皆様こんにちは!
まだまだ続くの「 ファレホペイントコンテスト5 」作品紹介!!
スケールモデルフロアがご紹介します!
ゼロテ社製のミノタウルスを、仏教のそれになぞらえて制作された作品。
牛頭のモチーフは世界中に見られるものなので、モチーフとして遊びやすく分かり易いのがグッドですね。
鬼の記号がちりばめられたカラーリングが造形と自然にフィットしております。
虎柄パンツを纏った姿は悪鬼そのもの!
持ち上げられた岩、背景の巻物に描かれた炎とのタッチがきっちりと
揃えられている点が手練れ感を醸し出しています。手前の燃え焦げた演出が
、作品に物語性を与えております。
純粋にこわい(´っω;`)炎の照り返しや骨の骨感など、細かな塗り分けと演出で、
キットの造形を引き立てた作品といえます。
本物の重さが伝わってくる青銅風塗装!
陰影のコントロールが素晴らしく、彩度の低い青緑色を見事に再現しております。
艶消し仕上げなのもポイントが高い!
鎮座するゴディックダイブツ。
このポージングをするために脚部パーツの組み替えを行い、より広い範囲の可動域を確保!
青銅風塗装も相まって、本物の仏像が佇んでいるような作風です!
随所の金はメタリックゴールド。
ですが作風のイメージに合わせる為に艶消しによる仕上げで、メタリック粒子の凹凸が青銅風塗装と見事にマッチしております!
長い年月が経過したゴディックダイブツとも考察出来る絶妙な塗装!
作品を引き立てるベース。これひとつで作品のイメージが変わる非常に重要な箇所!
台座のイメージは御影石でしょうか?
石の台座は銅像等を建てるのにピッタリなイメージ。
ゴディックダイブツという作品を引き立てる見事なチョイスですね!
お次はこちら。空母 赤城を使った『芸術作品』です!
しっかりと艦船模型として仕上げられた艦体に、漆塗りのような風合いに螺鈿の蓮の華があしらわれた甲板、そしてお盆の上で輝く蓮。
全体的に『蓮華』をテーマにしつつ、様々な表情を見せてくれる逸品ですね。
まずは、見どころ満載の甲板を。
メタルメディウムと偏光色によって塗装されたという螺鈿の蓮。光を拾うと貝殻のように美しく反射して、複雑な輝きを放っています。
写真では伝わりにくいのがもったいない。ぜひ、肉眼でご覧頂きたい!
船体!
艦船模型としても抜かりなく仕上げられた『空母 赤城』です。
このままでも作品として通用するのに、この作品では「飾り台」に徹してくれている、縁の下の力持ちですね。
そしてこの輝く蓮の華!
お盆の金色ともども、ファレホで金色に塗装されているとのこと!
どちらも金の発色を活かした塗りで、高級感のある仕上がりになっています。
角度によっては本当に輝いているようにも見える蓮の絶妙な色加減がお見事です!
木でできた置物のような質感、これをファレホを使って表現するチャレンジ精神、そしてどう見ても木で出来ているんです...
パペットのクマちゃん達、ユナちゃんのリボンも含めて細かく入った木目が織りなす模様、髪の毛の何層もニスを重ねたような表現も、妥協を許さない細かい塗りの成せるワザです。
目もとても繊細に塗られています、やっぱり寄って見ても木にしか見えません。
クマちゃんと言えば可愛いお腹もチャーミングなポイントだと思います。
つるんとしたおなかのディテールに木目を模した、ラインが入り、この足し算とも引き算とも言い難い、絶妙なリアリティのあるバランス感覚、素晴らしいです。
カワイイしっぽとクマ靴をパシャリと一枚。
実は一辺倒ではなくゆるっと複雑な曲線に、まるで元からそうであったかのように追従する木目、本当に木のお細工物にしか見えません。この絶妙な色と質感の使い分けは、イメージを実際に作品に落とし込める技量、凄すぎです。
パッと遠目で見ると、出来の良いフィギュアだな~となるのですが、近づいてみるとビックリ木目調、印象がガラッと変わる作品です。ぜひ実際に見てみて下さい‼
ポケモン×墨絵!
最初はカッコイイロボットかと思いましたが、よくよく見るとソウブレイズとグレンアルマ!
墨絵の表現にファレホがとても効果的に活きていますね。
ソウブレイズは墨絵風表現だけでなく、作品名の通りの「燃える三眼」で鮮やかな輝きが印象的です。
クトゥルフ神話からの引用でしょうか、完成度の高さから、本当にこのポケモンの「真の姿」であるようにも感じられます。
グレンアルマは、ソウブレイズとは対照的に白を基調とした雰囲気で塗装されています。
作品全体のコントラストを引き立てていて、大変効果的ですね!
マガツヒさんのコメントによると、2体とも白サフに黒で塗装という事ですが、塗り方によってはっきりと違いが出る好例ですね!
墨絵風表現とファレホの相性の良さを垣間見ることができ、またひとつ、ファレホを使った塗装の楽しさを感じることができました!ありがとうございます!
マガツヒ様特集、ラストを飾るのは!
まるでガラス細工とも宝石ともとれるような、ゴージャスな質感たっぷりなニャオハ!そして印籠でございます!
非常に多彩な表現方法、そして高い技術とセンスをお持ちのマガツヒ様!
今回、また新たなマガツヒ様ワールドが!開かれようとしております!
愛らしさが特徴のニャオハでございます!
今回、あえて塗膜を少々溶かすことにより、よりガラス細工特有のぼんやりとした雰囲気に仕上がっております!
この「溶かす」具合まで計算して塗装を行い、そしてテカテカにコートすることによって、このゴージャス感が演出されているのですね!
自作の印籠は、まさに「漆」といった質感で、こちらもゴージャスな雰囲気マシマシです!
モンスターボール状のディテールの金も相まって、作品全体がより上品に仕上がっております!
印籠の裏側にも・・・ニャオハがっ!しかもこれは、ご自身で彫っていらっしゃる!?
マガツヒ様ならではの塗装技術、工作技術、そしてセンスが光る逸品たちを!ぜひ皆様のその目で、ご覧になってみてはいかがでしょうか!
以上6作品!
マガツヒ様特集回でお送りしました!
一気に6部門6作品のお持ち込み、ありがとうございます!
それぞれに異なったアプローチの作品たち、お見事です!
また次回のSRニュースもお楽しみに~!
ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓
■『 ボークス ファレホペイントコンテスト5 』6月7日(土)より作品受付開始ッ!!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その1 (No.1~2&8~10)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その2 (No.3~7) bell様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その3 (No.11~12&14~15)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その4 (No.13&16~17)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その5 (No.18~19&24~26)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その6 (No.20~23)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その7 (No.27~30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その8 (No.31~32 No.39)