皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
7月上旬ですが、東京では猛暑日と大雨が代わる代わるやってきています。熱中症をはじめとした体調不良には十分に気をつけて下さいね。作業に没頭してしまう模型製作ですが、こまめな休憩をとりつつ作業を進めるようにしましょう。
それではコンテストの作品紹介へと参りましょう!
今回も様々な力作が登場しています!「ファレホペイントコンテスト3 作品紹介②」ご覧ください!
スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト2にもご参加くださった「フィリス・ユリースト」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!バンダイ30MS リリネルと30MM オプションパーツを組み合わせ、さらにイベントディーラーBISAION様の武器パーツを使用されての盛りだくさんなカスタム作品となります。
元キットのカラーリングはパステル調ですが「フィリス・ユリースト」様は活気溢れるビビットカラーに仕上げられており、武器を振るい軽快に戦うリリネルの姿を彷彿とさせます。
そして塗り分け・発色ともに高いクオリティで仕上げられた両手の武器パーツですが、それぞれの刀身の輝きが目を引きます。左手に持つ刀にはシルバーを塗布後、モールドにガイアカラーのエナメル塗料「蛍光レッド」を使用されており、ブラックライトに反応するといった工夫がなされています。さらに右手に持つ大きな剣(左手の剣を納刀できる鞘でもあるそうです)の刀身にはファレホシフターズを使用されているため、見る角度や光の当たり方で色の変化を楽しめます。高い塗装技術に加え、思わず立ち止まって見入ってしまう色使いや工夫に満ちた作品でした。
スタッフコメント:PFワークスより、アスタロス(胸像)が登場。思わず身震いしてしまいそうなこちらのキットですが、「ヤマテン」様はむしろそこに心惹かれて購入し、塗装に至ったそうです。悪魔のおぞましい造形を見事に際立たせた仕上がりとなっております。
黒をベースに白のドライブラシを施した上からオレンジや赤、黄色など比較的彩度の高い色を乗せていったとのことですが、「ヤマテン」様は遊び心でさらにその上から蛍光色も使用してみたそうです。するとどうでしょう、アスタロスに何だかサイケデリックな印象が芽生えました!大きく開いた口からは彼の声が聞こえてきそうです。
正面から見た頭や鎖骨付近の細かな塗装ももちろんですが、背中側の塗り込みも抜かりない仕上がりです。背骨の形状が浮き彫りになった造形や、柔らかな筋肉の造形も塗装によってより際立っております。複雑に入り組んだディテールから浅い凹凸まで非常に情報量の多いキットですが、「ヤマテン」様が細部までじっくり観察しながら色の変化を加えていったことがよく分かる作品でした。
スタッフコメント:続きまして「ヤマテン」様の2作目になります。フリー部門にて、アラディアミニチュア社のゴルゴーンが登場。こちらも前作品同様にパッケージに惹かれて制作に至ったそうです。基本的にはパッケージを参考に塗装しつつ、そこから好みの色を徐々に塗り重ねていき、アレンジの効いた作品に仕上げていったそうです。
兵士に巻き付くゴルゴーンの蛇のような下半身ですが、こちらはファレホのインテンスカラーを使用してウロコ模様を引き立たせた仕上がりとなっており、さらには表面の光沢が本物の蛇の表皮を思わせる質感を出しています。また上半身と下半身の色の移り変わりの表現や、広げた羽に見られる赤みなどから分かるように、「ヤマテン」様は生物感の表現に力を入れられていますね。
石化してしまった兵士は「ヤマテン」様曰く実際の石を参考に塗装されているらしく、今にも動き出しそうなゴルゴーンと対比された、もはや二度と動くことない無機物のような仕上がりです。また同じ石であっても、台座の石の質感とは異なる色を使用しているとのことで、登場人物としての存在感を重視されていることが伝わってきますね。「ヤマテン」様のアレンジも相まって、まるで神話の一場面を目撃したかのような迫力とリアリティに溢れる作品でした。
スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト2では札幌ショールームでご参加くださった「NKPC部員2号」様が、今回はこちらホビー天国2で引き続き戦術機でエントリーしてくださいました。ありがとうございます!
「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」より、吹雪 日本帝国仕様が迫力のジオラマとともに登場。練習機という設定のこちらの戦術機ですが、実戦さながらの緊張感漂わせる仕上がりとなっております。
全身がニュートラルグレー系で統一されたカラーリングですが、砂埃のようなウェザリングが加わることで吹雪の特徴的なフォルムがより視覚化されています。また左肩の汚れを見ると分かるように、デカールのふちが全く目立たない自然な汚しが施されており、ベースのジオラマ同様に実際の質感を意識して製作されていますね。
ベースはスタイロフォームと百円ショップで売られているセメントを使用して作られたそうで、大小様々な瓦礫が足元に転がっております。特に奥に配置された最も大きな瓦礫の存在が建造物の倒壊を思わせ、ジオラマのシチュエーションが分かりやすく伝わってきます。
吹雪本体はもちろん、ジオラマの完成度も相まって戦術機という模型ジャンルの魅力が存分に発揮された作品でした。
さて、今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの参加作品を順次ご紹介してまいります。次回を是非お楽しみに!
現在開催中「ファレホペイントコンテスト3」の詳細はこちら↓
次回はいよいよ人気作品投票となります。ぜひ投票しにきてくださいね!