皆様ごきげんよう!ミニチュア担当です!!
6月といえば梅雨......雨かなと思っていたら唸るような暑さが続いており、本格的に熱中症対策が必要になっております。ちょっと外に出るだけでもしっかり対策して、お出掛けしてくださいね!
さて、本題に戻しまして、今と熱いコンテンツといえばファレホペイントコンテスト!
今回はaerocholic様特集回‼と題しまして、4作品をご紹介!
お客様作品紹介始まりますっ!
ハセガワ製のレジンキット「ヤッターマン2号」ですね!70年代~80年代のキャラクターを立体化してくれるありがたいシリーズ!当時のキャラデザインって、今も現役のデザイナーさんや作家さんがされており、レジェンドの共演なんです!
aerocholicさんが制作された「ヤッターマン2号」のデザインは独特な色気を感じさせる「線」が特徴ですが、キットの造形やaerocholicさんの改造も同じテーマで行われていて、ヤッターマン2号の元気さ、気の強さは勿論、セクシーさも感じますね!
アニメキャラっぽくパキッとしたお顔で、愛ちゃんの明るくハツラツとした性格がフェイス塗装で表現されています!
唇の赤色の色味がセクシーさをだしており、愛ちゃんのデザインやaerocholicさんのイメージが表れています。
個人的に好きなアングルがこの2つの画像です!
キットのしなやかなラインの造形を引き立てている「つなぎ」の色味!
アニメでは淡いピンク色ですが、aerocholicさんはラベンダー色にふっており、つなぎの作業着っぽさはなくなっており、色の陰影もでており、セクシーさを感じる塗装になっています!
造形を活かす塗装が素晴らしい作品ですね!
バンダイスピリットから発売されている「風の谷のナウシカ01 カイに乗るナウシカ」を改造されています。キットのポージングを大胆に変更されており、ナウシカとカイが突撃しています!
トリウマの「カイ」は、頭を下げ前傾姿勢でスピードを出している様を、「ナウシカ」は、右手のライフルを、手綱を持った左手の甲で支え、さらにカイの動きが伝わらないように鞍から腰を浮かせて、鐙のみで体を支えている状態です!
aerocholicさんのこだわりのナウシカの表情も素晴らしい!!
両目でしっかりと目標を捕えている様をアイペイントで表現されています。
実際に展示している状態では、小さすぎて見えませんのでこの画像で堪能ください。
それにしても、鋭い目つきとバンダイのキットの少しふっくらしたお顔とのギャップが良い!
この作品の色合いが、宮崎駿氏のイラストの水彩画っぽさをファレホカラーで再現されていて凄いです!悔しいことにこの繊細な色彩が、これらの画像ではとらいきれていないので、皆様には作品展示期間に来店し見に来ていただきたい!
プラモデルキットという、細かなシワやディテール表現が苦手なものを、aerocholicさんの塗装技術で補っておられます。
キットとaerocholicの改造・造形、宮崎駿氏のイラストの良さが塗装でしっかりと表現されていて、見れば見るほど発見のある作品ですね!
バンダイスピリットのキット【1/35 サンドランド国王軍戦車隊104号車】は、それ1つで作品世界を表現できる良いキットで、aerocholicさんは上手くキットの良さを活かされて、サンドランドの世界観を再現されています!
先ずは、104(ヒトマルヨン)号車を見ようと思います。
本体色の黄色という塗装色は難しいのです。綺麗に発色させることが難しいし、ムラなく塗装するのも難しい色なのです。
aerocholic さんはこの難しい塗装を難なくこなされており、さらに難しい黄色地へのウエザリングも綺麗に施されておられ、戦車の丸みや溶接跡などのディテールを浮きだたせるように、汚し塗装をされておられるので、塗装により、読み取れるキットの造形情報がとても増えています。
開けられた正面ハッチからは、ベルゼブブとお目付け役のシーフが顔をのぞかせています!
細かに塗り分けられているのはもちろん、肌やゴーグルなどの明暗、光沢を塗装によって再現されており、戦車を爆走させているウキウキなキャラクターの表情が読み取れます!
動かない模型ですが、表情を描き込むことによって、戦車の鳴動するエンジン、大地を削るキャラピラー、車体にカンカン当たる小石なども一緒に感じ取れますね!
左サイドハッチからは、保安官のラオが体を乗り出しています。
このラオは基本塗装は少し明るめ、影を比較的濃い目で入れることにより、明るい砂漠と暗い戦車の境目にいる様子を強く感じます。
ハッチが上方への跳ね上げ式でもともと光が当たりづらいのですが、塗装の工夫でしっかりとラオが見えるのが上手いです!
各キャラクター、そしてヒトマルヨン号車どちらも存在感をしっかり感じられる、作品ですね!
ブラックスミス社「妖精ティンカーベル」をほぼ原寸大に近いジオラマに仕立ててのエントリーありがとうございます!フェイクフラワーなどをふんだんに使って、緑豊かな森の中に暮らす妖精の姿を瑞々しく表現されています!葉から滴り落ちる朝露、花々やキノコがアクセントとなり、自然の美しさを引き立てていますね。
メインのティンカーベルは好奇心旺盛な視線が可愛らしく、肌の陰影の塗り分け、羽根のパールアクアやブルーのグラデーションなど大変美しいです!
小鳥はブルーが鮮やかなルリビタキに!そう、ミニチュアの良いところは自分の好きなカラーに塗って楽しめることですよね!こちらもミニチュアを作りたくなるような楽しく発見のある作品をありがとうございます!
今回は以上!
お付き合いいただきありがとうございます!
次回のSRニュースもお楽しみにッ!
ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りだっ!