皆様こんにちは、用品担当の★野です!
さて今回も、性能の高い造形村エアフォースコンプレッサーと、それで出来る塗装方法をご紹介しようと思います。
こちらは下地色にクリアーを吹き付けてグラデーションをかけた「途中段階」の見本です。
右側が下地色。そして左側はそこに「クリアーブラック」を吹き付けて「グラデーション入りのブラックのリボン」に塗装した例です。
さらに仕上げにボーンペイントの「HBフルグロスクリヤ」を大圧力で濡らす様に吹き付けました。
コンパウンドなどの磨きなし、塗りっぱなし状態です。
さあ、このやり方でグラデーションを順を追って塗ってゆきましょう。
やはり紫で基本色を塗ってゆきます。
画像は塗っている「途中」のもので、このまま全部一旦塗りつぶします。
ただ、この段階で「こんな感じでグラデーションをかけてみよう」と予行演習としてます。
同じ色のセーラー部分に白いラインが入っていますが、こうしたものは後でマスキングするよりも、先にラインを塗ってしまった方が楽です。
これはあらかじめ白を塗っておいて、乾燥後にラインにそって細切りマスキングテープを貼り付けています。
お店の備品のカッターマットを使ったのでマスキングテープに汚れが・・・
カッターマットは定期的に買い替えましょう・・・
造形に起伏がありますので自然な影がすでについていますが、
スカートやスカーフの下側から、パーツにそってエアブラシを寝かせるようにして至近距離から「シュシュッ」と低圧で色をのせてゆきます。
造形村のエアブラシはニードルやノズルの精度が高いため、グラデーション作業も得意分野です!
また、実際にパーツを仮にパーツに乗せた時に「物足りなさ」を感じたのでスカートの「フチ」にも輪郭線代わりにクリアバイオレットを塗り足しています。
こうやって微調整しながら追加できるのが、クリアー塗料でのグラデーションの便利な所ですね。
そんな時にこんな方法は如何でしょうか。
一度完成したパーツにクリアーをたっぷり吹き付けます。
(これまた高圧コンプの面目躍如ですね!)
グラデーションや色分けのラインを馴染ませる効果もありますが、今回はそれ以上に
にたっぷりとクリアーを吹いています。
具体的には、
「パーツは触れているのは目に見えている色の塗料ではなく、その上に載っている透明のクリアー」
に触れている、ということになるわけです。
当然、このあとはつや消しクリアーやアジャスターを絞りこんでのクリアー高圧吹き付け
(こうすることでしっとりとしたつや消しコントロールが出来ます。クリアーにほんの少しつや消しクリアーを入れると、自分好みのツヤ調整がラクチン!)でツヤを元に戻します。
先ほど言った、造形村コンプレッサーの大圧力を利用して、サテン調くらいのツヤにしてみました。
このように大圧力のコンプレッサーは、その高圧を活かして「ラッカー塗料の質感」も自分で調整できるようになります。
このような強い色味を本体に重ねると、色移りが生じやすいものですが、パーツとパーツの接触面に
と、ご覧の通り、色移りのリスクが激減!
今回はスカートにだけ色移り防止を施しましたが、造形のはめ込みが更にタイトな場合、本体にもクリアーのバリアーを吹き付けるという手もあります。
使用したクリアーは、先ほどと異なりフィニッシャーズの「オートクリア―」というクリアー塗料。
この塗料は高性能なだけでなく、乾燥が超早くて塗膜硬度もピカイチなので、今回のような「バリアーのような役割」にも大活躍!
高圧のコンプレッサーと高精度のエアブラシでより快適で幅広い塗装が楽しめる「造形村コンプレッサー」!
初心者をお助けする高性能なコンプレッサーのご相談なら、ホビースクエア秋葉原におまかせ!
しらがメガネのスタッフ「★野」までご用命ください!
次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!