皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
「ファレホペイントコンテスト5」は無事に結果発表を終えてひと段落いたしましたが、まだまだご紹介できていない作品がたくさんあります!
必ず最後までご紹介いたしますので、ぜひともお付き合いくださいませ!
それでは早速、ファレホペイントコンテスト5の作品紹介へと参りましょう!
今回も様々な力作が登場していますよ!「ファレホペイントコンテスト5エントリー作品紹介⑤」皆様是非ご覧下さい!
作者名:M
メーカー名:マックスファクトリー
作品名:ダーリンは、うちの物だっちゃ
ファレホ使用率:100%
コメント:髪の毛と虎柄のビキニ、虎柄のブーツと鬼の角、フレッシュパーツ、星の台座は、ファレホモデルカラーとゲームカラーをふんだんに使って現代のラムに近い感じで仕上げました。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎度ご参加くださっている「M」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
ガールズフィギュア部門より、「うる星やつら」のメインヒロイン、ラムちゃんが登場。マックスファクトリー PLAMAXシリーズを使用され、2022~2024年放送の新作アニメ版のカラーリングを意識して塗装されています。
新作アニメ版のラムとして仕上げるにあたって、やはり髪の配色には苦戦されたそうです。旧アニメとは違って色分け箇所や色数が多いため、あらかじめシャープペンシルで下書きをしてから本塗装に挑まれたとのことです。くっきりとした境界線や、よく見ると緑部分を2段階の明るさで色分けされていたりなど、アニメの作画をよく観察して仕上げられていることが分かりますね。
面積の多い肌塗装ではモデルカラー サーモンローズをメインに使用され、さらにはラスキウス デコやパールコートを施すことで質感を整えられています。そしてラムの代名詞とも言える虎柄模様のビキニとロングブーツですが、こちらは塗装済みパーツではあるもののファレホで丁寧にリペイントされています。配色から塗り分けまで、まさに「現代のラム」テイストが忠実に再現された作品でした。
作者名:さくきりしま
メーカー名:カプコン
作品名:月迅竜
ファレホ使用率:99%
コメント:サフ以外は背景含めて全てファレホを使用しました。日本画のような感じを出したく、背景には和紙と螺鈿を使いました。
スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト4にもご参加くださった「さくきりしま」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
モンスターハンターシリーズより、「月迅竜」ことナルガクルガ希少種が登場。カプコンより発売のモンスターコレクションギャラリーのフィギュアを筆塗りでフルリペイントされ、希少種との戦闘ステージにちなんで「月夜」をイメージした背景付きジオラマで制作されています。
月白色に輝く体毛や赤い眼光、そして刃翼の赤いグラデーションなど、希少種の特徴を余すことなく塗装で表現されています。特に刃翼や尻尾の鱗に注目してみると、紫のドライブラシが一枚一枚の存在感を際立たせており、硬質かつ鋭い印象が感じられますね。
コメントされているように「日本画」をイメージして制作されており、背景は和紙、霞文様には螺鈿シートを貼ったプラ板を使用されています。夜空は深みのある青とまばゆい月光によるグラデーションで表現され、ざらざらとした和紙の質感が作品テーマにマッチしていますね。また、霞文様はプラ棒を使って手前側に引き出されており、満月が雲間から顔を出す様子が立体的に表現されています。
幻想的かつ「和」のテイストを込められたジオラマが目を引き、希少種ならではのカラーリングがより映える仕上がりでした。
作者名:ゼットン
メーカー名:DecimationMasters
作品名:エレン・ジョー
ファレホ使用率:60%
コメント:台座を氷結した表現にするためにファレホを使用しました。クリスタルとの親和性が高まっていれば幸いです。タイツの繊維表現も頑張ったので見てもらえますと嬉しいです。
スタッフコメント:都市ファンタジーアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」より、エレン・ジョーが登場。イベントディーラー「DecimationMasters」様のキットを使用され、ガールズフィギュア部門でのエントリーとなります。エレンの氷属性・スキルをイメージした台座も自作されており、宝石とスペシャルFX フロストを組み合わせた氷結表現は迫力満点の仕上がりです。
肌塗装や髪の毛のインナーカラーには模型用塗料の他、イメージ通りの色味に近づけるために厳選した"顔料"を混ぜて塗装されています。こだわり抜かれた調色によって透き通るような質感が生まれ、キャラクターの魅力をより一層高めていますね。
そしてアイペイントはエレンの性格が見事に反映された仕上がりとなっており、気だるげな雰囲気を漂わせつつもこちらへ向けられた鋭い目つきがクールな印象を感じさせます。
コメントされているように「ゼットン」様は"タイツ"の塗装において熱心な探求心をお持ちのようで、今回は肌の透け感表現に加え、なんと"繊維"の表現にまで挑戦されています。スジ掘りを施したりマスキングテープを活用したりなど様々な研究を重ね、リアルかつ上品なクオリティに仕上げられています。
顔料を使用した調色からタイツの繊維表現、そして冷気すら感じさせるほどに凍てついた台座まで、エレンの魅力が最大限に引き出された作品でした。
作者名:きなこもち
メーカー名:アラディア
作品名:視線の先にあるもの
ファレホ使用率:85%
コメント:ベース以外の本体は、ほぼファレホの筆塗りです。シールドの質感、ウォーペイント、黄銅で表現した鎧等が、見どころです。冷酷で美しいキャラクターを意識してペイントしました。
スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト4にてミニチュア部門「銀賞」を受賞された「きなこもち」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
アラディアミニチュアより、鉄火肌のトリスケルが登場。敵将を討ち、これからその残党を迎え撃つ姿をイメージされているそうで、パッケージの塗装見本よりも暖色系を抑えた"冷酷"な仕上がりとなっています。
まずは見事な質感表現が施された盾の塗装に注目してみましょう。「光の当たる位置」や「反射光の強さ」といった様々な視点で表現され、木材と金属でそれぞれ異なる素材感が伝わってきます。ずっしりとした重厚感が目を引く仕上がりですが、最後に返り血の跡も施されており、凄惨な戦いを生き延びた勇姿を際立たせます。
鎧の素材は黄銅をイメージして塗られたそうで、盾と同様に渦巻き模様に沿った複雑な金属反射の表現は圧巻の完成度です。毛皮や腰回りの装備など密度のある箇所も、色数やグラデーションで情報量を増やしつつ、動きのある質感に仕上げてくださいました。
髪の毛の塗装では茶色をベースにしつつ、女性らしさを取り入れるためにピンクも使用されたとのことです。戦士としての冷酷な印象を前面に出しつつも、女性らしい美しさも垣間見せるといった、まさにコメントされているキャラクター像を忠実に表現された作品でしたね。
作者名:きなこもち
メーカー名:ヘラモデル
作品名:闇の住人
ファレホ使用率:85%
コメント:メインとなる色はほぼファレホで仕上げました。エッジの効いたアーマーや剣、腰まわりを中心としたアイテムや装飾等造形の良さを際立たせるよう、ペイントしました。
スタッフコメント:続きまして、「きなこもち」様の2作品目です。
ヘラモデルより、狼鬼オスカーが登場。鎧のエッジ一つ一つを鮮明に浮き立たせるノンメタリック塗装に加え、生物感漂うリアルな毛並みも描きこまれた迫力のミニチュア作品です。
そして本作品はモンスター部門「銅賞」を受賞されました!おめでとうございます!
オスカーの身を包む黒い鎧は、光の反射によってその鋭利な造形が浮き彫りになる様子を表現されており、まさに暗闇から姿を現したかのような不気味な存在感を放っています。各所に埋め込まれた赤い宝石も精密に塗られ、透明感と光沢がしっかりと伝わってきますね。
また、顔の塗装では毛並みの方向を意識した筆運びや瞳の青白い発光表現が施され、より獰猛な印象が強調されています。
そして本作品の最大の見所である腰回りの塗装ですが、革や金属など質感の異なる素材たちを見事に塗り分けられています。中央の刻印やくさび形の模様は精密に金属反射を描きこまれ、細かなパーツでありながらも立体感が引き出された仕上がりです。また、青と赤のポーション瓶も透明感と発光表現が幻想的な世界観を引き立て、影が落ちた腰回りを怪しく照らしています。
「闇の住人」らしいダークな色調で全身を仕上げつつも、各部のディテールがくっきりと浮かび上がる緻密な塗装も魅力の作品でした。
作者名:きなこもち
メーカー名:Kingdom Death
作品名:Get The Treasure
ファレホ使用率:95%
コメント:ほぼすべてファレホ使用です。顔はかわいらしさや表情が伝わるよう
スタッフコメント:さらに続きまして、「きなこもち」様の3作品目となります。複数部門へのエントリーありがとうございます!
大人気ミニチュアボードゲーム「Kingdom Death」より、「Survivors of Death Ⅰ Investment Sniper」が登場。毎度のことながら極小サイズ(全高約4cm)のミニチュア作品を披露してくださり、さらに洞窟内のアジトを思わせる台座も自作され、世界観の広がりを表現されています。
まず注目していただきたい箇所が、表情の描きこみです。口元の笑みや瞳の周りなど、顔の凹凸を意識した細かな陰影が可愛らしさやキャラクター性を鮮明に引き立て、生命感すらも漂わせる仕上がりですね。
美しいブロンドヘアは繊細な重ね塗りで立体感と柔らかさを表現されています。オリーブをベースカラーとして、アイスイエローを加えながら徐々に明度を上げていったそうで、奥行きを感じさせるグラデーションに仕上げられています。
衣服には独特な模様やアクセサリーなど多くのディテールが見られ、それぞれが丁寧に塗り分けられていることはもちろん、小さな面積の中で陰影や質感表現など様々なテクニックを駆使されています。腰回りの革のツヤ感やふんわりとしたスカートの布の質感、そしてクロスボウや鎧などは細かく金属反射を描きこむことで磨き上げられた表面の光沢感を表現されています。
覗けば覗くほどその精密なペイントテクニックに圧倒され、もはや実際のサイズ感を忘れてしまうほどの仕上がりでした。
さて、今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの作品紹介を順次行なって参ります。是非次回をお楽しみに!
■ファレホペイントコンテスト5
作品返却期間:2025年8月10日(日)~8月31(日)まで←今ココ★
■次回ファレホペイントコンテスト6
11月中旬頃:詳細発表予定
2025年末~2026年始:作品受付予定