ホビースクエア秋葉原

■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その9 (No.33~38) マガツヒ様特集!

 ホビースクエア秋葉原 

皆様こんにちは!

まだまだ続くの「 ファレホペイントコンテスト5 」作品紹介!!

スケールモデルフロアがご紹介します!

そしてなんと今回は、『マガツヒ』様の特集回をお送りいたします!

『マガツヒ』様といえば、コンテストご常連にして毎回様々な『和』テイストの作品でエントリーして下さる芸達者な職人さん!

職人さんの妙技をぜひ、ご賞味あれ!

【暴れ散らかす地獄の獄卒!】

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お客様名:マガツヒ様
作品名:牛頭絵巻
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホで筆塗り。大和絵のような雰囲気を出せないものかと黒色を多めに描き込んでみたりもしましたが、まだまだ工夫が必要ですかね。サブタイトル「産地偽装和牛」

ゼロテ社製のミノタウルスを、仏教のそれになぞらえて制作された作品。
牛頭のモチーフは世界中に見られるものなので、モチーフとして遊びやすく分かり易いのがグッドですね。

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鬼の記号がちりばめられたカラーリングが造形と自然にフィットしております。
虎柄パンツを纏った姿は悪鬼そのもの!

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持ち上げられた岩、背景の巻物に描かれた炎とのタッチがきっちりと
揃えられている点が手練れ感を醸し出しています。手前の燃え焦げた演出が
、作品に物語性を与えております。

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純粋にこわい(´っω;`)炎の照り返しや骨の骨感など、細かな塗り分けと演出で、
キットの造形を引き立てた作品といえます。

【店長コメント!】
🔥さぁ今年もやってまいりました!「マガツヒ祭り」開催だぁっ!🔥
毎回毎回、独自の世界観とセンスでフロアに衝撃を与えてくださるマガツヒ様の作品がこちら、「牛頭絵巻」!!背景を含めた和風テイストに、迫力満点の炎と重厚な筆塗りが融合したその姿は、まるで地獄絵図の一幕...。
太線で輪郭をとらえた表現が、「筆塗りの日本画風ミニチュア」という新境地を切り拓いています💥そしてコメント欄にさりげなく差し込まれた「産地偽装和牛」...出荷いただきありがとうございます😇

【威風堂々と鎮座するダイブツ!】

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お客様名:マガツヒ様
作品名:ゴティック ダイブツ
ファレホ使用率:100%
コメント:膝のパーツを一部前後逆に組付けることで可動域を限界突破。からのこのポーズとくれば「大仏」だ!というわけで雑誌で見た青銅風塗装を参考にオールファレホで仕上げています。

本物の重さが伝わってくる青銅風塗装!
陰影のコントロールが素晴らしく、彩度の低い青緑色を見事に再現しております。
艶消し仕上げなのもポイントが高い!

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鎮座するゴディックダイブツ。
このポージングをするために脚部パーツの組み替えを行い、より広い範囲の可動域を確保!
青銅風塗装も相まって、本物の仏像が佇んでいるような作風です!

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随所の金はメタリックゴールド。
ですが作風のイメージに合わせる為に艶消しによる仕上げで、メタリック粒子の凹凸が青銅風塗装と見事にマッチしております!
長い年月が経過したゴディックダイブツとも考察出来る絶妙な塗装!

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作品を引き立てるベース。これひとつで作品のイメージが変わる非常に重要な箇所!
台座のイメージは御影石でしょうか?
石の台座は銅像等を建てるのにピッタリなイメージ。
ゴディックダイブツという作品を引き立てる見事なチョイスですね!

【店長コメント!】
🛕マガツヒ祭り、第2弾は"拝みたくなるロボット"GTMダッカス降臨!!✨
これぞまさに造形と塗装の合体技!青銅風の重厚な質感表現は、目の前で見ても「これ塗装なの!?」と思うほどの説得力。神仏のような威厳すら漂っています...🙏さらに膝パーツを一部前後逆に組むという物理的な限界突破で、なんと瞑想ポーズに!もうこれは「大仏」でいいよね!?落ち着いた金の差し色も絶妙で、神聖さと気品が見事に同居しています。ロボットなのに拝んでしまいそうなこの神々しさ...さすがマガツヒ様、今年も一筋縄ではいかない美の極みを見せていただきました!

【苦境にありて清らかなり。泥中の蓮。】

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お客様名:マガツヒ様
作品名:蓮華
ファレホ使用率:80%
コメント:甲板の黒色以外はファレホで塗装(造花の花弁やお盆の金色もファレホ)。3Dプリンタで自作した模様入りの甲板は、メタルメディウムと偏光色を塗り重ねて螺鈿風にしてみました。

お次はこちら。空母 赤城を使った『芸術作品』です!

しっかりと艦船模型として仕上げられた艦体に、漆塗りのような風合いに螺鈿の蓮の華があしらわれた甲板、そしてお盆の上で輝く蓮。
全体的に『蓮華』をテーマにしつつ、様々な表情を見せてくれる逸品ですね。

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まずは、見どころ満載の甲板を。

メタルメディウムと偏光色によって塗装されたという螺鈿の蓮。光を拾うと貝殻のように美しく反射して、複雑な輝きを放っています。
写真では伝わりにくいのがもったいない。ぜひ、肉眼でご覧頂きたい!

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船体!

艦船模型としても抜かりなく仕上げられた『空母 赤城』です。
このままでも作品として通用するのに、この作品では「飾り台」に徹してくれている、縁の下の力持ちですね。

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そしてこの輝く蓮の華!

お盆の金色ともども、ファレホで金色に塗装されているとのこと!
どちらも金の発色を活かした塗りで、高級感のある仕上がりになっています。
角度によっては本当に輝いているようにも見える蓮の絶妙な色加減がお見事です!

【店長コメント!】
🌸マガツヒ様、今回の3作目は"艦船×伝統工芸"という異色の融合作!
艦船模型でここまで優雅な美しさを出せるとは...本当に驚かされます。
螺鈿風の甲板は、まるで蒔絵のような輝き✨まさか塗装だなんて信じられない繊細さ!3Dプリントによる文様の立体感と、偏光色・メタルメディウムの塗り重ねが見事にマッチしていて、もはや「美術品」と言っても過言ではありません。
伝統技術へのリスペクトと、模型という表現を通じた昇華。まさに唯一無二の艦船作品です!素敵っ!

【柔らかな佇まいの木彫りのクマさん?】

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お客様名:マガツヒ様
作品名:木彫りのクマ(ユナ)さん
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホで塗装。木彫りと言うよりは嵌め木細工?アイボリーやイエローのサフィに木目を描いたあと、エクスプレスカラーを塗り重ねて質感のバリエーションを作っています。

木でできた置物のような質感、これをファレホを使って表現するチャレンジ精神、そしてどう見ても木で出来ているんです...

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パペットのクマちゃん達、ユナちゃんのリボンも含めて細かく入った木目が織りなす模様、髪の毛の何層もニスを重ねたような表現も、妥協を許さない細かい塗りの成せるワザです。
目もとても繊細に塗られています、やっぱり寄って見ても木にしか見えません。

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クマちゃんと言えば可愛いお腹もチャーミングなポイントだと思います。
つるんとしたおなかのディテールに木目を模した、ラインが入り、この足し算とも引き算とも言い難い、絶妙なリアリティのあるバランス感覚、素晴らしいです。

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カワイイしっぽとクマ靴をパシャリと一枚。
実は一辺倒ではなくゆるっと複雑な曲線に、まるで元からそうであったかのように追従する木目、本当に木のお細工物にしか見えません。この絶妙な色と質感の使い分けは、イメージを実際に作品に落とし込める技量、凄すぎです。 
パッと遠目で見ると、出来の良いフィギュアだな~となるのですが、近づいてみるとビックリ木目調、印象がガラッと変わる作品です。ぜひ実際に見てみて下さい‼

【店長コメント!】
🐻マガツヒ様の4作品目は......えっ、これ木彫り!?
いえいえ、なんと"全塗装"でリアルに再現された圧巻の異素材表現なのです!全身を覆う温かみのある木目模様は、繊細な手描きと色の重ねによって独特の質感が見事に演出されており、ただの「木風」では終わらず、寄木細工や木象嵌(もくぞうがん)のような美術的趣きすら感じさせてくれます🌳✨ファレホでここまでやるのか...いや、マガツヒ様だからこそ到達できる領域!もはやジャンルや素材の壁をも軽やかに超えた、"技術と遊び心"がたっぷり詰まった超技巧作です!

【ポケモン・・・?否、外なる神か。】

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お客様名:マガツヒ様
作品名:燃える三眼
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホで塗装。ポケモンを墨絵風に塗るだけのはずが、何かよくないものが這い寄ってきたみたいです。どちらも白サフに黒を塗っただけですが、違いが出せたかな。

ポケモン×墨絵!

最初はカッコイイロボットかと思いましたが、よくよく見るとソウブレイズとグレンアルマ!
墨絵の表現にファレホがとても効果的に活きていますね。

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ソウブレイズは墨絵風表現だけでなく、作品名の通りの「燃える三眼」で鮮やかな輝きが印象的です。
クトゥルフ神話からの引用でしょうか、完成度の高さから、本当にこのポケモンの「真の姿」であるようにも感じられます。

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グレンアルマは、ソウブレイズとは対照的に白を基調とした雰囲気で塗装されています。

作品全体のコントラストを引き立てていて、大変効果的ですね!

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マガツヒさんのコメントによると、2体とも白サフに黒で塗装という事ですが、塗り方によってはっきりと違いが出る好例ですね!
墨絵風表現とファレホの相性の良さを垣間見ることができ、またひとつ、ファレホを使った塗装の楽しさを感じることができました!ありがとうございます!

【店長コメント!】
🔥マガツヒ様の5作品目は...みんな大好きポケモン⁉と思いきや、これはまさかの墨絵バトルシーン演出じゃないですか!🖌️白サフ+黒のシンプルな構成ながら、陰影と構図でここまで世界観を変えるとは...さすが!
ただモノクロで終わらせず、墨のにじみや筆跡のようなラインで"和"の雰囲気をしっかりと表現🌸
特に倒れているキャラの「崩れた感」と立ち上がるキャラの「静かな狂気」...表情がないのに感情を感じるのが凄い!
背景の白飛びや墨の濃淡も含め、作品全体が一枚の掛け軸のようにまとまっていて見ごたえ満点です✨

【宝石に宿る草猫の魂】

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お客様名:マガツヒ様
作品名:翡翠根付「草猫」
ファレホ使用率:50%
コメント:パールホワイトの下地にエクスプレスカラーをメインで塗装後、ZAPWhite(ラッカー系)でコート。ファレホの塗膜が少し溶けた感じがミソ?オマケで印籠も作ってみました。

マガツヒ様特集、ラストを飾るのは!
まるでガラス細工とも宝石ともとれるような、ゴージャスな質感たっぷりなニャオハ!そして印籠でございます!

非常に多彩な表現方法、そして高い技術とセンスをお持ちのマガツヒ様!
今回、また新たなマガツヒ様ワールドが!開かれようとしております!

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愛らしさが特徴のニャオハでございます!
今回、あえて塗膜を少々溶かすことにより、よりガラス細工特有のぼんやりとした雰囲気に仕上がっております!

この「溶かす」具合まで計算して塗装を行い、そしてテカテカにコートすることによって、このゴージャス感が演出されているのですね!

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自作の印籠は、まさに「漆」といった質感で、こちらもゴージャスな雰囲気マシマシです!
モンスターボール状のディテールの金も相まって、作品全体がより上品に仕上がっております!

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印籠の裏側にも・・・ニャオハがっ!しかもこれは、ご自身で彫っていらっしゃる!?
マガツヒ様ならではの塗装技術、工作技術、そしてセンスが光る逸品たちを!ぜひ皆様のその目で、ご覧になってみてはいかがでしょうか!

【店長コメント!】
🎉マガツヒ様の6作品目は...なんとこれで全6部門エントリー達成!おめでとうございますっ!🎊👏
そして今回のテーマは"翡翠"!? 🐾 パールホワイトを下地に、エクスプレスカラーとZAPホワイトを組み合わせることで、石のような透明感と輝きを見事に再現。ニャオハの繊細なグラデーションや艶感が美しくて、芸術の域まで登った根付細工のような品格すら感じます。さらに"印籠"の意匠がまさかのモンスターボールだなんて......和とポケモンの融合、ここに極まれり✨技術・発想・遊び心、すべてが詰まった力作、ありがとうございます!

以上6作品!

マガツヒ様特集回でお送りしました!

一気に6部門6作品のお持ち込み、ありがとうございます!
それぞれに異なったアプローチの作品たち、お見事です!

また次回のSRニュースもお楽しみに~!

ボークス ファレホペイントコンテスト5
■参加申込書配布期間:2025年4月26日(土)~ ←配布中です!
■作品受付期間:2025年6月7日(土)~7月13日(日)←エントリー受付中!
■作品人気投票:2025年7月19日(土)~8月3日(日)
■結果発表&表彰式:2025年8月10日(日)
■作品返却期間:2025年8月10日(日)~8月31日(日)まで
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト

ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りだっ!