ホビースクエア秋葉原

春の新生活でエアブラシチャレンジ!造形村エアフォースセットで炎のグラデーションを塗装してみた!

 ホビースクエア秋葉原 

皆様こんにちは、用品担当のしらがメガネです!

そろそろ春の新生活。
新しい門出に、模型の世界でもステップアップを果たして一層ホビーを楽しもうではありませんか!

という訳で、今回はエアブラシの「華」であるグラデーションを、ストレスなく楽しく塗れる「エフェクト」の塗装をしてみました。

使用したマシンは当然、モデラーに絶対の自信を持ってお勧めする「高圧力・超繊細」の組み合わせの造形村エアフォース!

造形村のエアフォースコンプレッサーセットは、圧倒的な大パワーで、タフな「造形村エアフォースコンプレッサー」と、模型専用に作られた繊細な「造形村エアブラシ プロモデルシリーズ」の組み合わせによって、様々な模型シーンをハイレベルにこなすエアブラシシステムです!

これが造形村エアフォースシリーズだ!←こちらをクリック

お客様の用途やスタイルに応じて色々な組み合わせがありますぞ。

そんな造形村エアフォースシステムを使用して、今回は

「炎のエフェクト」

をお手軽塗装してみました!0327_02.JPG

太陽のフレアの様に伸びる炎のエフェクト。
一見なんだか難しそうに見えますが、じつはこれ、「マスキングなしに、ただただグラデーション塗装の醍醐味を味わう」事ができる、ごちそうのようなパーツの塗装なんです!

なんというかですね、全然大変じゃない(マスキングとか一切いらないでフィーリングだけで塗れる)のに、「あれ?なんだかいい感じになっていくぞ?」という「オイシイ部分」だけ楽しめるというか・・・

造形村のプロモデルシリーズは非常に繊細なエアブラシなので、滑らかなグラデーションがとても得意!当然このような塗装もお手の物。
それではひとつ、塗装の順を追ってゆきましょうか。

コレが塗装前の状態。0327_03.JPG

塗る方のイメージによって、炎の基本色を様々に対応できるように最初は「黒っぽいカラーレジン」で成形されています。
実際に過去の見本作例や塗装済み完成品、お客様が各々製作された完成品は、様々な色が試みられており、実に色とりどりで独自性のある塗装を見る事ができます。

それでは今回私がやって見ようと思うのが、ちょいと明るめで、熱そうな「オーソドックスな炎」で行こうと思います。

まずは明るくするために、下地を白っぽくしようと思います。

0327_04.JPGここでオススメな「白」が、エアブラシ用に希釈済みな上、圧倒的に隠ぺい力が高い、

ボーンペイントの「ビギニングホワイト」!

「ともかく白く塗りつぶしたい」
という方には断然オススメな、超絶隠ぺい力の高い塗料です。

今回は「おおよそ白っぽく」なればよいという事で、一回吹き付けだけで終了。
それでもいちどきに、ここまで黒パーツを白くする事ができます。

この時、圧力は結構高め(0.2MP以上)で、エアブラシのアジャスターも気持ち開き気味にすると、快適にプァ~っと下地塗装が進みます。

下地が終わったら、カップに残ったビギニングホワイトに黄色を足して(ものぐさなだけです)、レモンイエローっぽい色を下から吹きます。

この部分は、市販の黄色系の塗料、あるいはクリアーイエローでも問題ありません。

0327_05.JPGこの時の吹き付けは、パーツを寝かせて、エアブラシも寝かせて、パーツの半分くらいのところから「上から下に」とやると、勝手に上が濃く、下が明るくなります。

この辺ではまだ炎っぽくもなんともないですね。
ほんとにこんな調子で大丈夫なの??

次に、上からさらに濃い色を重ねます。
今回使用したのは「蛍光クリア―オレンジ」です。
これは通常の「クリアーオレンジ」でも構いません。
白の上から「クリアー系」の塗料というのは、グラデーションの強弱を自分で付けやすくてイイですぞ!

0327_06.JPGこのあたりから、フィーリングで思うままにグラデーションを付けてゆくわけですが、今回は「下が明るく、上に行くにつれて赤っぽくなる炎表現」と考えたため、

・炎の上の部分程、塗り重ねを多めにする
・へこんだ部分も影っぽくなるように重点的に吹く

としています。
クリアー塗料は、通常の顔料系塗料と違って、色を重ねれば重ねるほど濃くなる習性がここでは活かされ、「楽しくてストレスが無い塗装」に繋がります。

ちょっと炎っぽくなってきました。
この辺から塗装工程が面白くなってきます。

続いてダメ押しです。
クリアーレッドで、炎の先端や濃い影が落ちる部分を色付けしましょう!

0327_07.JPG

おお!
だいぶ炎っぽくなってきた!!

この辺になると「うへへ」という変な笑いや「いいんじゃない?コレいいんじゃない!?」という意味不明な独り言が増えて来ます。
最高にハイというヤツでしょうか。

ここら辺の塗装はコンプレッサーの圧力もエアブラシのアジャスターもかなり絞り気味にして、パーツとの距離3~4センチくらいと超至近距離で塗装しています。
このくらいの繊細な塗装が出来るのも、造形村プロモデル-Aの繊細な精度のおかげです。造形村エアフォースシステムなら、パワーの強弱・塗料の吐出量のコントロール自由自在!

さて最後に仕上げ、という訳ではないですが、クリアーブラックで焦げた感じや凹みの更なる強調をしてみました。0327_08.JPG

特に先端部分や巻きあがる部分の影の強調をしました。

いやはや、マスキングもなしに、自由に塗装ができて、「エアブラシ塗装」のグラデーションだけを楽しめるって・・・
いやぁ~、ホント面白いもんです!

それでは、この塗装したエフェクトパーツを組み込んでみましょう。

0327_01.JPG

実はこれ、お店の塗装実演で度々登場し、少しずつ完成に近づいて行っている、我が社自慢のガレージキット

絶対領域 綾波レイ

の足元のエフェクトパーツだったのです。

(「絶対領域 綾波レイ」は期間限定商品です。)

こちらのキットも、あとは足元のエヴァ初号機の頭蓋骨の塗装と、綾波レイの足元を

「火の照り返しを受けている」

塗装表現をしたら完成、という所です。

こちらの展示品も、秋葉原ホビースクエアの「塗装実演のウインドウ(用品フロアにあります)」にて展示中!
ご質問もお気軽にどうぞ!

次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!