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キャラグミン組み立て実演 第2弾 アフターレポート その1

 神戸ショールーム 

こんにちわ!
神戸ショールーム店長の山崎です!!

1月3日、15日に開催しました

キャラグミン組み立て実演第2弾

アフターレポートです!

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今回はこちらの「キャラグミン 1/7 逸見エリカ (パンツァージャケットver.)」を製作いたしました!!

ガルパンはいいぞ!

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キャラグミン 1/7 逸見エリカ (パンツァージャケットver.)  ¥8,580-(税込)

©GIRLS und PANZER Film Projekt

第1弾と重複する内容もございますのでこちらも合わせてご覧いただければと思います。

基本的な流れは上記アフターレポートと大きな違いはありません。

パーツチェック~パーツ洗浄~下地処理(パーティングライン消し、ペーパーがけ)~軸打ち(仮組み)~下地塗装~塗装~組み立て~完成!
という流れになりますが、今回は「アフタレポート その2」で解説した「金属線」による「軸打ち」をもう少し掘り下げて参ります。

■軸打ち

まずは前回のおさらいから。
写真の脚のようなパーツ構成であれば、パーツを貫通させる形で「ピンバイス」で穴を開ければズレずに「金属線」を通す穴を開けることが出来ます。

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最初に真ん中に来るソックスのパーツは「ピンバイス」で穴を貫通させてしまいます。
この時パーツに対してまっすぐ垂直に「ピンバイス」をあてて穴を開けるように注意してください。
斜めに「ピンバイス」「ドリル刃」が入ってしまうとあとで組み立てる時にパーツが入らなくなる恐れがあります。

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続いて穴を開けたソックスのパーツをブーツのパーツを合わせ、ズレないようにしっかりと押さえながらスネ側の穴からソックスのパーツを貫通させる形でブーツのパーツに穴を開けていきます。

スネのパーツも同様にして穴を開けます。

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一本の「金属線」で写真のようなイメージでパーツが繋がるように組み立てていきます。

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この「エリカ」のキットの場合「上半身~お腹~腰」「顔~襟元~上半身」の部分がこの貫通させるやり方で「軸打ち」を行うことが出来ます。

貫通させるやり方が出来ないパーツの場合でも、基本はパーツについてるガイドの印に合わせて「ピンバイス」でまっすぐ垂直に穴を開けていけばまず問題はありません。

では、ガイドが成型上の都合で見づらかったりヤスリ掛けなどでうっかりガイドが消えてしまったなどといった場合はどうしたらよいのか?

顔と髪の毛のパーツを使って解説いたします。

この「エリカ」のキットは顔の表情が2種類(「ツン顔」と「デレ顔(笑顔)」)ついておりどちらかお好きな方を選んで組み立てることが出来るのですが、せっかくなので表情を交換できるようにしたい!ということで、接着はせずに金属線による接続で交換できるようにしました。

後ろ髪のパーツと顔のパーツにはパーツ接続のガイドとなる「ダボ」「ダボ穴」がありますので、この「ダボ(ダボ穴)」の角と角に定規と油性マジックで「対角線」を引きます。

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ちょっと片方の線が太くなってしまいましたが、「対角線」同士が交わった「交点」の部分に「ピンバイス」で垂直に穴を開けます。

同様に2種類の表情パーツの「ダボ」にも「対角線」をひいて「交点」に穴を開けて「金属線」で交換ができるようにします。

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完成したのがコチラ。

前髪や帽子のパーツも同じように「ピンバイス」で穴を開けて接着せずに交換できるようにしました。

帽子のパーツは小さく髪の毛との接続部分も曲面になっているためちょっと「対角線」を引きづらいので、やりづらい場合は「両面テープ」で取り外しできるようにしても良いと思います。

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接続面に対して「ピンバイス」をまっすぐ垂直にして穴を開ける点にさえ注意すれば、必ずしも「対角線」でなくても二本の線の「交点」同士であれば問題はありません。

ザックリではありますが、図で解説するとこんな感じです。

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■穴がズレてしまった場合のリカバリー方法

今回軸打ちをおこなっている時に、右腕と上半身の接続部分の穴が若干ズレて開いてしまったので、せっかくですのでその場合のリカバリー方法もご紹介いたします。

まずは片方の穴をより径の大きいドリルなどで拡げてしまいます。

今回は1ミリ径の真鍮線で接続する予定でしたので、右腕の方は1ミリの穴のままにして、胴体の方の穴を3ミリ径のドリルで拡げます。

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上の写真の右上の方に見えるのが右腕のパーツですが、こちらの穴は1ミリ径のままで「瞬着硬化剤」を塗った「真鍮線」を差しこんでおきます。

胴体の方の拡げた穴の中にはMr.SSPシアノンのような「瞬着パテ」を充填します。
写真ではガイアノーツの瞬着カラーパテを使用しました。

入れすぎると溢れてしまって余計なところがくっついてしますので注意してください。
一応念のため腕のパーツ側に離型剤代わりのメンタムを塗っております。

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「瞬着パテ」を入れたら先ほどの腕のパーツをくっつけてそのまま中の「瞬着パテ」が硬化するまでパーツがズレないようにおさえておきます。

穴が大きくて深いと「瞬着パテ」硬化まで時間がかかりますが、ここは焦らずにじっくり待ってください。

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頃合いを見計らってパーツを外します。

うまくいっていれば、右腕側にあった「真鍮線」は胴体側に接着されて固定されており、穴のズレも解消されているはずです。

あとは離型剤に使ったメンタムを落としはみ出した「瞬着パテ」を削れば完了です。

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普通の「瞬間接着剤」使うとパーツ同士が接着されてしまったり中の「金属線」がうまく固定できなかったりすることがあるので、「瞬着パテ」を使うのがポイントになります。

使用する「瞬着パテ」シアノンや今回使用した瞬着カラーパテよりもMr.SSPの方が硬化が早くやりやすいかなと思います。

ただ、Mr.SSPの性質上穴に充填する極少量分だけ用意するのが難しくどうしても無駄になる分が出てしまうのと、ペースト状のため穴に充填しづらいのが難点です。

逆にシアノン等は穴への充填はやりやすいのですがMr.SSPと比べると硬化までにちょっと時間がかかる印象です。

この辺りはみなさまのお持ちのマテリアルや実際にやってみてやりやすい方を使っていただければと思います。

そんなこんなで「エリカ」「仮組み」が完成いたしました。

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次回は塗装についてお届けいたしますのでお楽しみに!!


みなさまのご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

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