みなさまこんにちは!今回の『ファレホペイントコンテスト7』、お客様作品紹介は用品用材コーナーが担当いたします!
第6回は、ファレホコン常連、「しもん様」の3作品と、これまたコンテスト常連の「もりのみやこ様」の1作品。
そして、今回コンテスト初参加ながら、迫力のある作品でエントリーされた「IWABO様」の1作品、併せて計5作品をご紹介っ!
確かな、塗装技術に裏打ちされた、見所ばかりの作品を張り切ってお伝えしていきますっ!
ではでは早速ぅぅぅ、
お客様作品紹介第6回スターーートっ!
【笑顔のプレリュード】
作品名:フリーナ
ファレホ使用率:20%
コメント:花の各色にファレホを使っています。フリーナの魅力が伝わるように丁寧に塗装しました。
ご紹介するのは、原神の水の国フォンテーヌに君臨する水神「フリーナ」です。
こちらはファレホ20%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
では、まずはお顔をみていきましょう。
フリーナ特有のどこか儚くも可憐で、自信に満ちたあの眩しい笑顔が見事に表現されています。カワイイ!また、シルクハットや洋服の装飾類は、細部まで一切の妥協なく、丁寧に命を吹き込まれたことが伝わる非常に密度の高い素晴らしい仕上がりです。
続いて後面をみていきましょう。
躍動感あふれるダイナミックに激しくうねる水流のエフェクトは、光の透過具合によって複雑な青のグラデーションを見せており、まりで本物の水が動いているかのような瑞々しさを感じさせます。360度どこから見てもとても美しく、もりのみやこ様の高い技術力とセンスが感じ取れます。凄い!
最後に装飾を見ていきましょう。
アンティーク調の重厚なゴールドの額縁に添えられた、イエロー、ピンク、ブルーの薔薇たちが、空間に鮮やかな彩りと華やかさを添えています。ファレホならではのマットで質感豊かな発色が、瑞々しいクリアパーツの水流や衣装の質感と見事な対比を生み出しており、視覚的なメリハリがとても素晴らしいです。
フリーナーへの深い愛とリスペクトが伝わってくるそんな素晴らしい作品でした。
もりのみやこ様、いつもご参加ありがとうございます!今回もガールズフィギュア部門連覇を狙ってのエントリー、大作でのご参加にまずは拍手を送らせてください!
メーカーは玖尾猫。近年の中国系原型師さんの作品らしく、とにかく圧倒的な情報量と造形カロリーの高さが光るキットですが、それをここまで仕上げ切る集中力と忍耐力、本当にお見事です。まず完成させてくださったことに心から感謝申し上げたいレベルのボリュームです!
そして本作、何よりも目を引くのは塗装のクオリティ。どの角度から見ても一切のブレを感じさせない塗り分け精度、まさに"鉄壁"のマスキング力です!エッジはピシッと決まりながらも硬くなりすぎず、面としての美しさをしっかり保っている点が素晴らしいですね。全体はブルー系の色調でまとめられていながら、決して単調にならず、細やかなグラデーションと明暗の使い分けによって豊かな色の変化を演出。透明感のあるエフェクト部分と衣装のマットな質感との対比も見事で、視線が自然と作品全体を巡っていきます。この色彩設計と塗装コントロールはまさにハイレベル!
さらに注目したいのが、ファレホを使った花の塗装。パステル調の柔らかな色合いが作品に華やかさと軽やかさをプラスしており、寒色主体の中で絶妙なアクセントとして機能しています。単に色を置くだけでなく、艶のコントロールまで含めて全体のトーンをしっかり統一しているあたり、塗装センスの高さが際立っていますね。
細部に至るまで丁寧に塗り込まれた仕上がりからは、フリーナの魅力をしっかり引き出そうという強いこだわりが伝わってきます。
塗装面の滑らかさ、色のつながり、質感の演出...どれを取ってもハイクラスで、安心して見ていられる完成度です。まさに「丁寧さ」と「技術」の両方が高いレベルで噛み合った一作!今回も素晴らしい作品をありがとうございました!
【粉砕せし破壊の神】
作品名:神
ファレホ使用率:100%
コメント:コメント:ミニチュア等でよく使われる塗装方法を用いて塗ってみました。どの色、どの種類のファレホもコントロールがしやすく筆塗りに最適でした。
大人気漫画『遊戯王』に登場する3枚の神のカードの1つにして主人公、遊戯のライバル海馬瀬人が所有する、オベリスクの巨神兵でエントリー下さいました。
バンダイからFigure-rise Standard Amplifiedシリーズで出ているキットを使用されています。
元々、造形の良いキットですが、塗装で陰影を際立たせて立体感と重厚感を上手く表現させています。
塗装方法をお聞きした所、黒下地から白ハイライト、ファレホエクスプレスカラーで全体を塗装したのち、TMMサファイアブルーでドライブラシを施したとの事でした。
比較的少ない、塗装工程で、重厚感のある仕上がる技量に脱帽するばかりです。
神のご尊顔を見て参りましょう。
ハイライトとシャドウ塗装がしっかり施されているので顔のディティールの凹凸がハッキリと分かります。
キットの造形を損なわず、角や肩、ボディのエッジを自然な形で際立たせている、見極めがすばらしい。
続いては展示の都合上、見えない背面を見ていきましょう。
正面と違ってコチラは黒が強めの塗装。
プレイヤーが召喚途中の、現界しきっていない感を表現されたのでしょうか?
正面とイメージ変える事でメリハリが効いていてとってもGoodっ!
最後にオベリスクの神の拳を見ていきましょう。
オベリスクの名の如く、頑健な岩を思わせる巨大な拳。
ドライブラシ塗装による自然なカスレ具合が、石材感を補強しています。
ハイライトの入れ方を他より多くしているのか、必殺技の『ゴッドハンドクラッシャー』を放つためのエネルギーを溜めている様にも見える表現が◎。
素晴らしい作品でのコンテストご参加ありがとうございました。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
IWABO様、初参加でいらっしゃいますでしょうか!?はじめまして!!......って、いきなりとんでもない存在感の作品が来ましたよ!?皆大好き"神"降臨!!遊戯王より【オベリスクの巨神兵】、堂々のエントリーです!!
元々はほぼ単色の成形色キットということで、素材としてはシンプルな構成ながら、そこに施された塗装がとにかく見事。造形に沿った塗り分けとコントラストの付け方が抜群で、彫刻的なディテールが何倍にも引き立てられています。陰影の置き方が的確なので、筋肉や装甲の立体感がグッと強調され、「神」の威圧感をしっかり感じさせてくれますね!
特に素晴らしいのが塗装技術の使い分け。ミニチュア塗装でよく用いられる手法を取り入れたということで、ドライブラシやレイヤリングの重ね方が非常に巧み!エッジ部分に入るハイライトが絶妙で、硬質感と重量感を同時に演出できているのが本当にお見事です。単なる色替えにとどまらず、質感や情報量そのものを塗装で増幅している点が素晴らしいですね。
さらに光源を意識した塗装表現も秀逸!立ち姿のシンプルなポージングでありながら、自然と視線が顔まわりへと誘導され、まるで神々しく発光しているかのような印象さえ受けます。この「見せ方」をしっかり意識した塗装、完成度がとても高いです。
頭頂部の宝玉も塗装でしっかり質感を作り込まれており、周囲のマットな質感との対比でより存在感が際立っていますね。全体を通してファレホの扱いも非常に安定しており、コントロールの良さを最大限引き出している印象です。筆塗りとは思えない均一さと、あえて残した筆致による表情付け、そのバランス感覚も抜群!
「シンプルなキットをここまでカッコよく仕上げるか!」と唸らされる、塗装力の高さが際立つ一作。重ねた技法の説得力と完成度、どれを取ってもハイレベルで、まさに"塗りで魅せる"作品でした!
初参加とは思えない素晴らしい仕上がり、ありがとうございました!
【晩秋の残響】
一目見た瞬間から、その場に流れる冷たい空気感と、言葉にできない哀愁に強く心を揺さぶられました。
タミヤの名作キットをベースに、使用塗料の「98%がファレホ」という極めて高いこだわりで塗装された本作は、水性アクリル特有の上質で完全なつや消しの質感がこれ以上ないほど見事に活かされています。
製作者様の「秋を迎え間もなく冬が訪れる街角」というテーマの通り、作品全体から漂う季節の移り変わり、そして「疲れたように振り返る兵士」という言葉が持つドラマ性が、わずか数センチのビネットの中に完璧に凝縮されています。
ただの模型の域を超え、まるで歴史のワンシーンを切り取った映画の1コマか、あるいは一幅の絵画を見ているかのような深い感動を覚える傑作です。
作品名:晩秋
ファレホ使用率:98%
コメント:ほぼすべてファレホで塗装。秋を迎え間もなく冬が訪れる街角と疲れたように振り返る兵士をビネットにしました。石柱などの経年した様子を感じてもらえたら嬉しいです。
まずは、こちらをご覧ください。
完璧な空間構成と、静かに流れる「時間」の表現が
、この作品の持つ卓越した空間構成に目を奪われます。
石柱の垂直なラインと、そこから少し身を引くように佇む兵士の配置バランスが絶妙で、ビネット全体に美しい緊張感が生まれています。
最大のみどころの一つである石柱は、まさに「経年した様子」がリアルに伝わってくる圧巻の仕上がりです。
ファレホの繊細な重ね塗りによって表現されたであろう、何十年もの間、雨風に晒されて煤けた石の退色感、角の摩耗、そして隙間にこびりついたわずかな汚れのグラデーションが、信じられないほどの解像度で再現されています。
足元に広がる石畳や、季節の終わりを告げるわずかな落ち葉の表現も、この寒々しい街角の説得力を補強しています。
「間もなく冬が訪れる」というコメントの通り、乾ききった空気と、これから訪れる厳しい寒さを予感させる見事な世界観の構築です。
次にこちらをご覧ください。
この作品の持つ圧倒的な「ドラマ性」と製作者様の超絶的な筆塗り技術に言葉を失います。
1/35という極小のスケールでありながら、兵士の瞳、眉間の皺、そして固く結ばれた唇から、彼の内面にある「疲弊」と「孤独」が雄弁に伝わってきます。
ファレホはブレンディング(色の境界をなじませる技法)が非常に美しい塗料ですが、それを完全にコントロールし、不自然さの一切ない滑らかな肌の陰影が表現されています。
泥や煤に汚れた皮膚の質感、何日も髭を剃っていないであろう顎の青み、そして何よりも「疲れたように振り返る」その視線の奥にある、故郷を想うような、あるいは戦況を憂うような、複雑な感情の機微が見事に描写されています。
ヘルメットの鈍い金属光沢や、あご紐の質感とのコントラストも素晴らしく、フィギュアの「顔」という最も重要な要素に完璧に命が吹き込まれています。
次にこちらをご覧ください。
この角度から見ることで、背景の石柱がまるで巨大な歴史の建造物のようにそびえ立ち、その前に佇む一人の兵士の「小ささ」と「孤独」がより一層際立っています。
また、下から見上げることで、衣服のシワの深い影や、装備品の立体感がより強調されます。ファレホのマットな質感が、ウール製の野戦服の重みや、革製ベルトの硬質さ、金属製の水筒や飯盒の鈍い質感をそれぞれ見事に染め分けているのがよく分かります。
光が当たらない衣服の裏側や、装備品の隙間に施された深いシャドウの入れ方が非常に的確で、どの角度から見ても破綻のない、計算し尽くされた光と影の演出がお見事です。
最後にこちらをご覧ください。
背中が語る、戦場のリアルと哀愁の余韻。
「男は背中で語る」という言葉がありますが、この背中こそ、製作者様がコメントされた「疲れた兵士」の心情を最も雄弁に物語っているかもしれません。
重い装備品を背負い、少し前かがみになった肩のラインからは、長旅と戦いの重圧による肉体的な疲労が痛いほど伝わってきます。
ファレホ特有の落ち着いた色調で塗装された野戦服のグラデーションは、背面の大きな面積でも単調にならず、光の当たり方が極めて自然に表現されています。
正面からは見えなかったこれらのディテールをじっくりと堪能できると同時に、振り返った彼の視線の先に何があるのかを想像させる、深い余韻を残す最高の作品です。
本作は、タミヤの素晴らしい造形をベースに、ファレホという塗料のポテンシャルを120%引き出した、まさに「筆塗りの極致」とも言える芸術的なビネットです。
石柱の経年変化という「無機物の歴史」と、兵士の疲弊という「有機物の感情」が、秋から冬への移り変わりという季節の軸の中で完璧に調和しています。
これほどまでにストーリーを感じさせ、見る者の心を打つ作品に出会えたことに、深く感謝したくなるほどの傑作です。
しもん様、いつもご参加ありがとうございます!
情緒を大切に作品を仕上げられるペインターとして、店長の中ではすっかりお馴染みですね!今回もご参加、本当にありがとうございますっ!
さて今回の作品はビネット。ビネットとは単に小さい模型ではなく、「情景や一場面の切り取り」。まさにその言葉通り、本作はまるで映画のワンシーンをそのまま抜き取ったかのような、静かで深い空気感に包まれています。
注目はこの小さな兵士フィギュア。サイズは非常にコンパクトながら、顔の塗装がとにかく素晴らしい!肌の明暗の付け方やウォッシュの使い方が絶妙で、どこか疲れたような、それでいて様々な感情が入り混じった表情がしっかりと表現されています。このスケールでここまで"語る顔"を作れるのは流石の一言です!
そして塗装全体のレベルの高さも見逃せません。ほぼファレホで仕上げられているとのことですが、発色とコントロールの良さを最大限に活かした丁寧なレイヤリングが光っています。服の質感、革装備の使い込まれた雰囲気、地面や石の乾いた印象など、それぞれ異なる素材感がしっかり塗り分けられており、非常に説得力のある仕上がりです。特に石柱の塗装は秀逸で、微妙な色の揺らぎやくすみの表現がリアルな経年変化を見事に演出しています!
さらにビネットとしての魅力は周囲の情景表現にも。石柱の雨垂れ汚しや細かなダメージ表現が非常に細やかで、この場所が長い時間を過ごしてきたことをしっかり感じさせてくれます。落ち葉の配置も含めて、秋から冬へと移り変わる季節感が自然に伝わってくるのが本当に見事!
構図・塗装・ストーリー性、そのすべてが高いレベルでまとまった素晴らしいビネット作品でした。情緒を描く力と、それを支える塗装技術の高さに脱帽です!
今回も素敵な作品、ありがとうございました!
【この可愛さ、全方位無敵!】
作品名:walking zomko
ファレホ使用率:98%
コメント:ほぼすべてファレホで塗装。ソフビトイをイメージして造形されたキットなので「おもちゃらしさ」を表現するため彩度高めの色を選んで塗装しました。
ご紹介するのは、dada屋さんオリジナルキャラクターで、今作はソフビ風なイメージで制作された「ゾンコ」の登場です。
こちらはファレホ98%で作成された作品となります。
では早速見ていきましょう。
では、まずはお顔をみていきましょう。
一目見ただけで引き込まれる、表現力の高さに脱帽です。
髪の毛の彩度の高いピンクからのグラデーションが、どこか懐かしくも新しいソフビトイのポップさを見事に表現しています。
更に手首の縫い目の部分は、細部までブレずに精密に塗り分けられており、デフォルメされた造形の中に引き締まったリアルなアクセントを与えています。
続いてお身体をみていきましょう。
セーラー服の白いトップス部分は、単なる白一色ではなく、絶妙なシャドウ色が非常に滑らかに施されています。それにより、ソフビ風のソリッドな質感を保ちつつ、服のシワや立体感が美しく浮かび上がっています。更にスカートのハイライトの入り方も非常に素晴らしく、しもん様の色彩設計の巧みさと、陰影の入れ方のセンスの高さが伝わってきます。
最後に足元を見ていきましょう。
本体のポップさとは打って変わって、足元の地面の表現には、息をのむほどの凄味とリアリティが詰め込まれています。
ひび割れたコンクリートを思わせる、荒々しく廃墟的な表現や、何層ものグレーやウェザリングカラーが重なり合ったような深みのある色調は、まるで本物の廃墟の地面を切り取ってきたかのようなリアルさを感じます。凄い!
技術とセンスに裏打ちされた、見る者をいつまでも飽きさせない、非常にエネルギーに満ちた素晴らしくも可愛いらしいそんな作品でした。
しもん様、怒涛の2作品目ありがとうございます!
今度は一転してPOPな世界観!最近ガチャやキット化などで活躍の幅を広げているdada屋さんのオリジナルキャラクター【ゾンコちゃん】の登場です!いや~かわいい!
しもん様と言えば、どちらかというとリアル系・情景系の印象が強いのですが、こういったデフォルメでPOPな造形にもバッチリ対応してくるのが本当に凄いところ!むしろその確かな塗装力が、このシンプルで情報量を絞ったデザインと見事にかみ合っていて、完成度をグッと引き上げています。
今回のテーマでもある「おもちゃらしさ」の表現、これがまた素晴らしい!一見するとフラットで均一な2次元的色面に見せつつ、よく見ると髪の毛や肌にはしっかりと滑らかなグラデーションが仕込まれているんですよね。この"やり過ぎない陰影"の入れ方が絶妙で、ソフビトイのような質感を損なわずに立体としての奥行きを感じさせてくれます。
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特に塗装は見事の一言!ファレホの扱いが抜群に上手く、色の乗り・発色・ぼかしのコントロールが非常に丁寧。彩度高めの色選びでありながら、全体がチグハグにならず、しっかりまとまっているのは色彩センスの高さそのものです。暖色をベースにしながら、紫などを要所に効かせることで「ゾンビらしさ」と「かわいさ」を両立している構成は見事すぎます!また、しもん様は普段あまり極端に彩度を上げない印象があるのですが、今回は色数を増やしながらも落ち着きを感じさせる絶妙なバランス。派手すぎず、でもしっかり楽しいカラーリングに仕上げているのは流石のセンスです!
さらにベースも抜かりなし!ひび割れた地面から生える雑草など、小さなポイントながら「世界観」をしっかり補強する表現が効いていて、作品全体の説得力を引き上げています。このあたりの"ちょい足し"の上手さもさすがですね!
リアル系でもPOP系でもブレない高い塗装技術と構成力、今回も存分に堪能させていただきました!
とても楽しく、そして唸らされる一作、ありがとうございました!
【草原の息吹と、凛々しき弓手】
人気コミックス『乙嫁語り』より、スタジオ蓮製の「アミル」を見事なジオラマへと昇華させた傑作をご紹介します。
ファレホ特有のマットで美しい発色が見事に活かされ、まるで原作からそのまま抜け出してきたかのような空気感を纏っています。
作品名:草原を渡る風
ファレホ使用率:98%
コメント:ほぼすべてファレホで塗装。コミックス「乙嫁語り」の世界観を表現しました。中央アジアの草原に佇むアミルの表情や衣装の描き込みを見てもらえたらと思います。
まずはこちらをご覧ください。
起伏のある草原、リアルに配置された岩肌、そして弓を携えて佇むアミルの姿が、一つの美しい絵画のように完結しています。
ファレホによる細やかな色彩表現が、人工物感を完全に排除し、中央アジアの乾いた風や自然の匂いまで運んでくるかのようです。
立ち姿のシルエットだけで、彼女の凛とした強さと優しさが伝わってきます。
次にこちらをご覧ください。
アミルの顔立ちにグッと迫ると、その繊細な筆遣いに息を呑みます。
美しい瞳の輝きや、健康的で柔らかな肌の質感は、ブレンディング技術の高さの証明です。
意志の強さを感じさせる眉や、ほんのりと赤みを帯びた頬、唇の絶妙な色調変化など、一筆一筆にキャラクターへの深い愛が込められています。
ファレホの優れた隠蔽力と伸びの良さを極限まで活かし、1/20スケール(あるいはそれ以上)の小さな頭部の中に、確かな「息遣い」が宿っています。
次にこちらをご覧ください。
横からのアングルでは、この作品の真骨頂とも言える「民族衣装の描き込み」が凄まじい密度で迫ってきます。
袖口や裾に施された細かな幾何学模様、中央アジア伝統の刺繍パターンが、歪みなく精密に、驚異的なコントロールで手描きされています。
布地の重みを感じさせる陰影グラデーションや、装飾品の金属・ビーズの質感の違いも、ファレホの塗膜コントロールだけで見事に表現。
弓を引く腕のラインから背中にかけての立体感も素晴らしく、360度どこから見ても破綻のない、圧倒的な情報量に平伏すばかりです。
最後に注目したいのが、アミルの足元を支える情景ベースです!
単に緑を配置するだけでなく、乾燥した気候特有の少し枯れを含んだ草の表情、ゴツゴツとした岩のざらついた質感やエッジのハイライトなど、こちらもほぼファレホのみでドライブラシやウォッシングが施されていることが伺えます。
ベースの土台となっている美しい木製ブロックの質感とも調和し、机の上に「乙嫁語り」の世界のひとかけらが確かに切り取られて存在している!
そんな錯覚を抱かせる、完璧な仕上がりのヴィネットです。
この作品を見て感じたのは、塗料の特性を完璧に理解し、凄まじい集中力と技術で塗り分けられたのだという事!
これほどまでに豊かで温かみのある『乙嫁語り』の世界観を表現できるのは、製作者様の卓越したセンスとキャラクターへのリスペクトがあってこそです。
文字通り、歴史に残る素晴らしい名作に出会えました。
しもん様、怒涛の3作品目ありがとうございます!!
しかも今回は...「えっ!?こんなキットあったの!?」と思わず言ってしまうチョイス!森薫先生の名作『乙嫁語り』より、アミルさんの登場です!ファンの多い作品だけに、この題材をしっかり形にしてくるのがさすがです!
まず目を引くのは、2次元作品でありながらリアル寄りに振りきった塗装表現。このバランスが本当に絶妙なんです!ただリアルにするのではなく、原作の空気感を壊さない絶妙な落としどころを狙った塗装、完成度が非常に高いですね。
特に塗装の凄さは細部に宿っています。指先の血色表現がとにかく見事で、まるで本当に血が通っているかのような自然なグラデーション。さらに爪にかけての塗り込みも丁寧で、ただの色分けに留まらない"生の質感"を感じさせてくれます。そして睫毛の描き込み!ファレホの濃度コントロールを極めているからこそ可能な極細ライン、にじみもなく非常にシャープに決まっていて素晴らしい仕上がりです!
そして何と言っても圧巻なのが民族衣装の刺繍表現!ここは作品へのリスペクトがひしひしと伝わってきますね...!一本一本の線にしっかりと意味を持たせたような塗りで、ただ模様を再現するのではなく、"刺繍として存在している"のが分かる塗装なんです。糸の方向や重なりを感じさせる色の置き方、これはもう見れば見るほど引き込まれます。ここまで描き込める集中力と技術、本当に圧倒されます!
もちろんベース表現も抜かりなし!中央アジアの草原らしい低い植生、岩と砂のバランス感が非常にリアルで、ただの台座ではなくしっかりと「場所」を感じさせてくれます。そして草!よく見ると一本一本しっかり立っていて、色も単色ではなく細かく塗り分けられているというこだわりよう。細部への意識が本当に高い!
全体を通して、作品世界への深い理解と、それを具現化するための高い塗装技術が見事に融合した一作でした。繊細なコントロール、美しいグラデーション、超精密な描き込み...どれを取っても一級品です!
3作品連続でこのクオリティ、本当に見応え抜群でした!素晴らしい作品をありがとうございました!
以上、5作品をご紹介しました!
今後も、みなさんの『魂』のこもった作品をお待ちいたしておりますッ!
次回のSRニュースもおたのしみに~!!
■参加申込書配布期間:2026年04月24日(金)~
■作品受付期間:2026年6月6日(土)~2026年7月12日(日)←作品受付中!
■作品人気投票:2026年7月18日(土)~ 8月2日(日)
■結果発表&表彰式:2026年8月9日(日)
■作品返却期間:2026年8月9日(日)~ 8月30日(日)まで
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト7まとめは以下の通りだっ!