皆様こんにちは!
まだまだ続く「 ファレホペイントコンテスト5 」作品紹介!!
今回はスケールモデルフロアがご紹介します!
早速まいりましょう。
1作品目はクリーピーテーブル社より『スモーキングキャタピラー(150mm)』を使用した作品です!
まず第一印象としてそのモデルの情報量に圧巻です!今回塗られているもの出るは大体15㎝程度ですが、塗装を加えることで実物を見た時にそれ以上の大きさとして認識してしまうんです。
これは本当に不思議な感覚で、是非多くの方に実際に目にしていただきたいです!
アップで見て参りましょう!タイトル通りに抱え込むように水煙草を吸っており、シニカルにも感じる表情がとってもGOOD!
そして、質感ですよ!質感!!元々のディテールもさることながら、ピンクみのある色から奥まったところに向かっていくまでのグラデーションの滑らかさが固いはずの物体を柔らかそうだと錯覚してしまします。
水煙草側に目を向けても、しっかりとした影があることで存在がより大きく感じます。これを理解して塗装するって難しいんですよ......凄い!
また、お腹側を見てみるとそこにはパステルみのある色合いが点々と塗装さていることで不思議さが加わります。
個人的にこの作品を見た時に思い出すのが「不思議の国のアリス」なのですが、そこで登場する彼もまたそのミステリアスな雰囲気があり、こちらの作品にも感じてしまいます。
そしてこの背中!今まではまだ可愛らしいなと思える造形だったのに、ここにきて一気に気味の悪さを感じます。
一つ一つの目は描き込まれており、クリアなどがあるところは光などが反射するので、ゾッとすることも......。
またエメラルドグリーンのグラデーションが鮮やかで綺麗なのが、ユーモアがありつつも不気味さもちゃんとある不思議な魅力となっておます。じっくり時間をかけてみたい大変素敵な作品でした!
続きまして、ヘラモデル社「Jötunn」を使った作品です。Hiromiki様の2作品目となっておりますが、やはり肌表現が素晴らしいです!
今回は淡い黄色系の色から影に鮮やかな紫の表現になることで、人っぽくない、モンスター感が出ていて良きです!
お次はアップで!見ていただきたいのはやはり素材感!角や装備の骨は単一な色ではなく、実物の様に複雑な色合いで表現されています。
また、肩アーマー部分は金属の質感とサビが長年の汚れなどといった年季があり、荒々しさや歴戦感を感じます。
下の方から!ここから見ると肌はツルっとしてるわけじゃなく、たるみやボコボコとしたへこみがあるのが茶色のシャドウがあることでよりわかります。
モンスターも生物なんだなと考えてしまいますね。
他にもアーマーの革部分の表現が、使い込まれて劣化している感じなんかも描かれているのが凄いですよ。
最後に上から!個人的にここ好きです!
角にコケがあったり、表皮の隆起によってピンクが強い所と紫が強い所がある、視点を移動するとより立体感が出る塗りになっているのがいいんですよねー!
以上、実際に実物を見て楽しんでいただきたいと思える作品でした!
ビッグチャイルド社の剣鬼アラーナの胸像!
一目見て思うのが、なんと塗装レベルの高い作品!
ここまでくると塗装したというか、美術品かと錯覚してしまうぐらい素晴らしい塗装です!
剣や肩アーマーなどのNMM(ノンメタリックメタル)塗装が本当に素晴らしい!
まるで本物の金属感と輝き!
ミニチュアはサイズの都合上メタリック塗料だとギラツキが強くなりすぎて全体のバランスが取りにくいのですが、NMM塗装だと陰影がハッキリし、圧倒的な存在感を魅せることが出来るのです!
NMM塗装ですら技術の問われる技法ですが、さらに1段階上の表現!
「反射まで描き込んでいる」
どの箇所にどの部分が反射し映り込むか、を理解できないと描き込むことが出来ないので光源を意識しながら塗装する必要があり、頭の中にイメージがないと出来ない塗装。
もちろん、それだけでなくリアル且つ色の変化が自然な肌色の塗装、強い意志を感じるアイペイント、随所の革や布の質感と360度どこから見てもハイレベルな塗装が飛び込んできます!
腰周りの瓶も凄い塗装ですね!
本物のガラスのような質感に加えて、中身の液体が入っているように見える塗り方で、こういった小さい装飾品まで丁寧に仕上げている見応え抜群の作品です!
リアル系のフィギュアに定評のある『GARNET CONNECTION』の「柚月」さんです。
サテン調の赤とマットな黒を組み合わせたワンピース、シックな黒で揃えたソックスに光沢のパンプスと、目を惹く銀髪も相まってどこかミステリアスな雰囲気に仕上げられていますね。
ご尊顔!
ミステリアスな様相と反して、歯を見せて笑うあどけない表情が不思議な儚さ、危うさを感じさせます。
ナチュラルなシンプルさもありながら、しっかいりと自分の魅せ方を理解っているお化粧もお見事です。
ご鎖骨まわり!
写真だとわかりにくいので恐縮ですが、デコルテに施されたキラキラのボディパウダーが美しいです。
また、これまた写真だとわかりにくいのですが、地肌の各所には血色が表現されていて、透き通る肌に浮き出た血管など、とにかく見どころ満載なのです。
こだわりの足元!
ソックスの繊維表現とパンプスの艶表現の対比がとてつもなくお見事です。
余談ですが、この部分は担当者と店長とが一目で「オレ、ココ、スキ!」「オレモ、ココ、スキ!」と通じ合った部分でした。素晴らしい。
お次もシロヌコ様の作品です!ガレージキット『キラキラの夜(Sparkle Night)』を、ファレホ使用率100%にて仕上げてくださった作品をエントリーいただきました!
夜の街のネオンに照らされて、さらにキラキラと輝く彼女・・・!そんなワンシーンを想像させる、緻密に計算され尽くした塗装表現に注目です!
まずはご尊顔から!もちろん、眉や瞳も手描きでございます!
大人の女性ながら、どこかあどけなさも残る・・・!そんな素敵な雰囲気を、余すところなく表現していらっしゃいます!
また、「ネオン管の光が反射している」リアルさを追求し、その部位や素材毎に色味も調整されており、流石の一言!
服のシャドウやハイライトはもちろん、カバンの質感まで!すべて塗装にて表現していらっしゃいます!
膝のネオンの反射も、他の部位とはまた違った雰囲気です!足の爪も綺麗に整えられており、「女子力」の表現にも抜かりありません!
背面には、これまた見事なネオンの反射と影の表現が施されております!
その光の当たり方、影の入り方のリアリティが物凄く、「本当にその場にいる」ような錯覚さえ覚える、そんな作品に仕上がっております!
以上5作品をご紹介しました!
また次回のSRニュースもお楽しみに~!
ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓
■『 ボークス ファレホペイントコンテスト5 』6月7日(土)より作品受付開始ッ!!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その1 (No.1~2&8~10)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その2 (No.3~7) bell様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その3 (No.11~12&14~15)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その4 (No.13&16~17)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その5 (No.18~19&24~26)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その6 (No.20~23)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その7 (No.27~30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その8 (No.31~32 No.39)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その9 (No.33~38) マガツヒ様特集!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その10 (No.40~43)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その11 (No.47~50)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その12 (No.44~46)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その13 (No.51~55)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その14 (No.56~59)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その15 (No.60~63)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その16 (No.64~65 No.68)