横浜ショールーム

渋くてカッコイイ!胸像ミニチュアのアイペイントをやってみよう!(4月9日実演アフターレポート その2)

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皆様こんにちは!
雨にも負けず花粉にも負けないスタッフNです。

今回は前回の最後で予告したようにミニチュアの「目」の塗装をお届けいたします!
「目の塗装」は以前こちらの記事でスタッフ青木が紹介したものとはまた別の方法でお送りいたします。
最後までご覧いただき、皆様のやりやすい方法をご参考いただければと思います!

スタッフ青木のアイペイントの手法は「描くのではなく修正して形を整える。」というものでしたが、私の方法は「ガッツリと目を描き込む」方法になります。

この方法のメリットは「目線の位置を決めやすい」ことにあります。
目線の位置合わせを左右ピッタリ合わせるのは難しく、最後の瞳孔の位置がずれてしまうと途端に間抜けな仕上がりになってしまい、文字通り画竜点睛を欠くことになります。

逆に目線の方向を決めて描き込んでいくことで、ズレを抑えて仕上げることができます。
また、この方法ではよりリアルな目を描くことが出来ますので、今回のようなリアル寄りの造形にはピッタリの塗り方なのではないでしょうか。

さてそれでは実際に手順を見ていきましょう。

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まずはミニチュアの白目を「アイボリー」で塗ります。通常のホワイトよりも柔らかい色味なので、自然な仕上がりになるため愛用しています。

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アイボリーを塗ったら、そこに「ブラック」で黒目のベースを描きます。
この時、まんまるに描くのではなく、黒目の上下をまぶたのラインで切るようにすると、より本物の様な形になります。
なぜこうするのか?鏡をご覧いただくとわかりやすいですが、個人差はあれど黒目は上下がまぶたで少しだけ切れているからです。
もちろんお好みで三白眼にしていただくなどでもOKです。

そしてこの段階が目線の大まかな位置を決める事になります。
今回は目線を向かって右側へ向くようにしています。瞳の位置は正面に据えるよりも左右どちらかに振ってしまう方が簡単に仕上がるのでオススメです。
もし、まっすぐ前に視線を置きたい時は、少しだけ中心に視線を寄せると上手くいきます。

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黒目のベースが乾いたら、好きな色で虹彩に色を入れます。このとき、先ほどのベースからはみ出さないようにすると、黒目の輪郭線となります。
その後、筆の先端を使い「ブラック」で点を打つように瞳孔を入れます。

ここで完成としてもよいのですが、さらにリアルにするためのテクニックを2つご紹介します。

テクニック① ハイライトを入れる

ここまでで目の形は書きあがりましたが、目に光が無いためいまいち生気が感じられない仕上がりになっています。
そこで、瞳孔の少し上くらいに「ホワイト」でハイライトを入れてあげると、目がイキイキと輝きだします!ただし、あまりハイライトを入れすぎると少女マンガのようになりますので、お好みの範囲でとどめておくことをオススメします。


テクニック② 血色を入れる

白目の下に赤みを加え、「血の通った目」を作ります。これをやるとさらに目に生気を宿らせることが出来ます。
ここではゲームカラーのスカーレットレッドを水で4倍くらいにうすめたものを塗っています。今回は強面の風貌に合わせて目力を強調するため濃い色にしていますが、あまり強い色を使いすぎると目が充血したようになってしまうので注意が必要です。
なので、柔らかい印象・ナチュラルに仕上げたい時はここに「ホワイト」など加えてピンクにすると柔らかな印象に仕上がります。

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以上の手順とテクニックをで完成したのがコチラになります。目つき鋭く、格好いい印象に仕上がりました!
繰り返しになりますが目線をあらかじめ決めておくことで、難しい目の塗装もリアルに仕上げる事ができるのがこのやり方のいいところです。ミニチュアペイントの際にはぜひお試しください!

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一部商品は体験していただくこともできますので、ぜひお気軽にスタッフまでお申し付けください。

もちろん、ミニチュアや塗装に必要な筆、パレット、水性塗料「ファレホ」も勢揃いしています。
横浜へお越しの際はボークス横浜ショールームへぜひお立ち寄りくださいませ!

次回のアフターレポートでは4/16に開催された「革と金属表現」の模様をお届けします! お楽しみにお待ちくださいませ。




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