皆さんこんにちは!

横浜ショールームの白鷺です。

大好評の横浜ショールーム毎週日曜日恒例「製作実演」!毎週様々な内容をお届けしているわけなのですが、

10月12日(日)から3週にわたって開催した「WAVE 1/20 グッカー」をカッチョよく仕上げるシリーズは大盛況のうちに幕を閉じました。

そこで今回のSRニュースでは特に好評だった「白鷺流 筆塗りテクニック」をご紹介いたします。

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まず使用した塗料はお馴染みの高品質水性塗料「ファレホ」でございますが、今回は白鷺のマイブームなこの組み合わせでいきました。

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基本色(赤):ゲームカラー 72011 ゴーリーレッド
基本色(グレー):ゲームカラー 72048 ソンブルグレー

下地色(赤):モデルカラー 70802 サンセットレッド
下地色(グレー):ゲームカラー 72155 チャコール

筆:モデルカステン:SSDブラシ 丸筆Lサイズ

ちょっと青みのあるソンブルグレーと褐色めいた暗い赤色ゴーリーレッドの2色。

マシーネンではあまり見かけない組み合わせですが、最近メカコレの宇宙戦艦ヤマトをこの2色で塗ったところ、この組み合わせにハマってしまったので今回はマシーネンで使ってみよう!と思い至ったわけです。

とはいえそのまんま塗っても面白くありませんから実演ではより明るい赤である「サンセットレッド」より暗いグレー「チャコール」でそれぞれに違った
色彩をプラスしてより複雑な塗装としていきまました。


下地にライトグレーのサーフェイサーを吹き付けたら、まずは赤色を塗る予定の部分を避けて薄く希釈したチャコールをベシャベシャと全体に塗りたくります。

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これを2周するとこのようなまだら状のテクスチャーが得られます。


ここから基本色である「ソンブルグレー」の出番ですが、希釈の仕方がミソ!実演内でもご紹介しました以下の方法を目安にチャレンジしてみてください!

①一度SSDブラシの穂先を水にドボンとつけ、水が滴るくらいの状態で塗料を穂先5㎜程にとります。
※視認性の観点から画像ではサンセットレッドを用いております。


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➁そのままティッシュで塗料の付いた穂先を拭うようにして余分な塗料と水分を排します。
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するとこのようにじんわりと塗料が塗り広がり厚塗りを回避しつつ下地のテクスチャーを活かしながら色を乗せる事が出来ます。
これを3周ほど好みの塩梅になるまで繰り返します。

続いては塗料を少し濃くして荒いムラを塗りつぶすようにしていきます。

①穂先から水気を軽く切った状態で同じように穂先5㎜ほどに塗料を取ります。
※視認性の観点から画像ではサンセットレッドを用いております。
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②根本から擦りつけるようにして余分を拭き取ります。
※こうする事で筆に含む水分量を抑え、濃い目に色を乗せる事ができます。
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この状態でペタペタとムラが酷いところを中心に色を乗せていき、ゴーリーレッドも同じようにして筆塗りすれば完成!

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今回はなかなか奇抜な迷彩となりましたが、一風変わった雰囲気が面白い組み合わせですので皆さんも是非「ソンブルグレー&ゴーリーレッド」の組み合わせをお試しください!

また詳しい内容などについてはスタッフ白鷺にお問い合わせください。


横浜SR 毎週日曜日恒例の製作実演は15時から16時の間に開催!

11月は「PLAMAX ヴェルビン」をリアルに魅せる塗装術をご紹介していきます!

皆様のご来店をお待ちしております!