皆様こんにちは!本日のブログ担当は用品フロアでお送りします!
お盆もあけましたが、まだまだ厳しい暑さが続きます。
熱中症にならないよう、水分と塩分をこまめに補給するようにしましょう。
それでは早速、「ファレホペイントコンテスト5」の作品紹介をして行きましょう!今回も力作ぞろいなので、楽しんでください!
それでは、今回のお客様作品紹介スタート!
【緻密なる煌めき】
作品名:ミーア・キャンベル
ファレホ使用率:100%
コメント:塗り分けがたいへんだった。髪の毛と胸の部分にメタルメディウムを使いました。
使用キットはMERSAさんの「ミーア・キャンベル」でございます。
まずは全体の写真を御覧になってください。
その完成度の高さに思わず息を呑みました。
驚異のファレホ使用率100%による筆塗りの質感が光を受けて鮮やかに映え、白い衣装の胸元に宿るメタルメディウムの微細なパール感は、まるで真珠のようにしっとりと輝き、キャラクターの清楚さと妖艶さを同時に引き出されているのがポイント。
肌色は、ほんのり暖かみを帯びたサーモンピンクでグラデーションが滑らかに繋がり、指先から太ももにかけての陰影が立体感を際立たせ、鑑賞者の視線を自然と中心に集めます。
そして、両膝をつくポーズ特有の"曲線美"を強調するラインは、ファレホならではのマットな質感が生む柔らかな陰影と相まって、肉感と官能性を見事に表現!
又、細部にまで暖色系のシャドウが丁寧に入っており、わずかな肌のハイライトが存在感を引き立て、まるで舞台照明の下に佇む一瞬をそのまま写し取ったかのような劇的な演出が大変素晴らしいですね。
次に御尊顔をご覧になってください。
息を呑む程の視線と細部描写、ミーアの表情に込められた息遣いまでが感じられるほどの丁寧な仕上がりがとても素晴らしいですね。
瞳をじっと見つめると、まず自作のアイペイントから放たれる"生きた光"に心を奪われます。
まつ毛や眉毛は一本一本が筆先のタッチを感じさせつつ、不自然さが一切なく、キャラクターの感情を映す鏡のように仕上がっており、メタルメディウムを使った胸元のラインが、顔との対比で一層際立ち、全体のフォーカスを顔周辺に集中させる演出効果はまさに職人技です。
続きまして側面をご覧になってください。
横から眺めると、膝立ちポーズで生まれる背筋の伸びと腰のくびれが実に美しく、肉感と骨格のバランスが完璧に捉えられています。
胸元のパール光沢は側面から当たる光をほどよく受け止め、メタルメディウムによるきらめきが衣装のディテールに奥行きをもたらしおり、ファレホで丹念に塗られた髪の濃淡は、根元から毛先にかけての微妙な色移行がシームレスで、風にそよぐような動きが感じられます。
又、襟から肩にかかる布地の皺は筆塗りによって丁寧に塗られ、光のあたり方によってハイライトとシャドウが自然に溶け込むことでドレープのリアルさが際立ちます。
両腕のしなやかさや指先の緊張感まで読み取れるような筆塗りの繊細さがタチコマさんの解剖学的理解が絶妙に融合した結果ですね!
更に側面でしか見えない腰周りのラインも、ファレホの発色で鮮やかに浮かび上がり、細部へのこだわりを強く感じさせられました。
最後に背面からの写真をご覧になってください。
後ろ姿から見える背中のラインは、流れるドレスと髪が一体化したかのような優雅なシルエットを描き、その輪郭を際立たせる塗装が圧巻です。
髪にメタルメディウムを薄く吹き付けたことで、後光のようなほのかな光沢が生まれ、後ろ姿だけで鑑賞に値する華やかさが演出されています。
ドレスの背面も抜かりなく色分けされ、影になりがちな箇所にも手抜きのない陰影表現が効いています。
襟元や腰回りのアクセントカラーが後ろから覗くたびに、製作者の緻密な塗り分け努力を感じさせる作品です。
改めて作品を総評させていただくと、100%ファレホ使用という挑戦を自ら選ばれ、色彩と質感のコントロールに徹底的に取り組んだ結果、まるで生身のような肌質と衣装の質感を同時に実現されており素晴らしいと感じました!
特に自作アイペイントとメタルメディウムの使い分けは、キャラクターへの深い愛情と確かな塗装技術の証です!
短期間で「塗り分けが大変だった」と語るコメントとは裏腹に、どのアングルから見ても隙のない完成度は、まさに傑作です!
と、素敵作品の紹介でした。
タチコマ様の登場!とても大きなキットながら、その全体をこれほどまでに滑らかに塗装してくださっているとは......丁寧な筆運びに感服です!キャラクター部分も見事で、色白の肌に淡いピンクのシャドーを入れることで血色を感じさせ、柔らかさと生命感がしっかり表現されています。まさに「キャラクターが息づく」瞬間を感じますね。さらに装飾部分にはメタルメディウムが使用され、控えめながらも上品な煌めきが加わっており、作品全体をぐっと華やかに演出!衣装の彩色とあわせて美しさが際立っています。そして何より、このキャラクターの実はか弱い雰囲気をしっかりと再現しているところに愛を感じます。見た目の鮮やかさと内面の繊細さを同時に伝えてくれる、まさにキャラクター愛あふれる一作です!
【ソロモンの亡霊・シャロンの薔薇】
作品名:エルメス、ララァ
ファレホ使用率:100%
コメント:小さいパーツを塗り分けするのがたいへんだった。メタルメディウムを使いました。
ご紹介するのは、バンダイスピリッツさんの「エルメス」を使用した作品のご紹介です。ファレホ100%で作成された作品となっております。では早速見ていきましょう。
ではまずは正面から見ていきましょう。
メタルメディウムを使うことで、色ムラを抑えつつ、シャープな金属感が表現がグッド!
また、細かなパーツ塗り分けも丁寧に塗り分けされており、美しい仕上がりとなっております。
次に背面を見ていきましょう。
バーニア部分や内部機構部分も、ひとつひとつ丁寧に塗られており、作品の完成度を高めてくれています。
そしてフラナガン機関で育てられたニュータイプの少女ララァ・スン
彼女のトレードマークである黄色のワンピースドレスが目を引きます。
宇宙(そら)を映す瞳には、どんな未来のビジョンが見ているのでしょうか。
タチコマ様、先ほどの大作とは打って変わって、今回は小スケール作品で登場です!ララのドレスには丁寧にシャドーが入れられ、鮮やかな黄色に奥行きを与えています。さらに驚くのは、この小さな顔にもしっかりと施された塗り分け!ナイスブラシコントロールです。一方でエルメスは、無機物らしい均一な塗装面がとても美しく仕上げられており、キャラクターとの対比で魅力が一層際立っています。また、オイルステインで仕上げられたベースはまるで高級家具のような質感。その上に絶妙なバランスと角度で配置された作品全体からは、まさに高級感が漂っています。小さいながらも存在感たっぷり、タチコマ様らしいセンスが光る一作!素敵です!
【安・全・✙・第・一!】
作品名:デミトレーナー・工事用
ファレホ使用率:50%
コメント:重機っぽい赤と黄色で塗装しました。拡張パーツも使い、装備は武器ではなく工具、ビームサーベルではなく"誘導灯"オリジナル工具『高出力レーザートーチ』
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』よりHG1/144「デミトレーナー」でのエントリー。
アニメ本編では主に練習機として登場した機体を工事現場で使用する重機風にカスタマイズされた作品でご参加くださいました。
大型のヒートバーナーを構え、コロニーの外壁修理を行っている姿が想像できるポージングもお見事。
塗装も重機らしい黄色メインで鮮やかに塗られており手首やつま先の赤色が良いアクセントになっています。
胸部の紫色は搭乗者ごとに異なる者なのかも想像が膨らみます。
機体を左側から見るとコメントにある『高出力レーザートーチ』がサイドにマウントされているのがわかります。
暗い宇宙空間や夜間作業の際の誘導灯代わりやデブリや障害物の溶断にも使える正にマルチツール。
日々、誰かのために働く姿が美しい。
何気に黒。黄色のストライプ柄の警告表記もしっかり再現されているのもリアリティを保管していていい感じ。
展示の都合上見えない背面にも焦点を当ててみたいと思います。
背中もムラなく塗装されているのは勿論、マーキングデカールも貼られ情報量が増しています。
工事現場に無くてはならない『安全✙第一』のマーキングがあるのもGood!
最後に非常に目を引くシールドを見て行きましょう。
現場主義、取扱注意の文字が輝いています。
これくらい、遊び心と実際の作業員の心構え的なものを可視化されると楽しい気分になります。
シノイヌ様の楽しいコンセプトがしっかり表現された素晴らしい作品でした。
次回のエントリーも心よりお待ちしております。
量産機って、どうしていつの時代もこんなに愛着が湧くのでしょうか...
シノイヌ様の作品は、工事現場仕様そのもののオリジナルカラーリングが最高に素敵です!赤と黄色、この組み合わせはとても発色が難しい色味ですが、丁寧な塗りでビシッと決まっていて本当に綺麗! 重機っぽさ全開で「働くモビルスーツ感」が伝わってきます。さらに拡張パーツを駆使して装備を"武器ではなく工具"にアレンジ。ビームサーベルが誘導灯に、そしてオリジナル工具『高出力レーザートーチ』まで!発想力と遊び心が詰まった仕上がりに脱帽です。極めつけはオリジナルでしょうか?雰囲気を引き立てるデカールがまたいい味を出していて、世界観をぐっと押し上げています。まさに"工事現場のヒーロー"ですね!
今回の作品紹介はここまで!また次回をお楽しみに~!
■作品返却期間:2025年8月10日(日)~8月31日(日)まで
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト5まとめは以下の通りです!
□前回までのあらすじ↓