皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
この時期の秋葉原はスギやヒノキの花粉がピークなのだそうです。街中で花粉が猛威を振るっており、小生も日々悪戦苦闘しております。皆さんも外出や制作作業には花粉対策をしっかりと行ってくださいね。
それではコンテスト作品の紹介へと参りましょう!
今回も様々な力作が登場していますよ!「ファレホペイントコンテスト6 エントリー作品紹介④」皆様是非ご覧下さい!
作者名:B・P
メーカー名:CCP
作品名:汚鮮ヘドラ
ファレホ使用率:100%
コメント:鮮やかな色に汚染された河川をイメージしました。筆塗りを行った後拭き取りを行い配色にランダム性を持たせました。
スタッフコメント:ゴジラ映画シリーズ第11作目より、公害怪獣ヘドラが登場。使用キットはイベントディーラー「CCPJAPAN」様のヘドラ グロスブラックverとなっています。虹色に汚染された河川の色をイメージした塗装を施されており、公害怪獣ということを忘れてしまうような鮮やかな色合いで仕上げられています。
そして本作品はモンスター部門「銅賞」を受賞されました!おめでとうございます!
テレビや教科書などで、公害によって汚染されどこか非現実的なほど「鮮やか」に染まった河川の映像や写真を目にしたことはないでしょうか?本作品タイトルは、そんな光景を表したダブルミーニングになっています。メタリックカラーを主軸に、幾重にも色を塗り拭き取る、その繰り返しによって生まれる複雑な色の重なりと濃淡によって、鮮やかな色彩を表現されています。
また黒でスミ入れすることで立体としての存在感を持たせると同時に、元は黒かったヘドラが「汚染物質を体内に取り込み変色していった」という経緯の表現もされています。
多くの色がランダムに配色され、前後左右どの角度から見ても鮮やかに彩られたヘドラでした。
作者名:B・P
メーカー名:いまじなりある堂
作品名:食卓の英雄像
ファレホ使用率:100%
コメント:部位によって下地を変えたり拭き取りなどをして色合いを変えました。
スタッフコメント:続きまして、「B・P」様の2作品目になります。
イベントディーラー「いまじなりある堂」様のオリジナルソフビフィギュア 調味料妖精ラーのリペイント作品が登場。今回は素体くじのホワイトを使用されており、銅像をモチーフにされたファレホ筆塗り作品となってります。
銅像ということで、まずはカッパーをベースとして塗布されています。そして経年変色の質感を出すためにメタリックブルーやオールドゴールドも使用されており、筆で塗った後に数分置いてから拭き取ることで、写真のような独特な仕上がりになるそうです。
一方、調味料の蓋は通常のゴールドで塗装されており、銅とは異なる色味が見られます。蓋と容器で色を使い分けることで別々の材質を表現されていることが分かりますね。
色の重ね方や塗り方にアレンジを加え、シンプルな造形のソフビフィギュアに多彩な情報量を盛り込まれた作品でした。
作者名:あしま
メーカー名:バンダイ
作品名:荒野のホバギー
ファレホ使用率:95%
コメント:よりリアルなホバギーを目指しました。本体にはファレホの2色のカーキ系を使用し平坦にならない様に気を付けました。着陸脚に塗布したピグメントの立体感がお気に入りです。
スタッフコメント:戦闘メカザブングルより、バンダイ 1/48 ホバギーが登場。現在では入手困難な超レアキットを使われており、実際にホバギーが存在したらというイメージで制作されたジオラマ作品となっています。
本体はファレホのカーキをメインで塗られていますが、パネルごとに微妙に色味の違う「もう一色のカーキ」を使うことで、見た目が平面的にならないように工夫されています。そして全体に施されたウェザリングやチッピング塗装が使い込まれた時間経過を表現し、あたかも実際に砂漠を駆け抜けてきたような雰囲気を醸し出しています。
ホバギーに載せられた小物も本作品の見どころとなっています。キットに付属されていないものがほとんどで、「あしま」様は同スケールのミリタリープラモデルから流用されたとのことです。
細部にいたるまでの丁寧な塗分けはもちろん、木箱の木目や布の凹凸に合わせた陰影、ドラム缶の金属表現など、それぞれの質感を意識した塗装が作品全体のリアリティに繋がっています。アニメ作品のキットを見事な塗装によって実写さながらに仕上げられた作品でした。
作者名:魔夜
メーカー名:シタデルミニチュア
作品名:異端審問官グレイファクス
ファレホ使用率:99%
コメント:新色のトゥルーメタリックメタルを使用して塗装してみました。
スタッフコメント:「魔夜」様が2作品目をお持ち込みくださいました!ありがとうございます!
ゲームズワークショップより、異端審問官グレイファクスが登場。なんとこちら、昨年12/27に発売開始となったファレホ新シリーズ「トゥルーメタリックメタル(TMM)」を早くもご使用いただいた作品となります!(作品受付時は12月28日)
異端審問官グレイファクスはそのほとんどをファレホで塗られており、鎧部分にTMM アルケインゴールドを使用されています。煌びやかな金属光沢が良いアクセントとなっていますね。また上からウォッシュ セピアを使用されており、細かいディテールを際立たせた仕上がりとなっています。
装飾の多いキャラクターデザインである上に、全高約40㎜というサイズながらも、細部の塗り分けも抜かりなく仕上げられています。よく見ると、帽子に設置されたロウソクの火(2mmにも満たない大きさ)を2色で表現されているところなど、細部までのこだわりを感じさせますね。
TMMシリーズ発売日の翌日にエントリーされるという、まさに誰よりもいち早く新色をご活用いただいた作品でした。
作者名:tribo_noguchi
メーカー名:海洋堂
作品名:カングール
ファレホ使用率:70%
コメント:操縦席の中も塗りました。脚部や背面は72010ブラッディレッドを下地にして塗り重ねました。
スタッフコメント:マシーネンクリーガーより1/35 カングールが登場。本作品は、カンガルーの生息している砂漠を旅しているという設定で作られたジオラマとなっています。カンガルーをモチーフにデザインされた「カングール」と生息地の主である「カンガルー」が、まるで記念写真のように並んでいる構図に思わず含み笑いをしていまいそうなユニークな作品となっています。
メインカラーのブルーと小豆色はファレホの混色で塗られ、腕の黄色にはアクリルガッシュを使用されており、機体を明るい色調でまとめられています。また外装には油汚れや砂汚れのウェザリング、ハンドには塗装が擦り落ちたチッピングなどが施され、カングールのメカとしての存在感を際立たせた仕上がりとなっております。
コックピットを覗いてみましょう。「tribo_noguchi」様が一番こだわったというコックピットは、足元の汚れや奥まった部分の塗装、ボタンの一つひとつの丁寧な塗り分けや各種マークのこだわりなど、作品に対する熱意がひしひしと感じられますね。
一見すると思わず笑みがこぼれてしまうユニークさが感じられる作品ですが、カングールに目を向けると一つ一つの細かい作り込みと本格的な塗装に、見るものを唸らせる出来栄えとなっております。
作者名:やぎのめ
メーカー名:なんでもガレキ研究所
作品名:ミル貝
ファレホ使用率:40%
コメント:ミル貝としてリアルに筆塗りしました。水管と貝殻にファレホを使用しました。
スタッフコメント:イベントディーラー 「なんでもガレキ研究所」様より、白ミル貝[上向き]が登場。塗装にはファレホやアクリルガッシュを使われ、全て筆塗りされています。まるで生きているかのようなリアルな仕上がりの作品となっております。
まずは貝の水管を見ていきましょう。全体の半分ほどを占める水管は、アクリルガッシュのイエローをメインカラーに使われていて、そのほかの塗装にはファレホを使用されています。ファレホを薄く繰り返し塗り重ねることによって、海洋生物特有の滑らかなグラデーションを表現され、仕上げに光源を意識したハイライトとグロスコーティングを加えられています。
貝殻の塗装ですが、ミル貝は成長の過程によって放射状の筋が特定のパターンでできるのが特長なのですが、本作品はその筋をフリーハンドで描かれています。掠れたラインの描き方などがリアルな成長過程を醸し出していますね。また表面に施されたパールコーティングも貝殻らしい美しさを表しています。
レジンキットのミル貝を、生命力あふれる塗装と美しいパールで仕上げられた作品でした。
作者名:うっかり
メーカー名:North.9
作品名:A Day in the Witch's Life
ファレホ使用率:99%
コメント:ほぼ全てファレホの筆塗りです。小物が満載のビネットなので、原型に負けないように一つひとつ塗っていきました。絵本の扉を開いたような雰囲気に見えたら幸いです。
スタッフコメント:ガールズフィギュア部門より、可愛らしい魔女と沢山の小物に囲まれた部屋が特徴的なヴィネット作品が登場。イベントディーラー「North.9」様のキットを使用されており、ほぼ全てファレホの筆塗りで仕上げられています。その独特のタッチで塗られた本作品は、まるで絵本の1ページを立体化した様な柔らかさを感じさせています。
そして本作品はガールズフィギュア部門にて「金賞」を受賞されました!おめでとうございます!
まずは可愛らしい魔女を見てみましょう。「うっかり」様は肌塗装に力を入れられており、リアル系フィギュアの塗装例を参考に、血色感を意識されて塗られたとのことです。また「魔女」という単語から西洋の女の子を連想され、独自要素としてチャームポイントにそばかすを描かれています。あどけなさの残る表情が可愛らしいですね。
そして魔女の部屋を模した背景も本作品の見どころとなっております。数多くある小物を一つ一つ塗りわけるだけでも大変なのですが、「うっかり」様は陰影やハイライトを描き込まれ、立体感や質感を表現されています。なんと書物の描き込みやビンのラベルもフリーハンドで描かれたのだそうです!
『素晴らしい造形に負けないようにペイントしたい』という「うっかり」様の表現力と思いが込められた素敵なヴィネット作品でした。
作者名:うっかり
メーカー名:ファインモールド
作品名:ターニャ伍長
ファレホ使用率:99%
コメント:ほぼ全てファレホの筆塗りです。重ね塗りで肌の透明感とか質感を出してみました。銃もだいぶディテールアップしたので、よかったらついでに見てもらいたいです。
スタッフコメント:続きましても「うっかり」様の作品をご紹介いたします。ファインモールドより1/12?ターニャ伍長が登場。筆塗りによる繊細な塗装だけでなく、持っている銃の大幅なディテールアップも見どころとなっている作品です。
ターニャ伍長の軍服に注目してみましょう。シャツは茶系の下地に数種類のイエローとグリーンを重ねて陰影をつけ、メインカラーをドライブラシの要領で粗めに塗りつけることで質感とシワの立体感を同時に表現しています。またスカートは厚手の生地になるように濃いグリーンを筆ムラが出ないように塗りつけており、軍服の素材の違いを表現されています。
そして伍長が持っているサブマシンガン「シュパーギン PPSh-41」も本作品の見どころとなっています。
ディテールが埋まっていたバレルカバーの彫り込みや銃身の取り付けに加え、肩掛け用のスリングベルトを自作されています。塗装も金属色の光沢と木部のつや消しを使い分けており、1/12ほどのサイズながらも本格的な出来栄えとなっています。肌や衣類に武器と「うっかり」様のこだわりがたくさん詰まった作品でした。
作者名:Kai
メーカー名:ゼロテ
作品名:シャーマンミノタウロス
ファレホ使用率:70%
コメント:初めてファレホでレジンキットを塗装しましたが、とても満足いく仕上がりになりました。精進していきます。表面の見えるところをファレホを使いました。
スタッフコメント:ゼロテ社より、シャーマンミノタウロスが登場。制作者の「Kai」様が、初めて筆塗りされた作品となっており、初めてのファレホ塗装によるミニチュアフィギュア第一作目をお持ちくださいました。ありがとうございます!
まずはミノタウロスの肌にご注目下さい。「Kai」様はミノタウロスの肌を赤系の色で塗られています。そしてそれは単なる「赤」ではなく、少し紫がかった色合いにされており、呪術師としての不気味さを強調されています。またホワイトで薄くドライブラシを施すことにより、ミノタウロスの筋肉と荒れた皮膚をリアルに表現されています。
頭の被り物ですが、背面からみると大型動物の背骨らしきものに人骨が付けられており、呪術師としての怪しさを一層際立たせるデザインとなっています。「Kai」様はこの被り物の下地にブラックブラウンを使われており、骨の部分には上からホワイトでドライブラシを施されています。また背面を覆うかのような髪の毛にはブラックを下地にドライブラシでホワイトを塗られているため、背面全体のモールドが強調され、陰影と立体感を活かした仕上がりとなっております。
ファレホ初挑戦の作品を、ミニチュアの立体感を活かして独特の色彩で描かれた作品でした。
作者名:馳走
メーカー名:アルナウミニチュア
作品名:Sword of Eris
ファレホ使用率:90%
コメント:肌の下地に油彩を使った以外はすべてファレホです。バーニッシュの使い分けで質感の違いを出しています。台座はパッケージの缶が丁度いいサイズだったので再利用しました。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回エントリーしてくださっている「馳走」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!アルナウミニチュアより、女神の剣リリアンティン(胸像)が登場。メタリックカラーを使わずに金属の材質を表現するノンメタリック塗装(NMM)に挑戦された作品となります。
早速鎧に注目してみましょう。「馳走」様は、グレーやダークブルー系を使用して、金属への複雑な映り込みを表現されています。また光源を定めた光の反射を肩当てを中心とした曲面に施されていて、立体感や金属の質感をしっかりと感じさせています。
肌塗装は下地に油彩を用いて、あらかじめ白・ピンク・ブラウンによる大まかな陰影をつけられているそうです。その上から下地を残すようにゲームカラー エルフィックフレッシュを重ね塗りすることで、自然な肌の質感を表現されています。
最後に髪の毛、鎧、肌にそれぞれ異なるバーニッシュを塗布され、ツヤの質感を使い分けることでメリハリのある仕上がりとなっています。
エルフの少女リリアンティンを、油彩とファレホのハイブリット塗装で表現された作品でした。
さて、今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの作品紹介を順次行なって参ります。是非次回をお楽しみに!
詳細発表:4月下旬ごろ予定
作品受付:6月上旬予定