実演 記事一覧
皆さんこんにちは!
秋葉原ホビー天国2 3Fスタッフです。
3月24日、日曜日13:00よりワールドミニズ筆塗り実演を行いました
今回は、ワールドミニズを筆塗りにて塗装してまいります!。
筆塗りのハッチング技法などを使用し精密な造形のミニチュアを更に引き立て迫力満点な仕上がりになるように塗装しました。
そもそも「ハッチング技法」って何なん?という方もおられると思いますので簡単に説明すると。
筆先を使って線を引くように塗装するのがライニング塗装で、ライニングよりもさらに細かい線を、同じ方向に引き重ねる筆づかいのことをハッチング技法と言うようです。
主に絵画やデッサンで使用する技法みたい...
ハッチングによるレイヤリング技法を極めれば、グラデーション表現や質感表現にも応用できたりも!
お題キットは大人気リンボディビジョンの「ヴィクトリカ・レピドゥス(75mm)」を使用!
今回はお肌を中心に「セクシーかつ可愛らしく」を目指しグラデーションをかけていきますよ!!
因みに今回は光源がヴィクトリカの右上にあるという想定で塗装していきます!
お肌に使用するカラーはこちらの3色!
72100「ローズフレッシュ」、70815「ベーシックスキントーン」、72098「エルフィックフレッシュ」を選択してみました。
ちょっと影の色が明るすぎる気もする......まあ、とりあえずやってみましょう!!
では実際に塗装していきましょう♪
まずはフラットペイント(ベタ塗り)にて一番濃い影になる部分を「ローズフレッシュ」を単色で塗装していきます。
この時にできる限りムラを無くしていくとこの後の工程が少しやりやすくなるので頑張ってムラを少なくしておきましょう!
ベースのフラットペイントがキレイに出来たらお次は「ローズフレッシュ」と「ベーシックスキントーン」を1対1ぐらいで混ぜたちょっと明るめの色を光の当たるであろう部分に塗装していきますよ!!
この時点では2色の境目が非常に目立つ...
なので先ほどの塗料に更に「ローズフレッシュ」を追加して作った、チョイ濃いめの塗料で境目にハッチング技法を用いて細かい線を塗り重ね、色の境界をぼかしてゆきます。
その後同じように「ベーシックスキントーン」を足して1トーン明るくした塗料や、「エルフィックフレッシュ」を混ぜたさらに明るい色でハイライトをつけて、
生き生きとしたお肌目指して塗装と修正を繰り返して仕上げていきました!!一先ずお肌の塗装は完成です!!
やはり影になるところが明るいような気はしますが、自分的には十分に「セクシーかつ可愛らしく」仕上がったと大満足です
今回の実演で製作した「ヴィクトリカ・レピドゥス」は、しばらく模型部屋にて展示中ですので是非ご覧ください。
そして今週の日曜日3月31日にはアーマーや武器など今回の続きを塗装する予定です。
アーマー部分は発光してたり、金属表現が必要だったりと今回にも増して一筋縄ではいかなそう。
それでは次回も頑張って塗装していきますので実演をお楽しみに♪
みなさんこんにちは!
ホビー天国2の3階スタッフです!
今回は8/6に開催しました「ワールドミニズ筆塗り実演」のレポートをご紹介します!
本実演から1週間前のファレホ・エクスプレスカラー実演で塗った
「塗るガレ ドラゴネッツ 龍神」をベースにし、
さらに塗り込みを行うことでワンランク上の仕上りを狙っていきます!
■エクスプレスカラーだけでも良い仕上り
エクスプレスカラーでサッと塗った龍神の写真がこちらです。
パッと見ると良い感じになっているなと自分では思っているのですが、
スピード重視で大きめの平筆を使ったため、細部にはみ出しや塗れてない部分がありました。
■細部をリタッチ
赤色の丸で囲った部分を見ると、はみ出しや塗装漏れがよく分かると思います。
こういった箇所にリタッチをしていきます。
はみ出した部分のリタッチには、一度白色の下地を作ってから、
再度エクスプレスカラーを塗りました。
白色の下地作りには、モデルカラーの「70919 COLD WHITE」が隠ぺい力高くてオススメです。
また、色の明るい部分であれば、COLD WHITEにエクスプレスカラーを混ぜて調色し、そのままリタッチしても良いでしょう。
■ベースは本体の龍神より少しトーンを落とす
ベースのしめ縄などにはシャドウを入れてトーンを落とし、
本体の龍神を引き立たせます。
モデルカラーで暗めの色を作り、影が落ちる部分に塗っていきました。
それに加え、奥まった部分にBLACK WASHを流し込むことで、暗くあるべき部分をより暗くしていきました。
これでベースがより引き締まった印象になったと思います。
■コントラストを調整して仕上げ
龍神の青色のウロコなど、光が強く当たる部分には、
白色を軽くドライブラシでこすり、ハイライトを少し強化しました。
首のイエロー部分にはシャドウを入れたり、全体のコントラストを調整して
最終仕上げです。
目は最も重要な部分だけに、出来るだけ丁寧に塗り込んでいきました。
■改めてエクスプレスカラーのすごさを実感
今回は細部にこだわり、リタッチやコントラスト調整をメインに塗りましたが、
エクスプレスカラーの塗装だけで、おおよその完成度に達していたように思います。
サッと塗るだけで良い感じのコントラストが付くのは、本当にすごいですよね。
あとは気になる部分を追加で塗り込めば、短時間でクオリティの高い作品が出来上がると思います。
ぜひみなさんも新発売のエクスプレスカラーを使って、ミニチュア塗装をもっと手軽に楽しんでください!