ムラを一切感じさせない均一かつ繊細なタッチで塗り上げられています。その鮮やかなブルーと白く透き通るような肌とのコントラストがとにかく鮮烈で、お互いの美しさを最大限に引き立てあっています。さらに、左腕にあしらわれたゴールドの腕輪が、完璧なアクセントとして機能しており、全体のバランスを引き締める最高の隠し味となっています。

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そして、この作品のドラマ性をさらに深めているのが、この見事な後ろ姿です。
正面から見た時の可憐な印象とはまたひと味違う、静けさと哀愁が背中から漂っており、360度どこから見ても素晴らしい完成度です。
また髪は月光が髪のディテールを優しくなぞっているかのような陰影表現が秀逸で、淡いパープルの絶妙な色調が、キャラクターの神秘性をより一層高めています。
初めての胸像作品でありながら、ここまでの高次元に完成させた安野瑠優様のセンスと技量に
驚かせられた素晴らしい作品でした。

【店長コメント!】

安野瑠優様、前回に引き続きファレホペイントコンテスト7へのご参加ありがとうございます!
しかも今回はアルナウミニチュア社の【イスリム】!ワールドミニズの胸像作品の中でも抜群の人気を誇る、あの美しいエルフがやってきました!繊細な造形もさることながら、それをどのように塗装で魅せるかが腕の見せ所のキットですね。

今回のテーマは「月明かりの美」。
まず素晴らしいのが色彩設計です!ミニチュア作品では色数を増やしたくなるものですが、本作は寒色系を軸にした統一感のあるカラーリングで見事に世界観を構築しています。淡い紫の髪、青みを帯びたドレス、月光を浴びたかのような肌色表現が絶妙に調和しており、静かで儚い空気感が作品全体から伝わってきます。テーマの選定と、それを塗装で表現するセンスが光りますね!

そして驚かされるのが、これが初めての胸像作品とは思えない塗装の丁寧さです。
これまで培われてきた小スケール作品の経験が存分に活かされており、ブラシコントロールが本当に見事!顔のパーツ一つひとつが非常に繊細に描き込まれていて、瞳や睫毛の表現も自然で美しい仕上がりです。胸像は顔に視線が集中するだけにごまかしが効かないジャンルですが、その難しさを感じさせません。
特に肌の塗装は秀逸です!全体を寒色寄りでまとめながらも、頬や唇にはピンクや紫をほんのりと加えることで生命感を演出。冷たい月光に照らされているようでありながら、生きた存在としての温かみもしっかり感じられます。このバランス感覚は本当に素晴らしいですね。

また、首筋や鎖骨周辺のシャドウ表現も見どころです。造形に沿って丁寧に陰影が置かれており、立体感を自然に引き出しています。髪の毛も単色ではなく、淡い紫の中に細かな色の変化を入れることで柔らかな流れやボリューム感がしっかり表現されています。
さらに胸像作品ならではの大きな面積を活かしたグラデーションもお見事。肩や背中にかけての色の移り変わりは非常に滑らかで、ファレホの特性を活かした丁寧なレイヤリングが伝わってきます。
全体を通して、「月明かりの美」というテーマがブレることなく貫かれており、静謐で幻想的な雰囲気に満ちた作品でした。色彩設計、筆塗り技術、陰影表現、そのどれからも積極的なチャレンジ精神が感じられ、胸像作品として非常に魅力的な仕上がりです。

初胸像とは思えない完成度の高さに驚かされました!素晴らしい作品のご参加、ありがとうございました!

 

【拘り抜いた『髭』が魅せる、野生の眼差しとリアリズム】


SHINZEN造形研究所の傑作キット「かわらべ」を、なんとファレホ使用率90%というこだわりのペイントで仕上げられたKON氏の作品の紹介です!
一目で心を奪われるような、圧倒的な存在感と愛らしさが同居した素晴らしい仕上がりとなっていますね。

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お客様名: KON 様
作品名 :かわらべ
ファレホ使用率:90%
コメント:茶色系のウオッシュ以外をすべてファレホ使用しました。髭を付けるのに苦労しました。

まずは、こちらをご覧ください。
正面からの佇まいを見て、その自然な「佇まい」に驚かされます。
丸まって休んでいるカワウソの、なだらかな体のラインと、こちらをじっと見つめる表情のバランスが絶妙です。
ファレホ特有の上質で落ち着いたマットな質感が、作品全体に大人の気品と、まるで博物館の展示物(ヴィネット)のような高級感を与えています。
ベースの黒い円プレートとのコントラストも美しく、作品のシルエットが非常に引き締まって見えます。

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次にこちらをご覧ください。
コメントにもある通り、最も苦労されたという「髭(ひげ)」の表現が実に見事です。
細く、不規則で、それでいて生命感のある髭が一本一本丁寧に仕込まれており、今にもピクピクと動き出しそうなほどのリアルさを生み出しています。
また、ファレホによる顔周りの塗装表現も秀逸です。
鼻先の瑞々しい黒、口元の絶妙なグラデーション、そして何よりも「瞳」の表現が素晴らしいです。
しっかりとクリア層の輝き(あるいは丁寧なハイライト)が感じられ、カワウソ特有の、どこか哲学的で無垢な視線が見事に再現されています。
茶色系のウォッシュを効果的に使うことで、顔のシワや毛並みの凹凸に深い立体感が生まれています。

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次にこちらをご覧ください。
ただ一色で塗るのではなく、ファレホを繊細に重ね塗りすることで、一本一本の細かな毛並みが光を浴びて微妙に色を変える様子が表現されています。
特に首回りから背中にかけての、毛の密度や流れの変化が視覚的にとても心地よく伝わってきます。
ウォッシュによる影の落とし方と、ファレホによるソリッドなカラーリングが完璧に調和しており、単なる模型ではなく「生き物」としての説得力が凄まじいです。

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最後にこちらをご覧ください。
カワウソがコロンと丸まっている後ろ姿は、言葉にできない愛らしさに満ちています。
背中のなだらかな曲面は、塗装のムラが最も目立ちやすい難所ですが、ファレホの特性を完全にコントロールし、非常に滑らかで美しいグラデーションが施されています。
背骨のラインに沿った緩やかな陰影の表現からは、製作者様の高いデッサン力と、素材への深い理解が伝わってきます。
前爪を少し覗かせたお尻側のディテールまで一切の手抜きがなく、360度どこから見ても隙のない、完璧な「スタチュー」として完成されています。

改めてこの作品から感じたのは「茶色系のウォッシュ以外はすべてファレホ」という中で、これほどまでにオーガニックで温かみのある生き物の質感を表現できるのは、確かな技術と作品への愛があってこそです。
苦労されたという髭の工作も含め、細部へのこだわりが全体のリアリティを何倍にも跳ね上げています。
多くの人の足を止めさせるに違いない、至高のレジンペイント作品です。制作お疲れ様でした。

【店長コメント!】

KON様、ご参加ありがとうございます!
そして何という素敵な題材でしょうか!SHINZEN造形研究所さんの作品がやってまいりました!旭山動物園のガチャ原型や、粘土で作る生き物造形でお馴染みのあのSHINZEN造形研究所さんです。生き物好きとしては思わず顔がほころんでしまう、まさに眼福な作品ですね!

さて、このコツメカワウソですが、まず造形の素晴らしさをしっかり受け止めた塗装が見事です。生き物作品は「ただ色を塗る」だけでは魅力が出ませんが、本作は観察に基づいた色の置き方が本当に丁寧!特に目の周りから頬にかけての毛色の変化や、毛の境界が自然にぼけていく表現など、「実物をしっかり見ているなぁ」と感じさせてくれます。そして塗装が素晴らしい!茶系ウォッシュ以外はほぼファレホとのことですが、毛並みの色彩表現が実に自然です。単なる茶色やグレーではなく、複数の色味を重ねることで生き物らしい深みを生み出しており、光の当たり方によって微妙に表情を変える毛色がとても魅力的。明るい口元から濃色の背中へ移り変わるグラデーションも滑らかで、違和感がまったくありません。

さらに艶のコントロールも秀逸!カワウソ特有のしっとりとした毛並みが見事に再現されています。全身をテカテカにするのではなく、部位ごとにツヤを調整することで、濡れたような質感と柔らかな毛並みの両立に成功しています。鼻や瞳の艶感も非常にリアルで、思わず目が合ってしまいますね。
そしてコメントにもある髭!
これは本当にお疲れさまでした!一本一本丁寧に取り付けられた髭が作品のリアリティを一気に押し上げています。顔周りの印象を大きく左右する部分だけに苦労も多かったと思いますが、その甲斐あって非常に存在感のある仕上がりになっています。髭の向きや長さにも変化があり、まるで今にも動き出しそうな生命感がありますね。

また、可愛らしい表情も魅力満点。口元のほんのりとしたピンクや鼻先の質感表現など、小さなポイントまでしっかり塗り込まれており、見る人を自然と笑顔にしてくれます。
造形へのリスペクト、観察力、そして高い塗装技術。その全てが合わさって、生き物への「好き」がダイレクトに伝わってくる作品でした。
見れば見るほど愛着が湧いてくる、とても素敵なコツメカワウソをありがとうございました!

 

【稀代の名騎】

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お客様名:Zaberu 様
作品名 :ヴァイオラ
ファレホ使用率:1%
コメント:初の1/100モーターヘッドに挑戦してみました。外部装甲は渋めに。内部フレームはメタリック塗装で。仕上げにファレホの明るめのサンド系色でドライブラシをかけています。

ファイブスター物語のボークス製プラスチックキット、IMS1/100「ヴァイ・オ・ラ」にてエントリー下さいました。
モーターヘッドの中でも、異彩を放つ姿の機体を、バイドバイパー仕様で仕上げて来られた非常にクオリティの高い作品です。

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ではでは、キットのアップを見ていきましょう。
特徴的な頭部がひと際目を引きます。
道化師のような頭部と、十字状のアイセンサー部分が個人的に底知れなさを感じるワンポイントです。
設定に沿ってイエロー系の塗料で塗装を丁寧に行いつつ、外部装甲は下地がうっすらと透けるように仕上げ、陰影を強調し、頭部は明るく発色させることで全体にメリハリが効いていてグッドッ!

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三枚目は巨大ロボ定番の煽り視点から見ていきましょう。
巨大感が感じられて迫力満点です。
つま先から頭部まで、一切塗りムラが無い素晴らしい塗装の仕上がり。
インナーフレームの光沢感が美しい。輝くメタリックパープルがつや消し仕上げの外装と合わさって全体の完成度を引き上げています。

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最後に展示の都合上見えない後ろ姿を見ていきましょう。
背中を覆うマント状アーマーをマットなブラックグレー系で仕上げ、暖色系のイエローとしっかり差別化がされています。
ラッカーで塗装後、ファレホでドライブラシを掛けたそうで、ファレホのつや消しのザラザラ感が作中の荒野の感想具合をイイ感じに表現しています。

素晴らしい作品でのエントリーありがとうございました。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。

【店長コメント!】

Zaberu様、ご参加ありがとうございます!
みんな大好きF.S.S.作品がやってきました!しかも【VAI O LA CRUMARS II】ではありませんか!やっぱりこの機体、立体映えが抜群ですね。特別なポージングを取らせなくても、ただ立っているだけで圧倒的な存在感と気品を感じさせてくれます。そして何より、初の1/100モーターヘッドへの挑戦とのことですが、とても初挑戦とは思えない完成度!その魅力を存分に引き出した仕上がりになっています。

まず注目したいのは、この絶妙なカラーリングです。
基本となるサンドイエローは落ち着いた色味でまとめられており、派手になり過ぎず上品な印象。一方で装甲の隙間から覗くメタリックパープルが強烈なアクセントになっています。さらに首周りや動力パイプ周辺のオレンジ系メタリックが加わることで、単調さとは無縁の豊かな色彩構成に。補色関係に近い組み合わせが機体の持つ優雅さと、どこか禍々しい雰囲気を同時に演出しているのがお見事です!

そして塗装が本当に素晴らしい!
外装のサンドイエローは単色ではなく、各装甲に丁寧なグラデーションが施されています。面の中心を明るく、エッジや陰になる部分を落とすことで装甲一枚一枚の存在感が際立ち、F.S.S.特有の流麗な造形をより美しく見せています。巨大な騎体らしいスケール感や重厚感がしっかりと表現されており、見れば見るほど塗装の効果を実感しますね。また、内部フレームのメタリック塗装も秀逸。シルバー系だけでなくパープル系の金属色を大胆に取り入れることで、単なるメカニカル表現を超えたファイブスター物語らしい美しさを獲得しています。外装とのコントラストも非常に気持ち良く、どの角度から見ても見どころがあります。

さらに仕上げのドライブラシも効果抜群!サンド系の明るい色を使うことでエッジが自然に浮き上がり、装甲の情報量を増やしながらも汚し過ぎない絶妙な仕上がりになっています。作品全体に軽やかさと清涼感があり、まさにモーターヘッドらしい高級感を感じさせます。情報量を増やしながらも決して騒がしくならず、「足し算」と「引き算」のバランスが実に巧みです。美しく整備された騎体としての説得力がありますね。
初挑戦とは思えない完成度と、F.S.S.への愛情がしっかり伝わってくる一作でした。気品、高級感、重厚感、その全てを高いレベルで両立した素晴らしいVAI O LA CRUMARS IIをありがとうございました!

 

以上、5作品をご紹介しました!


今後も、みなさんの『魂』のこもった作品をお待ちいたしておりますッ!


次回のSRニュースもおたのしみに~!!

ボークス ファレホペイントコンテスト7
■参加申込書配布期間:2026年04月24日(金)~  ←配布中!
■作品受付期間:2026年6月6日()~2026年7月12日(←作品受付中!
■作品人気投票:2026年7月18日(土)~ 8月2日(日)
■結果発表&表彰式:2026年8月9日(日)
■作品返却期間:2026年8月9日(日)~ 8月30日(日)まで
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト

ファレホペイントコンテスト7まとめは以下の通りだっ!