ホビースクエア秋葉原

実演アフターレポート! ガレージキットを作ってみよう 塗ってみよう!編 その

 ホビースクエア秋葉原 

皆様こんにちは、用品担当です!


3月18日(土)開催のファレホ塗装実演にご参加頂きありがとうございました!

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さて今回は、「ガレージキットを作ってみよう 塗ってみよう!」というテーマで実演を行わせていただきました。
たくさんのお客様にお越しいただきありがとうございます!

というわけで、今回は実演でご紹介した「ガレージキット製作に役立つ用品・工具」をいくつかご紹介します。

まずはガレージキットのゲート処理に「プロ絶ニッパー」!


本来はプラモデル専用として作られた、超薄刃のニッパーです。
粘りと柔軟性のあるクロムモリブデン硬を使い、極限まで薄いブレードを備えています。
細かいところまで入り込む先端部分を持っているので、海外スケールモデルにありがちな、超入り組んでニッパーが入りにくい部分もキレイに切断可能。
グリップが独特の形状をしていますが、使い慣れると「理容師のハサミ」のように、ニッパーを水平に持って「何度もゲートを薄削ぎしてきれいに仕上げて行く」という使い方が心地よいです。

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ガレージキットのゲート処理も、まるで「二枚の挟み込みナイフ」で処理するかの如く、綺麗に滑らかに切除できます。
(太いゲートを無理やり切ろうとすると、せっかくの刃がダメになります。大きなゲートは大味なニッパーで一度大まかに落としてください)

赤い部分がゲートです。
ちょっとパーツの部分にゲートが掛かっており、普段ならヤスリやナイフなどで成形が必要ですが・・・


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ナイフのように鋭いプロ絶ニッパーならば、これご覧の通り!
ニッパーに付着した破片部分の薄さも見てください。
使い慣れると、理容師のハサミのように刃をパーツに当てて、サクサクサクサクッと、そぎ落とすように薄く削いでいっているのです。


本来はプラモデル専用に開発されたニッパーですが、ガレージキットのゲート処理・さらには3Dプリンターのサポート材処理にも、


「薄刃による入り込み」
「何度も削ぎ落すことでサポート材跡の出っ張りの平滑化」


がとてもしやすいのです。

※非常に鋭く薄い刃で作られた繊細なニッパーです。
くれぐれも無理な力をかけたり、太い部分の切り出しには使用しないでください。

さあ、続いてはセラミック工具!


「セラカンナ」や「マイクロセラブレード」などと呼ばれる「削り出しカンナ」です。

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セラミックのプレートの、90度直角のエッジを利用して、パーティングラインなどをバリバリ削ります。
人間の肌のように柔らかいものは傷つけませんが、硬いモノならガンガンに削ってくれます。
プレートに厚みがあるので、デザインナイフの刃を立てて削り出しするよりも「ビビリ」「ブレ」が少なく、そしてより大胆に強い力で削れます。

という訳で、赤線が引かれたパーティングライン部分を削ってみましょう!

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刃を立ててカンナ掛けの要領でバリバリと削れます。
手ごわい段差もガシガシ粗削りしてくれるので快適ですぞ!
セラカンナでできるのは、大まかな粗削りまでですが、これでかなりの時間短縮が図れます。

ところでセラミック工具には、いくつか「刃の形」があり、用途によって使い分けしますが、個人的にオススメな刃の形状があります。

それが曲線刃です。


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曲線刃というと、一見「ダルい」感じがして、見た目から「局面向け」と感じてしまいがちですが、逆に曲面だからこそ、接地面が「一点」に集中し、

「削りたい部分以外を傷つけにくい」
「エッジのそぎ落としを防ぎやすい」

という特徴があるのです。特に大胆にパーティングラインをガシガシ削るときは、曲線刃の安心感が抜群です!


さて、今回はガレージキットを組み立てる際の便利な工具2点をご紹介しました。

引き続き、実演で案内した便利なアイテムも、このショールームニュースでご案内いたします!


次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!

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