皆様こんにちは!本日のブログ担当は用品フロアでお送りします!

『ファレホペイントコンテスト5』も結果発表が無事に終わりましたが、エントリー作品の力作紹介ブログはまだまだ続きます。
今後も気合を入れてご紹介してきますので、是非最後までお付き合いをお願いいたします!

180作品を超える魂の籠ったの力作たちの投票結果は下記のブログでご確認をお願いしますね!

HS秋葉原!『 ファレホペイントコンテスト5』結果発表最速レポート!

それでは、今回のお客様作品紹介スタート!

【城砕咆哮-ゴジラVSアンギラス-】

0813_02.JPG

お客様名:yatsugelion-1.0様
作品名:大阪城の死闘
ファレホ使用率:90%
コメント:童友社の大阪城を舞台に、HGシリーズのゴジラとアンギラスを戦わせています。崩れた石垣や落ちる瓦にもこだわっています。下地以外の塗装はすべてファレホを使用。

使用キットは童友社さんの「大阪城」でございます。
まずは全体の写真を御覧になってください。

大阪城を中央に、ゴジラとアンギラスが対峙する瞬間を真正面から切り取ったこの一枚は、まるで史実と怪獣伝説が交錯する劇場空間のような圧倒的大迫力で仕上がっております!
作品、中央にそびえる大阪城の瓦屋根のひび割れや積み重なった瓦の崩れ落ち具合に至るまで緻密に再現され、戦いの激しさを物語ります。
そして側面に迫るゴジラの深みある黒色のボディが繊細な塗り分けによって光と影に彩られ、荒々しい強者のオーラを纏っておられます。
又、対峙するアンギラスは、甲殻の硬質なテクスチャーをグラデーションで表現し、瓦礫に踏み込む足跡のひとつひとつから戦場の生々しさが伝わってきます。
瓦や石の破片が前景に散りばめられ、"戦いの余韻"を漂わせるディテールは、まさに職人の執念と呼べる仕上がりです。
瓦のひび割れや落下した瓦礫のエッジには微細なドライブラシが施され、瓦の粉塵感が立体的に浮かび上がることで、両怪獣の咆哮と地響きまで聞こえてきそうな迫力を与えています。
構図の左右対称性が生む緊張感と、大阪城の威厳を背景に据えたスケール感は、見る者を一瞬でこの壮大な「城砕咆哮」の世界へと引き込み、息つく暇も与えない圧倒的な存在感を放っており、まるで城を巡る覇権争いを象徴しているかのようでストーリー性の高い傑作です。

0813_03.JPG

続きまして大迫力のゴジラを御覧ください!
まさに"怪獣王の息遣い"を感じさせる一枚です。
素晴らしいファレホの塗装技術により、鱗ひとつひとつの凹凸に深みと温度を与え、自然光を浴びると細かなシャドウが複雑に揺らめいています。
そして背ビレから胴体に移ろう色彩は、光の当たり方で表情を変え、まさに"生きている怪獣"の躍動感を演出されねおり力強く踏み込む前脚の筋肉表現には、ハイライトを重ねた微細な筆遣いが感じられ、鋭い爪先には微妙に錆びたような表現がされている事で、長年の戦いをくぐり抜けた存在感を醸し出しています。

0813_04.JPG

次に相対するアンギラスの写真を御覧になってください。
アンギラスの甲殻部分は、巧みな塗装技術により石灰岩のような硬質感が生み出されています。
背ビレの先端には微細な筆捌きでエッジを浮き上がらせ、戦いの激しさを、生き物の"骨格"ならではの無骨さと有機的な生命力が調和され表現されています。
口元に覗く牙には淡いクリーム色のグラデーションが施され、根元の影と先端の薄い色味がリアルな立体感が演出されております。
全体的にマットな質感が貫かれ、ファレホ90%ならではのしっとりとした色乗りは、対峙するゴジラを食い止めんとする執念を細部にまで余すところなく表現されており見応えが抜群です!

0813_05.JPG

最後に破壊された石垣をパシャリ!

怪獣同士の激突で砕け散った石垣の断面は、戦場の凄まじい爆風と地鳴りをそのまま再現したかのようで圧巻の仕上がりです。
瓦礫の大小がランダムに配置され、ファレホのグレーやブラウン系をランダムにスパッタリングすることで、飛び散った粉塵の舞い上がりまで感じさせられます!
断面の荒々しさにはドライブラシで白っぽいエッジを入れ、内部の石肌感を浮き彫りに。周囲に散らばる小石や瓦の一片一片には微妙な色差を持たせ、リアリティを追求したディテールが光ります。
背景の大阪城石垣と対比することで、「戦いの痕跡」と「城の威厳」が同居し、見る者に戦渦の臨場感を強烈に印象づける仕上がりとなっており完成度が素晴らしく高い傑作です。

と、素敵作品の紹介でした。

【店長コメント!】
ゴジラと言えば!yatsugelion-1.0様、今回も圧巻のジオラマでのご登場です!
舞台は堂々たる「大阪城」...しかし、そこは静寂の城ではなく、ゴジラとアンギラスが真っ向から激突する、迫力満点の戦場に!まず驚くのは、このモデル...実はほぼ手のひらサイズなんです。それなのに、この密度感と情報量!
ゴジラとアンギラスは細部まで丁寧に塗り分けられ、改造の痕跡を一切感じさせない自然さ。加えて、大阪城の崩れた石垣や飛び散る瓦は、まるで映画のワンシーンを切り取ったかのような臨場感。特筆すべきは、下地以外すべてファレホで仕上げられた塗装の深み。石垣のくすみ、苔の表情、城壁の陰影...全てがリアルで、思わず目を近づけて見入ってしまいます。精密さと迫力、そして物語性が見事に融合した、まさに職人技の結晶です!

【終焉のデーモンハンター

0813_06.JPG

お客様名:THE GAISIN MODELER CORNER様
作品名:"待っています"
ファレホ使用率:100%
コメント:ファレホカラーのみ使用(モデル、ゲーム、エア、エクスプレス)ミニチュアの塗装は楽しかったです。

ご紹介するのは、ダージンペイントフォージ社さんの「デーモンハンター ゴイコ」を使用した作品のご紹介です。ファレホ100%で作成された作品となっております。では早速見ていきましょう。

0813_07.JPG

ではまずはご尊顔から見ていきましょう。
金色に輝く髭が圧倒的な存在感を放ち、深い藍色の衣装が大地のような重厚感を添えています。また紫色のこん棒はまるで魔力を帯びた武器のように見え、ゴイコの野性味とダークファンタジーな空気感が見事に表現されています。凄い!

0813_08.JPG

次に背中を見ていきましょう。布地をざらついた感じで塗ることで、布地の擦れ跡が演出されており、そのことにより背中からも狩人らしい荒々しさが伝わってきます。

0813_09.JPG

土台も抜かりなし!崩れかけている大地の表現と、そんな場所でも生えている草の生命力を感じさせる鮮やかな緑色。ドラマティックに浮かび上がる配色バランスは、思わず視線を釘付けにします。

「ミニチュアの塗装は楽しかった」と言う言葉が、そのまま作品のエネルギーとなって現れている、
そんな素晴らしい作品でした。

【店長コメント!】
極小スケール愛好家の皆さま、お待たせしました!
ダージンペイントフォージさんの可愛いけれど迫力満点なドワーフが登場です!今回の作品、実は直径5cmにも満たないサイズ...それなのに、この情報量と存在感!エクスプレスカラーをはじめ、モデル・ゲーム・エアといったファレホのラインナップを駆使し、それぞれの特性を最大限に引き出した発色が圧巻です。特に紫や赤といった発色の難しい色が、しっかり鮮やかに、しかも自然に調和しています。そして見逃せないのがベースワーク。苔むした岩、松葉のような針葉樹の差し込みが和の雰囲気を醸し出し、正面から見るとドワーフの着物の赤との補色効果でさらに映える構図に。まさに計算された美しさと遊び心の融合です!小さな世界に込められた大きな物語、ぜひ間近でご覧ください!

【レトロ・ロマンティック】

0813_10.JPG

お客様名:アディクチュアよしお様
作品名:モデル No.18
ファレホ使用率:95%
コメント:スカート以外は全てファレホを使いました。18号がモデルになったら。をテーマにいつもとは違う雰囲気に仕上げてみました。いかがでしょうか?。

フィギュアライズスタンダードのドラゴンボール「人造人間18号」をメインに配置したジオラマ作品。
18号がモデルになっていたらというIFの可能性を表現した意欲作。
背景ブロックのネオレトロ風のカラーリングがドラゴンボールのエンディングを意識している所など原作へのリスペクトも感じられて◎。

0813_11.JPG

原作登場時をイメージした衣装風にキットを改造し、カラーリングはモノトーンからビビットなカラーにすることで原作のクールは雰囲気にイタズラっぽさをプラスしています。
髪の毛や眉毛にもグラデーションやカラー変更を加えて全体をまとめ上げているのもGood!

0813_12.JPG

横に止めてあるスクーターもコミック的な色合いをして作品に違和感なく溶け込んでいます。
フロントとサイドの⑱も鳥山フォントを再現しており、作品の全体図で見るとコミックスのカバーイラストか、カラー原稿の様にも見えてきます。

0813_13.JPG

最後に俯瞰視点から作品を見て行こうと思います。
ここで凄いと思った作風が、水たまりを表現するのに、おそらくミラーシート系を使用しているという事。
ミラーにすることで水に移りこむ壁面やバイクを加える事で作品をよりリアルなものに仕上げています。
色使いや構図など"あの頃"を感じさせるレトロな雰囲気が楽しい作品でした。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。

【店長コメント!】
そりゃあクリリンも惚れ直しちゃいますよね!
まず目を引くのはレトロPOP全開の色使い!一見シンプルに見える配色ですが、実際にやってみるとカラーバランスが崩れがちな難しいスタイル。それを見事にまとめ上げ、破綻なく仕上げているのはさすがです。背景のパターンから小物の配色まで、統一感と遊び心が共存しています。そして店長的推しポイントは、このビニール傘の半透明感!
光を通す質感表現が絶妙で、背景の柄がほんのり透けることでさらに世界観に深みを与えています。スクーターや標識、小物まで抜かりなく彩られたこのミニチュアの街角は、まるで一枚のポップアートのよう。18号の新たな魅力を引き出したこの作品、ぜひ間近で堪能してください!

今回の作品紹介はここまで!また次回をお楽しみに~!

ボークス ファレホペイントコンテスト5
■参加申込書配布期間:2025年4月26日(土)~ 終了いたしました。
■作品受付期間:2025年6月7日(土)~7月13日(日) 終了いたしました。
■作品人気投票:2025年7月19日(土)~8月3日(日) 終了いたしました。
■結果発表&表彰式:2025年8月10日(日) 終了いたしました。
■作品返却期間:2025年8月10日(日)~8月31日(日)まで
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト

ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りです!

□前回までのあらすじ↓

■『 ボークス ファレホペイントコンテスト5 』6月7日(土)より作品受付開始ッ!!


■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その1 (No.1~2&8~10)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その2 (No.3~7) bell様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その3 (No.11~12&14~15)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その4 (No.13&16~17)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その5 (No.18~19&24~26)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その7 (No.27~30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その8 (No.31~32 No.39)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その9 (No.33~38) マガツヒ様特集!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その10 (No.40~43)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その11 (No.47~50)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その12 (No.44~46)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その13 (No.51~55)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その14(No.56~59)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その15 (No.60~63)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その16 (No.64~65 No.68)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その17(No.66~67,69,71,73)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その18(No.70&72&74&80)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その19(No.78~79&81~82)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その20 (No.75~77)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その21(No.83~87)

■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その22(No.88~91)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その23(No.92~95)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その24 (No.96~98)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その25 (No.99~103)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その26(No.104~107)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その27(No.108~111)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その28(No.112~114)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その29(No.115~119)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その30(No.120~123)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト5参加作品紹介 !その31(No.124~127)