横浜ショールーム

お客様のスケールモデル作品紹介 『9K72 Elbrus scud-B』

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こんにちは、横浜ショールームの☆野です。

横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。

さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介してゆきます。

今回の作品はこちら!

作品名  :9K72 Elbrus scud-B
制作者様 :筆塗り模型工房 様
使用キット:ドラゴン 1/35 スカッドB

今回は大型モデル、ドラゴンの1/35スカッドBです。
1990年頃のキットで、まだドラゴン社も現在ほどの優れた成形技術が無かった頃のキットを、あえて手を入れて制作してくださいました!
この頃はまだソ連崩壊と前後した頃なので、メーカーも詳細は把握しきれず、想像で作っていた頃も多く、ディテールも今のような正確で精密なものではありませんでした。
そのキットに、手摺や細部ディテール、パーツの自作など徹底改修を行い、最新キットにも勝るとも劣らぬ迫力を生み出しています。

燃料チューブも勿論キットには封入されておらず、自作で追加。
各部ディテールも、元キットを知っている人が見たらびっくりするくらい手が入っています。
また、頑丈さにも気を配っており、細部パーツはガッチリと埋め込み、補強パーツを各所に噛ませ、見た目の繊細さと裏腹に、じつに扱いやすく信頼感があります。

ちなみに金属線による補強を大量に施していますので、この完成品は物理的に重くなっています。

う〜む、これは迫力ありますね!
スカッドミサイルが天を睨む様、そしてそれを支える発射装置トレーラーの威圧感たるや!
ちなみに『スカッド』は、冷戦時の『NATOコード』、つまり西側諸国の呼び名で、ソ連ではこのシステムを、タイトルの通り『9K72 エリブルース』と呼んでいました。

それでは制作者様のコメントです。

1991年製のドラゴン版キットが再販されていたので(!)、腕試しに制作しました。
アーマーモデリング誌の作例写真を見つつ、各所にディテールを追加、補助材の使用量はAFVにしては異例の量になりました。

制作者様は、スケールモデルメーカーのトランペッターから、比較的最新のキットが出ているのを知っているにも関わらず、あえて『旧キット』のディテールアップを楽しまれたそうです。
これもモデラーならではのサガと言うものですね(笑)。
しかし苦労の甲斐あって、非常に手の入った作品に仕上がっています。
現在、この作品は横浜ショールームのウィンドウに飾ってありますので、ぜひともその目でご覧ください。

それでは次の作品のご紹介でお会いしましょう!