皆様こんにちは!用品担当です。
44回に渡ってご紹介してきた『ファレホペイントコンテスト5』お客様作品紹介も今回がラストとなります。
最後ということで一挙に6作品をご紹介!力作ばかりなので是非ご覧ください。
それでは早速、「ファレホペイントコンテスト5」の作品紹介をして行きましょう!
今回のお客様作品紹介スタート!
【蒼海に佇む艶姿】
作品名:加賀
ファレホ使用率:75%
コメント:アズールレーンの嫁である加賀さんを台座以外全筆塗り、金の部分以外全ファレホで塗装しました。ちなみに今回初ガレージキットです。
使用キットはBulkamancer「加賀」でございます。
まずは全体の写真を御覧になってください。
正面から見た瞬間、荒波を椅子に変えたドラマチックな演出や台座にうねる荒波がまるで生き物のように躍動し、その上に凛と腰掛ける加賀の姿が圧倒的な存在感を放っています!
艶やかな肌色は、艦船擬人化キャラクターならではの生命感をあますところなく表現し、筆ムラさえも「海面に反射する波のゆらぎ」を想起させる演出となっています。
加賀の腰掛ける波は、深い海色と加賀の身に纏う白衣装のコントラストにより絵画的な陰影を生み出しています。
初ガレージキット作品とは思えない高い完成度が、作品正面からひしひしと伝わってきます。
次に御尊顔をご覧ください。
瞳には透明マニキュアによるクリアコートが施され、ライトを受けたときのきらめきはまるで生きた眼差しそのもの!
目尻のアイラインやまつ毛の極細筆致は、ファレホによる豊かな発色を活かしつつ、繊細さと温かみを両立されています。
極め付けは、爪先にネイルが丁寧に塗り分けられており、指先まで作品愛を徹底した作者の情熱が感じられます。
頬にほんのり入ったチークや口元のグラデーションも自然で、見つめれば見つめるほど奥行きが増す御尊顔となっています。
続きましては側面からの御写真でございます。
首の角度が予定よりも傾いてしまったという一見のミスが、むしろキャラクターの「横顔美」を際立たせているのがポイント!
やや斜めを向くことで生まれる陰影が、頬や顎のラインをシャープに引き締め、気品と色香を同時に演出されており
腰掛ける波形台座との絶妙な距離感も計算されたものかのように自然で、躍動する水面と静かな佇まいのコントラストにぐっと引き込まれてしまいました!
最後に麗しき後ろ姿を御覧ください。
背面から見ると、白いボブヘアの流線美が際立ちます。
ファレホのマット感が髪の質感を自然に引き立て、毛束ごとの陰影が立体感を存分に引き出しています。
波を模した台座の裏側も手抜きなく塗り分けられ、360度どの角度から見ても高い完成度を誇ります。
総じて感じたことは、初めてのガレージキット挑戦にもかかわらず、全体の75%をファレホの筆塗りで仕上げ、クリア加工やネイル表現まで盛り込んだ執念のクオリティは見事の一言です。
荒波の台座、首傾げのアクシデント、そして細部に宿る作り込みが、「加賀」というキャラクターに生命を吹き込んでいて加賀愛を感じられました。
と、素敵作品の紹介でした。
さぁみんな大好きアズールレーン!ついに加賀さんがやってきましたよ~!いやぁ~めちゃクール!そう見えるポイントはやはり配色ですね。ベースカラーがほぼ寒色、そしてメインが白! これだけ綺麗に白を発色させるのは本当に難しいのですが、まるで氷のような冷たさすら感じるほどの仕上がり!兵装の赤がアクセントになっていますが、肌にもほんのり赤味を差すことで柔らかさが演出されていて、冷たさと温かさの対比が見事に決まっています。そして......個人的に注目したいのはネイル!細部にまできっちりと愛情を込めた筆運びが光っていて、「加賀さんは自分の嫁だ!」という熱意がひしひしと伝わってきますね!初ガレージキットとは思えない完成度!素敵な一作!
【蒼眼の幻晶騎士ツェンドルグ】
作品名:ナイツ&マジック
ファレホ使用率:2%
コメント:目の部分にファレホメカカラーを使用。後は装甲の表現にこだわってみました。
ご紹介するのは、グッドスマイルカンパニーさんのナイツ&マジック人馬型試作幻晶騎士「ツェンドルグ/ツェンドリンブル」を使用した作品のご紹介です。ファレホ2%で作成された作品となっております。では早速見ていきましょう。
ではまずは正面から見ていきましょう。
装甲部のパール感のある鮮やかなグリーンは、ひとつひとつとても丁寧且つ綺麗な塗膜を形成しており、見る者の目を引きます。凄い!また目元のクリーンな発光と装甲の複雑な色調変化が相まって、司令官としての威厳と機体の精密感が見事に両立しています。
次に脚部を見ていきましょう。
装甲部分の塗面は、粒子感もありつつも滑らかな状態となっており、重厚感と高級感を醸し出しています。
また、各パーツごとに丁寧な塗り分けがされており、作品の完成度を高めています。凄い!
最後に背面を見て行きましょう。
注目して欲しいのはデカール!ついつい気が抜けてしまいがちな背面にも拘わらず、沢山のデカールが左右対称にしっかりと貼られており、カワ様の作品に込めた情熱を感じる、そんな素晴らしい作品でした。
ロボ好きなら一度は胸を熱くしたナイツ&マジックの機体が登場です!いやぁ~、カッコいい!ケンタウロスを思わせる独特なフォルム、登場シーンで思わず「おぉっ!」と声が出た方も多いのではないでしょうか。全体を見渡すと、細やかなデカールや塗分けが実に丁寧で、装甲表現にもこだわった塗装はまるで金属がほんのり輝いているような質感!この粒子感、めちゃめちゃ最高です!さらに、目の部分にはファレホ・メカカラーを使用とのこと!ファレホは部分的な差し色にもぴったりで、今回のように主役のアクセントになるポイントに使うと抜群に映えますね。こだわりの積み重ねが光る、まさに"ロボ愛"を感じる一作でした!
【かかって来いよっ!!】
作品名:赤い頭のヤバイ奴
ファレホ使用率:50%
コメント:全体をゲームカラーのケイマングリーンで塗装しました。作品のコンセプトは「脱走する味方部隊の殿を務める、近接戦好きのエース機」です。
バンダイスピリッツの30MMキット『ラウンドノヴァ』をミリタリー感満載の濃いグリーンで塗装され、コメントにもある様に武装はクローアームのみという、漢の浪漫の塊な超接近戦仕様でエントリーくださいました。
汚しも見事で戦闘中であることがイメージできます。エース仕様とひと目で解る赤いヘッドとアンテナが良いアクセント。
展示では見えない背面も見て行きましょう。
背中側は背負い物もなく至ってシンプル。しか~し前面同様しっかりと汚し塗装が施されていて見えない所も妥協しない、ペペ@ホビーマン様の拘りを感じます。
続いて上半身のUPです。 皆大好きモノアイフェイスはダークレッド系で塗装されており渋い色選択。 胸部装甲の塗りを見るとあえて荒く塗り重ねていらっしゃるののか、金属特有のざらついた感じが良く表現されています。
随所に施された汚し塗装も見る角度によってはハイライト効果にもなっている様に見える絶妙な塗り分けが非常にGood!
では、最後に煽り構図を見て行きましょう。
味方を逃す為、殿を務めるエースの勇姿お見事です。
足回りに施されている汚し塗装がぬかるんだ湿地帯を逃げてきた事を想像させる泥はね表現がとても良い。
ボディ各所の剥げ塗装も戦闘の激しさを物語っています。
SF物の戦闘描写をリアルに表現した素晴らしい作品でした。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
ペペ@ホビーマン様!いつもコンテストへご参加ありがとうございます!何より今回の塗装!進化が止まらない!!今までも素敵な泥表現を見せていただいていましたが、今回はさらに進化してオイル汚れのような艶や、埃をまとったようなマットな質感まで再現されているのが凄すぎます全体のトーンも絶妙で、緑と赤という組み合わせは下手をすると"クリスマスカラー"に寄りがちですが、彩度を抑えて落ち着いた色味に仕上げることで、リアルで渋いミリタリー感が見事に演出されています。泥、オイル、埃――三位一体の汚しで「戦場を駆け抜けた感」をしっかり表現された素晴らしい一作でした!
【Lupus Albus】
作品名:Z兵士「白狼」
ファレホ使用率:90%
コメント:このキットを見た瞬間「人型コマ〇ドウ〇フ!!」と衝撃を受けたので作ってみました。二連装ビーム砲座が意外といい感じに出来上がったので満足しています。サフ以外はファレホです。
使用キットはバンダイの「フォレスティエリ03」でございます。
まずは全体の写真を御覧になってください
一目見ただけで、その独特なシルエットに「人型コマンドウルフ」を彷彿とさせる野性味を感じます。
主要部を覆うホワイトは、ファレホならではの滑らかなマット質感で、光の当たり具合によって微妙にトーンを変えながら全体を柔らかく纏められており、オレンジのクリアパーツが目線を集め、内部構造が透けることでメカニカルな奥行きが生まれているのも見事です!
続きましては御尊顔を御覧ください。
顔部のアップでは、クリアオレンジのフェイスパーツが、周囲の白い装甲により際立っており最高にクールに仕上がっています。
筆塗り特有の微細なムラが「メカの金属表面のざらつき」に見立てたような仕上がりとなっているのもポイント。
初見で抱いたイメージを裏切らないインパクトと、細部から伝わる手塗りの温かみが共存する素晴らしいヘ仕上がりとなっています。
次は、側面からの御写真を御覧ください。
ビームサーベルとビームライフルを携えた両腕のボリュームがしっかりと主張しつつも、胴体と脚部のラインと絶妙に調和していて格好いいの一言に尽きます。
最後に後ろ姿を御覧ください。
背部からのアングルでは、二連装ビーム砲座の機構美が存分に味わえます。
ガンメタル調で纏められたのバックパックや砲身が全体の艶消しホワイトと見事に調和されていて完成度が非常に高いですね。
総じて感じたことは、ファレホ90%という圧倒的な使用率にもかかわらず、隅々まで筆塗りによる精緻な質感が行き渡る作品です。
背負う砲座の重厚感と、クリアオレンジパーツが放つアクセント、そして両腕のビームサーベル&ライフルという武装のメリハリが、この「人型コマンドウルフ」的なフォレスティエリ 03 の魅力を余すところなく引き出しています。
と、素晴らしい作品の紹介でした。
飛翔様!「人型コマ〇ドウ〇フ!!」の衝撃コメントに店長も思わず頷いてしまいました(笑)真っ白なボディにオレンジのクリアパーツが映えるこのカラーリング、コマンドウルフを彷彿とさせながらも人型ロボとしてしっかりカッコよくまとまっているのが素晴らしい!特にどこにどんな色を差し込むかで印象が大きく変わる"インスパイア系"の塗り分け、その絶妙なバランス感覚に脱帽です👏さらにポージングもいいですね!二連装ビーム砲座を構えながら、今にも駆け出しそうな臨場感あふれるポーズが最高です。ファレホの発色とマットな質感も相まって、オリジナルの魅力を引き立てる一作でした!
【私のリーオーは速いよ。】
作品名:リーオー
ファレホ使用率:100%
コメント:下地から全てファレホで塗りました。グレーやブラックで白黒の下地をつくり、その上からエキスプレスカラーやインクでぬりました。
ご紹介するのは、ガンダムアッセンブルの「リーオー」を使用した作品のご紹介です。ファレホ100%で作成された作品となっております。では早速見ていきましょう。
ではまずは正面から見ていきましょう。
グレーやブラックで作られたモノトーンの下地のスタートから、鮮やかなエキスプレスカラーとインクを重ねる手法は、色の奥行きと躍動感を同時に引き出しています。またファレホ100%という統一感が、成型色と塗装の境界を完全に消し去り、まるで最初からこの色合いで存在していたかのような一体感を感じさせます。
次に右手に装備されたドラムガン(105mmライフル)を見ていきましょう。
おおっ!まさにリーオーといったお姿がとにかく好き!
また、エッジ部分にはドライブラシによる汚しが施されており、金属的な質感が伝わってきます。
最後に背面を見て行きましょう。
暗部の締まり、ハイライトの鮮烈さ、インクのにじみを生かした微細なムラが、リーオーに生命力を与えています。特に関節周りや装甲の合わせ目に見える陰影が深く、実際のメカニックとしての重量感と稼働感を見事に演出しています。約5cmと小さいサイズながら、OZさん様のテクニックがこれでもかと詰め込まれた素晴らしい作品でした。
OZさん!今回もご参加ありがとうございます!いやぁ~出ましたね、みんな大好き「リーオー」!しかもカード特典の小スケールでここまで仕上げるとは...さすがです👏グレーやブラックで白黒の下地を作ってから、上からエクスプレスカラーやインクを乗せていく"染め塗り"スタイル!今話題のテクニックですが、それをしっかり自分の物にしてグリーンの発色に活かされているのが見事ですね。小さいスケールながらも、装甲のエッジや凹凸に残る陰影でしっかりと立体感が出ていて、まさに「想像力+技術」で完成度が変わる表現方法。リーオーへの愛がひしひしと伝わってきます!
【なんだ...?俺の涙か...】
作品名:宇宙リーオー
ファレホ使用率:100%
コメント:下地から全てファレホで塗りました。グレーやブラックで白黒の下地をつくり、その上からエキスプレスカラーやインクでぬりました。
さて『ファレホペイントコンテスト5』最後にご紹介する作品はNo180から引き続きOZ様で、ガンダムアッセンブルの『宇宙リーオー』でエントリーくださいました。チョイスが渋いっ!
宇宙リーオーもアニメ本編の濃い紫色から、赤紫色に変更している所がオリジナリティがあって非常にGood!
ヘッドも寄って見て見ましょう。 バンダイ最新のミニチュアだけあってディテールは申し分なし、構えているメガビーム砲にもモールドが刻まれているのが驚きです。
塗装具合も満遍なく塗られています、カメラアイやすぐ横のダクト周りの色分けは勿論、各部のカドにハイライトを加えてメリハリを出しているのもイイ感じ。
メガビーム砲も単色ではなく汚し塗装をすることで実戦で使用している感が出ているのも◎。
ちなみにこのミニチュア大きさはファレホカラーより小さく約4cm。
にも拘わらず、メインカラーと各関節部の色分け、ウェザリングなどを施し全体に深みを持たせた素晴らしい仕上がりになっています。
最後に煽りの角度から作品を見て行きましょう。 この角度だと宇宙空間にいろ浮遊感が感じられます。
ブログ担当は、デスサイズを打ち抜いたシーンを思い浮かべました。
ヘッドのUP時にメガビーム砲の汚しについて書きましたが、改めて距離を置いてみると砲口から砲身中程までライトグレー系で塗装されているのが、ビームを発射した後を想像させる演出効果にも思えてきます。
4㎝サイズのミニチュアにストーリー性を感じる素晴らしい作品でした。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
OZさん!2作品目のご参加ありがとうございます!
前回に続いてリーオーですが、今度は宇宙仕様!しかもピンクという大胆なカラーリングが最高に渋いチョイスですね。ヒイロの搭乗機を意識されたこだわりも感じられてニヤリとさせられます。今回もグレーやブラックで下地を組み立て、その上からエキスプレスカラーやインクで染めていく"染め塗り"を実践!まるでモノクロ写真に色が差し込まれていくような発色は、この手法ならではの魅力ですね。鮮やかなピンクがしっかりと活きながら、武装や足元のメカっぽい部分は落ち着いたトーンで引き締められており、ただの派手色に終わらない完成度の高さ。「ファレホの塗り方は無限にある!」という良いお手本のような作品でした。素敵!
これにて『ファレホペイントコンテスト5』お客様作品紹介は以上となります。
エントリー総数181点とたくさんのご参加、誠にありがとうございましたっ!
次回の『ファレホペイントコンテスト6』でまたお会いしましょうっ!
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓